新たな活動のためのツール・資材等の整備

団体名 注文をまちがえる喫茶店in丹波 企画実行委員会

都道府県 兵庫県

助成額 100,000円

助成金で行った活動の概要
注文をまちがえる喫茶店「カフェだんない」は、認知症高齢者の方々にスタッフとして参加していただき、地域での出会いの裾野を広げていこうと、2019年7月以降、活動をスタートさせました(丹波市内で不定期・巡回型で開催)が、2020年の年初来のコロナ禍を受け、カフェの開催はやむなく取り止めてきました。この間、多くの方々からの再開の要望を受け、21年度からは人の密集するカフェではなく、「持ち帰り型のカフェ」として再開することとし、withコロナ 草の根応援助成を活用して21年9月末迄に2回(7月10日、9月11日)の開催をめざしてきました。この予定日は共に緊急事態宣言下の日程となり、来店客を集めた本番開催はやはり中止せざるを得ませんでしたが、7月10日分は関係者だけの参加に切り替えて、今回から初参加となる認知症当事者の方向けのリハーサルを行うなど、カフェ再開の実現に向けて諸準備を進めたうえで、9月末日の緊急事態宣言の解除を待って10月2日にカフェを実施しました。コロナ禍により当初の開催予定が少し変更となりましたが、助成金はこれら一連の活動に不可欠なものとして大いに活用させて頂きました。 カフェ再開については神戸新聞などで記事紹介されたことなどもあり、当日は2時間の開催時間内に約80名の方々が来店されるなど大きな反響となりました。カフェの再開の当たっては、地元自治会組織に広報活動などに多大な協力をいただく他、近隣商店から付出し菓子を提供いただくなど地域に根差した活動となっており、活動を通して認知症の方々への理解と共感を地域に広げることに寄与しつつあると考えています。

本助成金による活動の成果
期間中の活動予定が変更となった為、9月末までの助成金の活用内容は少し変更して以下の通りとなりました。●広報費 8,477  チラシ(10月2日開催分)●テイクアウト用諸資材 92,669 ドリンク容器(温・冷)、持ち帰り袋、おしぼり、容器装飾用物品、食材等 〇コロナ感染対策グッズ(アクリル板・消毒液等)は自治体からの提供などもあり自己資金にて充当できました。 〇付出菓子費用、および、店舗借上げ費用は、カフェ再開日の10月2日付けでの支払いとなりました。



寄付してくれた人へのメッセージ
私たちは、カフェ活動を通して認知症の方々の居場所・出会いの機会を地域に創り、誰もが当たり前に暮らしやすい地域づくりの一助としていくことをめざして活動を展開しています。元々、活動資金のないところからの出発した活動であるため、カフェ開催のための所要資金の捻出には毎回四苦八苦している状態です。今回、多くの市民の方々のご寄付から成り立つ「withコロナ 草の根応援助成」を活用させて頂くことで、コロナ禍で休止していた活動をやっと再開することができました。コロナ禍に負けず、地域に社会的つながりを生み出す活動に向けて、大きな原動力となりました。この助成金原資にご寄付いただいた多くの方々に改めてお礼申し上げます。有難うございました。