2021年04月14日
平成28年熊本地震の発災から、5年が経ちました。
熊本県内の被災地では、再建した自宅や災害公営住宅などの恒久的な住まいへの移行や、インフラ・施設などの復旧、復興が進んでいます。
一方で、長期化する避難生活や慣れない地域への転居で体調を崩してしまったり、地域になじむことができず、困りごとがあっても相談したり支えてくれる人がいないため、困りごとを抱えたまま孤立している方々がいます。 避難生活のなかでバラバラになった人々のつながりを取り戻すことや慣れない地域で新しい人間関係を築くことは簡単なことではありません。
そのため、地震により被災された方々への見守り活動や孤立防止のための活動が今も必要とされています。 そうした熊本地震で長期化する被災者支援活動を資金面で支えるため、中央共同募金会では、「ボラサポ・九州」(赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金・九州」)を実施しています。
ボラサポ・九州への募金は、熊本地震の被災した地域の住民の方が中心となって、地域に密着したさまざまな人のつながりづくりや、被災地域のコミュニティー再興のための見守り活動や情報交換や交流の場づくり、孤立防止のためのサロン活動やイベントの実施などの取り組みを資金面で支えるために役立てさせていただきます。
また、毎年のように全国各地で災害が相次いで発生するなか、赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金(ボラサポ)」は、支援活動団体への助成を通じて、災害発生直後の被災地における緊急救援活動から中長期的な復旧支援活動や復興支援活動まで、それぞれの段階に応じた息の長い被災者支援活動を支えることにより、被災地の復興に向けて、さまざまな人たちのつながりが育まれ、被災者の暮らしや地域コミュニティが再興していくことを目的に実施しています。 今後も災害発生時のみならず復興に向けた被災者支援活動を支えるために、引き続き熊本地震の被災者支援活動を応援する「ボラサポ・九州」へのご寄付による支援を賜りますようお願い申しあげます。
赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金(ボラサポ)」の取り組み紹介