赤い羽根 新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン
助成事業のご報告

■フードバンク活動等応援助成第1回助成団体/豊島子どもWAKUWAKUネットワーク「配付ランチサポート」

新型コロナウイルス感染の影響が長期化するなかで、中央共同募金会と各都道府県共同募金会では、経済的な困難から衣食住が十分に確保できない人、居場所を失い孤立を深めている人を支える活動を応援する支える人を支えよう!赤い羽根 新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン」を実施しています。ここでは全国キャンペーンの助成を受けて実施された活動についてご報告します。

◆ご寄付ご支援をいただいた企業・団体・個人の皆さま
◆同キャンペーン<第2弾>は、「いのちをつなぐ活動を支える」をテーマに実施中!

助成プログラム

1 臨時休校中の子どもと家族を支えよう 緊急支援(3〜4月に実施)

  • 新型コロナウイルス感染症対策として、2020年3月から4月にかけて全国各地の小・中・高校・特別支援学校で臨時休校の措置がとられました。 休校期間や春休みには、ひとり親家庭やその他の困りごとをかかえる家庭の子どもたちの孤独化、孤立化が懸念されたことにより、こども食堂による配食などの緊急支援活動が展開されました。
  • 中央共同募金会では、子どもたちや保護者が新学期を安心して迎えられるような環境づくりのために、こうした配食や学習支援等の緊急支援活動を、資金面で支える目的で、赤い羽根「臨時休校中の子どもと家族を支えよう 緊急支援募金」による助成事業を実施しました。
  • 助成事業として、全国のこども食堂やフードバンク、学習支援団体などから、ひとり親家庭の見守りを兼ねたお弁当の配食活動や、環境衛生に配慮した小規模でのこども食堂の開催、障がいがある子どもの兄弟が安心して過ごせる居場所づくりなど、全国から808団体、総額約6,763万円もの応募をいただき、第1回~第3回助成合わせて計555団体、総額約4,467万円の助成決定を行いました。
  • 助成先団体の報告を集計した結果、約4,800人(延べ2.7万人)を越えるボランティアの方が支援活動に参加し、2020年3月から6月にかけて約5.2万人(延べ20万2千人)の子どもと家族を支援することができました。

助成決定の概要

 

第1回

第2回

第3回

合計

応募総数(件)

395

179

234

808

応募総額(円)

34,017,935

13,254,089

20,360,000

67,632,024

助成決定数(件)

267

77

211

555

助成決定総額(円)

20,890,000

5,390,000

18,390,000

44,670,000

採択率(%)

67.6

43.0

90.2

68.7

平均助成額(万円)

7.8

7.0

8.7

8.0

助成の事例



■小幡緑地冒険遊び場の会(名古屋市)

■特定非営利活動法人山王学舎(福岡市)

■上高田みんなの食堂(中野区)

助成決定団体

第1回助成決定団体

第2回助成決定団体

第3回助成決定団体

助成団体からの報告集計(最終)

内容

合計

活動日数

8,123日

支援対象者実数

51,735人

支援対象者延べ人数

201,889人

参加ボランティア実数

4,898人

参加ボランティア延べ人数

27,659人

2 赤い羽根 子どもと家族の緊急支援(5月以降に都道府県共同募金会が実施)

  • 2020年5月以降の新型コロナウイルスの感染拡大及び緊急事態宣言の延長をうけ、地域の子どもたちとその家族をめぐる生活課題が、長期化、深刻化していくことが憂慮されたことを受けて、地域に密着した多様な活動を支援している都道府県共同募金会では、中央共同募金会とともに「赤い羽根 子どもと家族の緊急支援活動応援 全国キャンペーン」を実施しています。
  • 全国キャンペーンは、感染拡大及び緊急事態宣言の影響をうけ、地域で増加すると考えられる子どもと家族をめぐる生活課題を解決するための活動を支えることを目的としています。
  • お寄せいただいた募金は、都道府県共同募金会を通じて、地域で増加すると考えられる子どもと家族をめぐる生活課題に取り組む活動への助成資金として役立てられています。

