~児童養護施設を退所した若者の自立を応援する~赤い羽根福祉基金「盛和塾 社会人定着応援プログラム」のご紹介
あらまし
- 中央共同募金会では、2019年末に解散した盛和塾(京セラ株式 会社創業者 稲盛和夫氏主宰の私塾)からのご寄付を財源として、 児童養護施設退所者への支援を目的に赤い羽根福祉基金「盛和塾 社会人定着応援プログラム」を実施しています。
- このプログラムは、盛和塾からのご寄付のお申し出に対して、児童養護施設の設立や、稲盛福祉財団による支援など、これまで稲盛和夫氏が多岐にわたって取り組まれてきた社会活動の想いをうけて、児童養護施設を退所した若者が、社会人として自立していけるよう支援していく活動を進めているものです。
- 「盛和塾 社会人定着応援プログラム」へのご理解、ご支援をよろしくお願いいたします。
盛和塾 社会人定着応援プログラム 運営体制
盛和塾 社会人定着応援プログラムへのご寄付のお願い
■盛和塾等からのご寄付総額 5億8130万215円(2020年6月30日現在)
プログラムの内容
「赤い羽根福祉基金 盛和塾 社会人定着応援プログラム」では、3つの助成により、児童養護施設出身の皆さんの社会人としての自立を支援しています。
2020年度は、児童養護施設を退所して大学や専門学校等で学ぶ方のうち、新型コロナウイルス感染拡大の影響でアルバイト収入が減り
経済的不安を抱えている方を対象に、1人10万円を助成する「新型コロナウィルス対策緊急助成」を実施し、これまで425人の学生を
支援しています。
詳しくはこちら
1.就職活動応援助成
児童養護施設を退所して進学した者の在学中の就職活動時にかかる費用として、一人あたり10 万円を助成します。
【助成対象の費用例】
- 就職活動時の生活費
- 就職活動に必要なスーツや靴、鞄等購入費
- 就職活動に要する旅費
- 就職に必要とされる資格取得費 等
就職活動応援助成のながれ
- 助成を希望する者は、かつて自分が在籍していた児童養護施設等に申請の依頼をします。
- 助成を受ける際には、児童養護施設等申請者から申請書ならびに推薦のコメントと、助成対象者の記した「どんな社会人になりたいか」の作文を赤い羽根福祉基金に提出いただきます。
- 赤い羽根福祉基金に設置された「盛和塾社会人定着応援プログラム委員会」の審査により助成決定されます。
盛和塾 社会人定着応援プログラムへのご寄付のお願い
盛和塾 社会人定着応援プログラムお礼とご報告(報告書PDF)
「就職活動応援助成」実施要項・申請様式等ダウンロード
2.「手に職つけよう応援助成」
児童養護施設を退所して大学や専門学校等で学ぶ者の卒業後の職業的自立を支援するため、国家資格等取得をめざしてその養成課程を有する大学等で学ぶ際の資格取得に係るをめざす費用を、一人あたり10万円助成します。
助成対象の費用例
国家資格等取得に必要な備品費、教科書・書籍購入費、実習費、国家試験等の受験費(模試受験料や試験対策講座受講費などの受験準備費を含む)、それぞれに係る交通費 等
「手に職つけよう応援助成」のながれ
- 助成を希望する者は、かつて自分が在籍していた児童養護施設等に申請の依頼をします。
- 助成を受ける際には、児童養護施設等申請者から申請書ならびに推薦のコメントと、助成対象者の記した「わたしがめざす資格と将来の夢」の作文を赤い羽根福祉基金に提出いただきます。
- 赤い羽根福祉基金に設置された「盛和塾社会人定着応援プログラム委員会」の審査により助成決定されます。
盛和塾 社会人定着応援プログラムへのご寄付のお願い
「手に職つけよう応援助成」実施要項・申請様式等ダウンロード
3.リスタート応援モデル助成<支援付き助成>
児童養護施設の退所者を支援する支援機関を数か所指定し、就労継続が困難となった者の再就職に向けた伴走型支援の経費と、支援機関を通じて支援対象者に給付する助成金をセットで交付するリスタート応援をモデル的に実施します。(詳細は現在検討中)
「盛和塾 社会人定着応援プログラム」運営体制
盛和塾 社会人定着応援プログラムは「全国児童養護施設協議会」の協力により実施しています。
全国児童養護施設協議会の協力により、全国の児童養護施設に情報提供を行っています。
全国の児童養護施設にプログラムの周知をはかることで、対象者となる皆さんに対して漏れのない情報提供を行うことができます。
「盛和塾 社会人定着支援プログラム」は、盛和塾及び全国児童養護施設協議会の協力を得つつ、社会的養護に造詣の深い学識経験者等にも参画いただき、以下の委員構成により運営を行っています。
「盛和塾 社会人定着応援プログラム」委員会名簿(順不同・敬称略)
氏名 |
役職 |
池田 成男 |
盛和塾事務局 |
桑原 教修 |
社会福祉法人舞鶴学園 理事長
全国児童養護施設協議会 会長 |
早樫 一男 |
社会福祉法人盛和福祉会 京都大和の家 統括施設長 |
伊山 喜二 |
社会福祉法人南河学園 園長
全国児童養護施設協議会 副会長 |
山縣 文治 |
関西大学 人間健康学部 人間健康学科 教授 |
岩崎 香子 |
社会福祉法人全国社会福祉協議会 児童福祉部長 |
「盛和塾 社会人定着応援プログラム」へのご寄付のお願い
- 「盛和塾 社会人定着応援プログラム」は、京セラ株式会社の創始者である稲盛和夫氏が主宰する私塾「盛和塾」の塾生の皆さまからのご寄付を財源として実施しています。
- 稲盛和夫氏のこれまでの社会活動の想いをうけて事業化した当プログラムですが、4万人を越す児童養護施設等社会的養護施設で生活する子どもたちの将来的な自立のためには、まだまだ支援が必要とされています。
- つきましては、当プログラムに対してご賛同いただける企業・団体・個人の皆さまからのご寄付をぜひお願いいたしたく存じます。
ご寄付は、クレジットカード、コンビニエンスストア、銀行振込などからご送金いただけます。
ネット寄付(クレジットカード、コンビニ)
銀行振り込みによるご寄付
三菱UFJ銀行 本店
普通預金 7637820
口座名 中央共同募金会
寄付申込書 Excelファイル
ダウンロード
※銀行振込によるご寄付で領収書が必要な場合等は、上記ファイルをダウンロードのうえ、必要事項を記入いただき、本会へメールもしくはFAXをお送りください。
- ご寄付に対しては、特定公益増進法人に対するご寄付として、税制優遇対象の領収書を発行することができます。またご寄付に対する感謝状、お礼状を発行するなどの対応も可能です。
- 詳しくは中央共同募金会までお問合せください。
社会福祉法人中央共同募金会 基金事業部「盛和塾プログラム担当」宛
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル5 階
TEL.03-3581-3846 FAX.03-3581-5755 Mail:kikin@c.akaihane.or.jp
事業報告
2019年度
2018年度
◆ご寄付ご支援をいただいた企業・団体・個人の皆さま