行政・学校・NPO・地域と連携した生活困窮世帯へのアウトリーチ事業

団体名 特定非営利活動法人POPOLO

都道府県 静岡県

助成額 1,910,000円

活動開始日 2021/5/1

活動終了日 2021/12/31

助成金で行った活動の概要
①学校支援に強い団体と連携を取り、定時制高校にて配布会を開催し、食料支援及び相談会を行いました。②シングル世帯の支援を行っている団体と連携を取り、支援をしている人たちへ告知を行い、配布会を開催し、食料支援及び相談会を行いました。③LINEチャットボットを運営し、寄せられる相談の中で、食料支援を望む人に食料支援を行い、相談窓口の案内・繋ぎ(対面の相談を含む)を行いました。④寄贈申し出のあった企業より食料品や日用品の寄贈を受け、①~③の支援に使用しました。

活動日数 245

支援対象者実人数 270

支援対象者延べ人数 672

参加ボランティア実人数 13

参加ボランティア延べ人数 251

本助成金による活動の成果
NPO法人しずおか共育ネットと協働し、静岡高校、静岡中央高校、静岡東高校、清水東高校の定時制と向けの配布会を行いました。また、シングルペアレント101と協働し、シングル世帯向けの配布会を行いました。助成期間内で開催した配布会は12回となり、610世帯に配布することができました。また、助成期間中にLINEチャットボットやメールを通じて支援依頼を受けた人たちに対しても、郵送や直接届けるという方法で対応し、62世帯に上りました。以上の食料品は、県内・県外の企業を始め、個人の方からの寄贈品を使用し、その総重量は8トンを超えました。また、今回は日用品や生理用品などの提供もいただいたため、個別対応などの配慮をしたうえ、希望者に配布しました。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
配布会の開催を重ねましたが、その場で相談に来る人は少なく、その後LINEでの相談につながるケースがあったことから、複数の手段を持って相談を受けることや、いろいろな団体と連携して事業を行うことの重要さが見えました。とはいえ、生活困窮者自立支援制度の窓口までつながるケースは少なく、やはり窓口への相談のハードルはいまだ高く感じました。相談の潜在的なニーズはまだまだ多いと思われるので、さらに連携団体を増やしていき、アウトリーチを行っていく必要があると感じました。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://npopopolo.eshizuoka.jp/e2165641.html



寄付してくれた人へのメッセージ
皆様からのご寄付をいただけましたおかげで、このような事業を行うことが出来たこと、大変感謝申し上げます。今回の食料支援を通じてハガキなどでいただいた感想では、切実な生活状況が述べられておりました。やはり支援を受けたいと思ってはいるものの、相談窓口のハードルの高さゆえか、我慢してしまっている人は多いと感じました。コロナ禍で生活に困る人が増加している昨今、私たちは、この事業は大変重要だと考えており、来年度以降もできる限り拡げていきたいと考えております。今後とも私たちの活動に興味を持っていただけたら幸いです。