孤立や困窮に陥ったことで、生きにくさを抱える子ども・若者が自ら望む姿で社会につながり希望を持って活躍していく一歩を踏み出すための居場所事業

団体名 特定非営利活動法人ビーンズふくしま

都道府県 福島県

助成額 2,984,096円

助成金で行った活動の概要
 助成決定以降、緊急事態宣言あけ、フリースクールにおける不登校生徒の支援は、学校外、家庭外での居場所の確保が必要な子が多い。6月からは、感染対策をとりながら、時間短縮での活動やオンラインで繋がりを持つことができた。また、困難を抱える子や孤立してしまう子が新型コロナウィルス感染症による自粛で見えなくなってきている状況のなかで、訪問型フリースクールという名前のアウトリーチをやったことで少しでも繋がることができた。しかしまだまだ虐待や困難を抱える子たちはたくさんいます。これからも繋がりがとても大事で必要です。しかし資金面に課題がありなかなか難しい状況にある。今回に助成金で、パソコンの購入・アウトリーチの会場費や車両に関する費用など賄うことができ、少しでも子どもたちや保護者の方と関係性も持てたのは、大きな一歩であると考える。      

活動日数 199日

支援対象者実人数 27人

支援対象者延べ人数 384人

参加ボランティア実人数 3人

参加ボランティア延べ人数 48人

本助成金による活動の成果
・6月開所後、感染の不安からオンラインを繋いでの子どもの参加があったことから、オンライン専用のパソコンにて繋ぐことが出来た。 ・コロナ長期休暇後の行き渋りや、コロナ禍での新たな孤立・困窮という状況になってしまった子ども達への支援を行った。スクールソーシャルワーカーや心療内科との情報共有を細目に行っていった。その中で早急に支援が必要な家庭にはアウトリーチ支援が必要になる為、支援員・補助要員を補い、お借りした会場でアウトリーチ訪問を行うことができた。そこで家庭の状況・子ども達の状況を把握していくことができたことは、大きな成果だった。 子ども達が感染対策に安心の中で過ごせるように、また、行事や企画に安全に参加出来るようにマスクや消毒など徹底して行っていくとができた事で、見学・体験も増え入会に繋がり私達が寄り添って支援していく事ができたのは、助成金があったからこその成果である。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
 コロナ禍で、企画・行事の制限。感染対策による制限。沢山の制限の中で子ども達は生活している。制限だけではなく、コロナ自体にとても不安を感じている子もいる。そういう現状を私たちはどのように寄り添い、関わっていくべきなのか、いろいろな工夫が必要になってくると考える。また、リスクを抱えたグレーゾーンの家庭への関わりもこれから増えてくると考えられる。そのためには関係機関との連携をし、支援をきらしていくことのないようにしていく。「居場所」での不登校や孤立をした子ども達の支援を継続のためにも様々な制度の活用をしていく必要がある。