困窮するひとり親家庭への食料、日用品宅配事業

団体名 社会福祉法人 愛知県母子寡婦福祉連合会

都道府県 愛知県

助成額 2,934,000円

活動開始日 2021/4/1

活動終了日 2021/12/16

助成金で行った活動の概要
【こども宅食事業】長引く新型コロナウイルス感染症の影響は、収入の減少や育児の負担として重くのしかかり、特に育児と仕事を一手に担う、ひとり親家庭に大きなダメージを与えています。 ただでさえ困窮するひとり親家庭は、新型コロナウイルス感染拡大に加えて長引くコロナ禍で更に困窮度が増しています。緊急な支援が必要なひとり親家庭に、お米や食料品や生活必需品を配送し、新型コロナウイルスの拡大により影響を受けた生活のライフラインをカバーし、困窮状態の経済的・心理的ケア、希望者に仕事の情報提供、キャリアカウンセリング、養育費相談、弁護士相談を提供してきました。公式LINEを通して、様々なご招待事業、就業支援講習会、セミナーなどの情報提供もさせていただきました。4月から11月までの6カ月間、1ヶ月200世帯に、お米2キロ、食料品(カレーレトルト、缶詰、お菓子、乾麺等)、衛生用品等を詰合せた「スマイルBOX」を宅配し、総計1200世帯に「スマイルBOX」を宅配しました。中に入れるお米や食料品も、多くの企業様に働きかけ物資提供を受け、必要に応じて本支援を原資に追加の購入を行い、物品を確保しながら、1200世帯の「スマイルBOX」を作成し宅配しました。梱包作業にも多くの方々のご支援をいただきました。企業様との連携事業に繋がったり、地域の支援者にひとり親家庭を繋げることもできました。                     

活動日数 132

支援対象者実人数 3229

支援対象者延べ人数 3229

参加ボランティア実人数 81

参加ボランティア延べ人数 174

本助成金による活動の成果
新型コロナウイルス感染拡大に加えて長引くコロナ禍で、ただでさえ困窮しているひとり親家庭は、更に困窮度を増しております。当法人アンケートによりますと、2021年1月のアンケートでは、「仕事が無くなった・減った」が5割を占め、「収入が無くなった・減った」が6割を占めておりました。10月実施の第3回アンケート調査では、更に状況が悪化し、「仕事が無くなった・減った」が6割を占めており、「収入が無くなった・減った」が7割を占めておりました。なかなか収束せず長引くコロナ禍で、更に辛い想いをするひとり親家庭が増えることを危惧しております。この助成金を利用して1200世帯に、お米2キロ、食料品、衛生用品を一杯詰めて送ることができました。多くの笑顔のメーッセージが届いております。本助成金のお陰で、少しでも笑顔になって貰えたことが嬉しいです。そして、当法人との関わりから、様々なひとり親家庭支援制度のご案内や、ひとり親家庭のお得情報、求人情報、養育費相談、弁護士相談のご案内をお届け出来ましたことも活動の成果となっています。「相談する人がいない」などの方にも気軽にご相談いただける場所との認識を頂けましたら、こちらも活動の成果となっています。この事業を通しての相談は多岐に渡りました。外国籍母子世帯からの相談もいくつもありました。中には、コロナ感染して職を失い困窮度が高い外国籍の母からの相談には、地域の支援団体と連携して継続支援に繋げました。その母の就業相談にも力を注ぎました。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
長引くコロナ禍で、ただでさえ困窮しているひとり親家庭は、更に困窮度を増しております。当法人アンケートによっても、2021年1月のアンケートでは、「仕事が無くなった・減った」が5割を占め、「収入が無くなった・減った」が6割を占めておりました。10月実施の第3回アンケート調査では、更に状況が悪化し、「仕事が無くなった・減った」が6割を占めており、「収入が無くなった・減った」が7割を占めておりました。長引くコロナ禍で、更に状況が悪化しているひとり親家庭が増えている現状を感じます。食料支援も大切ですが、今後の生活自立支援も最重要課題となります。そして困窮度が増しているひとり親家庭の大半は、情報を得ることが苦手であることも分かりました。地域の子ども食堂、地域の支援団体と連携していく必要性も強く感じました。また、多くの子ども食堂が、愛知県下のひとり親家庭支援を70年超実施ている当法人の支援施策をご存じない現実も分かりました。当事者を支援する支援団体にも広報の必要性を実感しました。現在は多くの子ども食堂さんとも連携出来ましたので、この事業を広報することで、連携が強くなったことも嬉しいことでした。必要な支援をワンストップで情報提供できるように、当法人の愛知母子・父子福祉センターでは、就業支援、キャリアカウンセリング、養育費取得書類作成支援、弁護士相談、就業支援講習会、セミナー、電話相談、高等職業訓練促進資金貸付事業、住宅貸付事業、中学生高校生学習会、文化・スポーツ交流事業等を実施しております。今後は、更に寄り添いながら、先の事業が必要な方々により多く利用していただけるように、情報提供にも力を注いでいきたいと思っております。そして、食料支援「スマイルBOX」の宅配も継続できるように、企業様とも連携を深めていきたいと思っております。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://linevoom.line.me/post/_dVrM6hMUOdMnQJiawg1OltCrjQfQUyFoxeUS-uk/1161547242703015608
https://www.facebook.com/101999634695612/posts/312295343666039/?d=n