連携によってきめ細やかな支援と共生を実現するための事業

団体名 特定非営利活動法人 京都丹波・丹後ネットワーク

都道府県 京都府

助成額 900,000円

活動開始日 2022/10/3

活動終了日 2023/9/30

助成金で行った活動の概要
<1 外国人及び外国にルーツのある人たちの支援>
①フードパントリー:農家等から寄付していただく米や野菜を中心に、食品、生活用品、学用品、本等を配布した。
②見守り・傾聴:フードパントリーを通して信頼関係を築き、見守りと傾聴を実施。支援者・スタッフ間での共有、検討を継続的に行なった。
③日本語(母国語)支援と互いの文化を知る取り組み:日本語支援、母国語支援などを行うと同時に、日本語教室をしている団体に繋ぐなどした。参考書や欲しい本の買えない子どもたちへは寄付していただいた本や当助成金で購入した図書を配布した。また、外国ルーツの子どもの子育て等の課題を、購入した本を活用して、一緒に考える場作りを行った。
京都北部で暮らす外国人4名に、簡単な英語を使って母国を紹介してもらう文化講座を開催し、外国人、外国ルーツの子どもたち、地域の人たちや子どもたちが多言語・多文化に触れ合う機会を創出した。
④相談機会の創出:外国出身の支援者に傾聴等を通して相談窓口になってもらい、相談しやすい環境を作った。課題が見つかった場合は、専門家や他団体と連携しながら解決を図った。
⑤交流の場づくり:計5回の交流の場を創出
クリスマス、ひな祭り、 お花見、盆踊り、ハロハロ
⑥デイキャンプ:廃校になった小学校を利用して、川遊び、BBQ、学校探検、花火などを行った。
⑦情報の翻訳、通訳、広報:(京都北部で暮らす外国人に向けた情報発信)交流会の案内を英語で行い、外国人がよく利用するSNSなどを通じて拡散。相談のあった内容のうち、共有が必要なものや注意喚起等を他国語で実施。食中毒予防、自転車の乗り方、防災関係などのほか、病院での問診票や金融機関での用紙の多言語化などの要望への対応。
<2 連携を通して総合的長期的かつ質の高い支援が可能になる体制づくり>
①外国人支援についてのワークショップ:ハロハロ交流会で、外国ルーツの子どもたちや保護者の抱える課題(不登校、いじめ、家庭と学校での言語の問題など)について講演とパネルディスカッション、意見交換などを同時開催した。
②他組織・専門家等との連携の強化: 多文化共生、外国ルーツの子どもたちの子育て等の専門家と繋がることが出来た。
また、以前金融機関に勤務し、FP等の資格を有する者にアドバイスをいただくなど、連携強化に取り組んできた。行政機関(消防署・警察など)との連携も現在進めているところである。

活動日数 124日

支援対象者実人数 70人

支援対象者延べ人数 252人

参加ボランティア実人数 15人

参加ボランティア延べ人数 50人

本助成金による活動の成果
<1 外国人及び外国にルーツのある人たちの支援>
①フードパントリー:円高等の影響で物価が上がったことに加え、派遣切りや雇止めに会う外国人が増加したが、寄附の呼びかけ等で対応することができた。
②見守り・傾聴:継続的な見守りや傾聴の中で、課題を話してくれる人が少しずつ増加していった。
③日本語(母国語)支援と互いの文化を知る取り組み:多様な人との連携により、新たな支援対象者の掘り起しが行えた。また、市内で英会話教室を開いている外国人と連携して、異文化を知る機会の創出が行えた。また、外国ルーツの子どもの子育て等の課題を、当助成金で購入した本を活用して共に学ぶ機会を作ったことにより、不登校などで悩んでいる外国ルーツの子どもや親が悩みを共有し新たな一歩を踏み出せるようになった。
④相談機会の創出:外国出身の支援者に傾聴等を通して相談窓口になってもらうことで、相談しやすい環境を作ることができた。また、様々な専門家や組織(FP、金融機関、多文化共生を専門とする教授など)と繋がる機会にもなった。
⑤交流の場づくり:すべての交流会で準備から片付けまでを全員で行うスタイルを取ったことにより、外国人、日本人の壁を超えて協力し合えるようになった。
⑥デイキャンプ:過疎の廃校になった小学校を活用したことで、外国ルーツのひとり親世帯など日頃キャンプを体験したことのない親子が、地域の子どもたちとも触れ合いながら楽しい時間を共有し、繋がりを持つことが出来た。
⑦情報の翻訳、通訳、広報:(京都北部で暮らす外国人に向けた情報発信)信頼関係を構築する中で、様々な要望(問診票、振替用紙などの多言語化、食中毒防止・交通安全・防災等の多言語による発信など)を耳にするようになったが、行政などに要望を伝えたり、関係する省庁のHPにたどり着きやすい工夫をするなどにより対応している。
<2 連携を通して総合的長期的かつ質の高い支援が可能になる体制づくり>
①外国人支援についてのワークショップ:外国ルーツの子どもたちとその親が抱える課題について、はじめて真正面から取り組むことが出来た。
②他組織・専門家等との連携の強化:様々な専門家と繋がれたこと、行政機関との連携も少し強化することができたことにより、今後の活動に繋げることができる。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
<見えてきた課題>
①外国ルーツの子どもたちと保護者への支援体制の構築
周囲(地域・学校など)の理解と外国ルーツの子どもたちと保護者自身のアイデンティティ確立のためにどのような支援が必要かつ有効か
②多言語化の推進
子どもや保護者の急病などに対する支援⇒問診票の多言語化、多言語を話せる医療関係者の必要性など
災害に向けた支援⇒毎年のように水害が起こる地域であり、その際の情報が多言語化されていないことによる不安、適切な避難が行えないなど
③技能実習生から特定技能に代わることによる環境整備の必要性
特定技能では家族を呼ぶことが出来るが、その際に選ばれるまちにするためには、様々な環境整備が必要になる
<今後の取組み>
①外国ルーツの子どもたちと保護者への支援体制の構築
地域及び教育関係者を交えた学びの場を創出する
親の出身国の文化・言語、他国の文化・言語を学び、多文化を知ることの大切さ、子どもたちの未来にとっての強みを増やすことになることなどを伝える取組みを行う
②多言語化の推進
問診票の多言語化、多言語を話せる医療関係者の必要性などを現在関係者に伝えると同時に、厚生労働省などの多言語問診票の紹介を行っており、そのような取り組みを充実させていく
災害に向けた支援⇒地元大学の先生に協力を依頼し、今後独自の多言語化マニュアルなどを作成する予定である
③技能実習生から特定技能に代わることによる環境整備の必要性
企業などに聞き取りを始めており、要望のあった自転車の乗り方教室、防災教室などを順次実行に移していく予定である

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL



寄付してくれた人へのメッセージ
赤い羽根共同募金にご寄附いただいた皆様、ありがとうございました。
助成いただいた募金により、少しずつ様々な団体や企業などとの連携も進み、地域の外国人・外国ルーツの人たち・子どもたちとと共に、多文化共生のまちづくりを進めています。今後も、多文化共生誰もが暮らしやすいまちを目指して努力していきますので応援よろしくお願いします。

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