【活用例】

「子どもと家族の緊急支援」を中核に、各都道府県の状況に合わせて、子どもに限らず、見守りを兼ねた配食、環境衛生に配慮した居場所づくりなどの活動を支援します。

助成の事例

■信州こども食堂古里こどもカフェ(長野市)
台風第19 号の被災地である赤沼でテントを張り子どもとその家族や一人暮らし高齢者にドライブスルー形式で食材や手作り弁当等を配布しました。避難所としても使われた運動公園でドライブシアターを行われた際、手作りおこわ寿司や手作り弁当、食材の配布を行いました。被災地域の行事が全て中止となってしまっている中、来ていただいた方には「この活動を頑張って続けてください。」 とお声掛けいただくことができました。台風第19 号被災地での活動は、新型コロナウイルス感染の影響で様々な対策を盛り込んだ支援活動をしています。被災地の子ども達の笑顔や、一緒になって活動に取り組む大人の背中が共に子ども達を育み、勇気を伝えられる貴重な体験の場となっています。皆さまに頂いたご寄付で、活動に必要な食材、非接触型温度計等の備品、ハンドジェルや使い捨て容器等の消耗品を買うことができました。貴重なお金をありがとうございました。

いちかい子育てネット羽ばたき(栃木県市貝町)
私たちは、地域住民同士、多世代での交流を目的として「地域食堂」を運営してきましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため活動を中止しております。そんな中、子ども達の精神的不安や学習面の心配が浮き彫りになり、感染防止対策を十分取ったうえでの活動はできないだろうか、と考え学習支援としての居場所づくりを進めるにこととしました。
本助成を受け学習支援のスタートアップとして、ノウハウの習得や活動の周知を行ってきました。子ども達の支援には、地域の方に加え花王株式会社の社員の方が一緒に加わっていただいています。自主学習がメインになりますが、休憩時間には難しい問題をみんなで考えたり、距離をとって軽食をいただきました。子ども達は親ではない、大人の人から色んなことを学び、とても刺激のある時間になっていると思います。
子ども達からも「おうちより集中できた!」「羽ばたきの学習支援続けてほしい」との声があり、事業として継続していくことにしました。今後小学生にとどまらず、中学生にもチラシ等を配布して参加を呼び掛けていきたいと考えています。

都道府県での助成について


3 フードバンク活動等応援

  • 3月より全国の学校が臨時休校の措置をとったことにともない、各地のフードバンク等の団体が、学校給食がなくなったため十分な食事がとれなくなる子どもたちへの緊急支援を実施しています。
  • 具体的には、ひとり親家庭や困窮する家庭へ、またそうした子どもや人々を支援するこども食堂や学童保育、福祉施設・団体などへ、企業や地域から寄贈された食料を緊急的に届ける取り組みが展開されています。
  • 一方で各団体からは、食料の運搬や配布にかかる人手や費用が足りていないという悩みが寄せられています。
  • そこで、このようなフードバンクの活動を資金面から応援し、経済的に困窮する子どもを含め様々な人々へ必要な食料を届け、生活を支える取り組みを広げるためにフードバンク活動等応援助成を実施しました。
  • 第1回助成(2020年3月~2020年8月までの活動)、第2回助成(2020年9月~2021年3月までの活動)合わせて、約6千人(延べ5万人)を超えるボランティアが参加し、約20万人(延べ88万人)を超える人々へ支援を行うことができています(2021.5.27現在速報値)。

助成決定の概要

 

第1回

第2回

合計

応募総数(件)

155

132

287

応募総額(円)

158,540,000

138,440,000

296,980,000

助成決定数(件)

120

114

234

助成決定総額(円)

103,330,000

95,090,000

198,420,000

採択率(%)

77.4

86.3

81.5

平均助成額(万円)

86.1

83.4

84.7

助成の事例


■押立車返ささえあい協議会(東京都府中市)


■フードバンクそお(鹿児島県曽於市)

