「休眠預金等を活用した当事者会のピアサポート支援事業」実行団体第2回意見交換会を開催しました

中央共同募金会では、「休眠預金等を活用した当事者会のピアサポート支援事業」の実行団体のうち当事者組織の全国ネットワークを担う2団体を対象として、それぞれの実行団体による社会課題解決に向けた連携体制づくりを目的に、2022年3月24日(木)に第2回意見交換会をオンラインで開催しました。意見交換会には、全国ネットワーク2団体(KHJ全国ひきもこり家族会連合会、認知症の人と家族の会)および東京都のひきこもり家族会(楽の会リーラ)に参加いただきました。

前回の意見交換会では、全国ネットワーク団体に共通する運営上の課題や悩みを中心に話題提供いただきましたが、今回はお互いの活動に関連する8050問題の現況や対応についてお話いただきました。
具体的には、認知症を患う方とひきこもりの状態にある方が親子として暮らしており、社会的に孤立し、生活が立ち行かなくなる(可能性がある)ような深刻なケースについて、当事者や関係機関など多方面から相談が寄せられている現状を両団体の立場から共有いただきました。世帯全体の複合的な課題への対応に向けて検討する機会となり、今後は、お互いの専門性を活かした協働や支援のニーズに応えられるような相談窓口の工夫などが図られていく予定です。

中央共同募金会としては、必要性に応じて意見交換会を継続し、2団体の交流・連携の促進をサポートしていきます。

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