■新見市社会福祉協議会(岡山県新見市)
本事業の助成を受け米保冷庫などの設備を整備しました。今回整備した設備や市民からご寄付いただいた食料品を活用し、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた生活困窮者世帯等への食料給付に取り組みました。米保冷庫を整備したことで、白米などの保存環境を向上させることができ、食料支援を必要としている方により安心安全な状態で食材を届けることができるようになりました。本会が今後も永く当事業を実施、展開していくために必要な環境を作ることができました。












■ふくおか筑紫フードバンク運営委員会(福岡県大野城市)
3月、学校の臨時休校が発表されてすぐに、筑紫市区のこども食堂での調理や飲食は停止されました。エフコープ生活協同組合の力を借り、集まった食品寄付を希望団体が仕分けし各地域に持ち帰り、こども食堂を通して、地域の子育て世帯や高齢者へと手渡す食材無料配布「フードパントリー」を開始しました。本助成金の活用で食材の保管、冷凍・冷蔵品にも対応でき、まとまった量の食材を月に1回継続して渡せています。また猛暑が続き、本助成金での扇風機やサンシェードの購入で、配布ボランティアや参加者の熱中症対策ができ、ボランティアの体力的に無理のない活動、マンパワーの長期確保につなっがています。



■一般社団法人changes(滋賀県大津市)
今年度から活動をスタートさせたフードロスtsumuguプロジェクト。「必要なものを必要な方に」をモットーに、食事が必要な方にはお弁当を、調理ができる方には食材を確保し、提供し続けてきました。
虐待等支援が必要なご家庭には大津市役所のこども家庭課が訪問し、直接かかわっている母子家庭にはツムグのスタッフが直接手渡しすることで、相互の関係構築にも寄与しています。母子ともに障害があり、ご家族で支援が必要な方がいらっしゃいました。今まで頑なで訪問してもまともに取り合ってくれなかったのですが、お弁当の写真を子供に見せたところとても楽しみにしてくれたそうです。後日訪問した時、そのお弁当がいかにおいしかったか、うまく話せないこどもが、めいっぱいの表情としぐさで伝えてくれたそうです。今はそのお弁当を毎週楽しみにしてくれており、少しずつ必要な支援を検討してくれるようになっていきました。
私たちの活動、知らない誰かの生きる力につながっていることを実感し、大変嬉しく思いました。いつか必要でなくなる日を目標に、今後も継続して提供を続けたいと思っています。

助成決定団体

第1回助成決定団体  第1回助成決定団体からの取り組み報告はこちら

第2回助成決定団体

助成先団体からの報告集計(第1回、第2回助成決定団体 2021.5.27現在)

内容

第1回助成 (報告率99.2%)

第2回助成 (報告率91.2%)

活動期間

2020年3月~8月

2020年9月~2021年3月

助成決定件数

120件(うち2件辞退)

114件(うち1件辞退)

活動日数

9,756日

9,563日

参加ボランティア実数

3,358人

2,734人

参加ボランティア延べ人数

25,119人

24,935人

支援対象者実数

123,309人

85,398人

支援対象者延べ人数

467,483人

417,513人


4 居場所を失った人への緊急活動応援

  • 新型コロナウイルスの影響が長期化する中で、経済状況悪化のため仕事や家を失った人たち、虐待やネグレクトなどで家にいられない子どもや若者たち、ストレスから家庭内暴力(DV)のおそれが高まっている家庭など、様々な理由から居場所を失い、孤立する人々の生活課題がさらに顕在化しています。
  • 特に、家賃補助等の公的な支援の期限となる2020年末には、多くの人が住まいを失ってしまうことが危惧されています。
  • こうした人たちに対し、相談に乗り、必要な制度の利用を支援する、居場所を提供する、多様なツールを活用してつながりを作り孤立を防ぐ、などの緊急支援が、多様な団体・機関によって展開されていますが、いずれの団体・機関も長期的な支援活動に必要な人材や活動資金は十分ではありません。
  • そこで、居場所を失った人々に対する支援活動を資金面から支援し、このコロナ禍において「誰一人取り残さない(leave no one behind)」社会をつくることを目的として、居場所を失った人への緊急活動応援助成を実施しています。

助成決定の概要

 

第1回

第2回

合計

応募総数(件)

50

83

133

応募総額(円)

121,902,851

193,783,966

315,686,817

助成決定数(件)

21

29

50

助成決定総額(円)

39,531,000

62,771,991

102,302,991

採択率(%)

42.0

34.9 

37.6

平均助成額(万円)

188.2

216.4

204.6

審査委員会

居場所を失った人への緊急活動応援助成の第1回助成決定にあたって

居場所を失った人への緊急活動応援助成の第2回助成決定にあたって

居場所を失った人への緊急活動応援助成審査委員名簿(第1回)

居場所を失った人への緊急活動応援助成審査委員名簿(第2回)

助成の事例


■特定非営利活動法人ビーンズふくしま(福島市)


■特定非営利活動法人サンカクシャ(豊島区)

助成決定団体

第1回助成決定団体

第2回助成決定団体

5 withコロナ 草の根活動応援

  • 新型コロナウイルスへ感染症への対策が日々変化し、日常生活においては、人と身体的距離をとることによる接触を減らすことなど、「新しい生活様式」が提言される中、地域福祉活動においては今までの対面的な活動やつながり方を見直すなど新たな活動スタイルの試行が始まっています。
  • 一方で、withコロナの社会における草の根の地域福祉活動およびその担い手であるボランティア団体・NPO等の意義は、今後ますます重みを増してきます。
  • そうしたwithコロナの社会におけるボランティア団体・NPO等による新たな地域福祉活動への移行や組織づくりを応援するために、「withコロナ 草の根応援助成」を実施しています。

助成決定の概要

 

第1回

第2回

第3回

合計

応募総数(件)

186

238

698

1,122

応募総額(円)

18,600,000

23,800,000

69,800,000

112,200,000

助成決定数(件)

148

203

300

651

助成決定総額(円)

14,800,000

20,300,000

30,000,000

65,100,000

採択率(%)

79.6

85.3

43.0

58.0

平均助成額(万円)

10.0

10.0

10.0

10.0

助成の事例

■特定非営利活動法人ながいく(愛知県長久手市)
このたびは、助成をいただきありがとうございます。私たちは、0~3歳ごろの子どもと保護者が遊ぶ場所、気軽にスタッフと話す時間を提供する、子育てひろばを開催しています。 新型コロナの影響を受け活動拠点は移転することとなり、移転先で再開するために必要なものを購入させていただきました。電子レンジ・収納ボックス・カーペットなどを子育てひろばで活用し、Zoomの年間契約をしたことで、オンラインイベントを実施することができました。 開催方法を工夫しながら、人と人とのつながりを大切にした交流をつづけていけるよう、がんばります。

■特定非営利活動法人ポコ・バロール(福島県郡山市)
大人たちも経験したことのない世界規模のコロナウィルスの蔓延による、社会不安の中、様々な理由から学習の機会の少ない子ども達にオンライン学習の可能性を提供できました。
未来の可能性を提示できる機会を提供することができたのもご寄付いただいた浄財を使わせていただいたおかげです。
これからも子供たちなど社会的弱者が取り残されることの無い社会の実現を希求していく活動を意識していきたいと思います。ありがとうございました。

■手話サークルあゆ小町(兵庫県たつの市)
10月30日(金)新型コロナウイルス感染症拡大のため中止していた手話サロン「あゆ小町」を再開しました。頂いた寄付金でパーテーション、フェースシールド、消毒関連用品を購入し万全の感染防止対策をして、開催することができました。 手話サロンはたつの市手話言語条例施行を受け、手話の理解、普及活動のために開いていたものであり、聞こえる人と聞こえない人の交流の場でもあります。それが突然中止になり、「いつ再開するの?」と何度も聞かれ、心待ちにしていた方もたくさんいます。開催当日は聴覚障害者9名、健聴者16名の参加がありました。翌日はハロウィンということもあり参加者が仮装をして楽しみました。
このような形で開催できるのも寄付をいただいた皆様のおかげです。会員一同、心より感謝申し上げます。