コロナ禍で孤立する世帯のためのフードバンク事業

団体名 特定非営利活動法人フードバンクイコロさっぽろ

都道府県 北海道

助成額 1,700,000円

活動開始日 2021/4/1

活動終了日 2021/12/31

助成金で行った活動の概要
毎月3トンの食品を受け取りますが、配送を企業側で負担することが難しい場合にフードバンクが引取りに行きます。その食品を炊き出しを行う団体や子ども食堂、自立支援施設などへ車両を使って配達いたします。個人世帯へ無償で食品を配布する「0円マーケット(食品パントリー)」を実施する会場に食品を運搬したり、個人からの食品を集めるフードドライブを実施した施設に食品を回収に行きます。週に5~7日は車で食品を運びますが、団体活動スタートしてからこれまでの3年間は専用車両がありませんでした。今回の助成により、安心して食品を運ぶための車両を購入いたしました。

活動日数 180

支援対象者実人数 600

支援対象者延べ人数 600

参加ボランティア実人数 15

参加ボランティア延べ人数 15

本助成金による活動の成果
これまでは職員やボランティアスタッフの自家用車で食品を運んでおりましたので、たくさんの食品がある場合には何台も車を連ねて運ぶことがありました。車の積載量を超えてしまうとハンドルは取られないか、連なって運ぶことで事故になりやすいのではないかなど心配がありましたが、今回の助成で車両を購入したことで安心して活動することができるようになりました。また、コロナ禍でボランティア活動を控えるスタッフがおりマンパワーが不足していますが、1台にたくさんの量を積めるため、効率的に活動ができるようになりました。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
フードバンクは食品を受け入れて渡す活動で「食品」という物が中心となっておりますが、お渡しする相手(特に個人世帯)は孤立して情報を得ることが難しい状況にいたり、気持ちを話す機会が不足していることが多いので、食料配布以外の小さい事業であっても「孤立防止」の観点に立った活動を継続し拡大していきたいと思います。昨年からスタートしている子ども食堂(お弁当配布)と共に、今年10月からは居場所支援を行う事業も始めました。食品だけではない、人と人のつながりの拠点となれるよう活動してまいります。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://foodbank-ikorsapporo.themedia.jp/posts/23902642
https://foodbank-ikorsapporo.themedia.jp/posts/23902890



寄付してくれた人へのメッセージ
この度はご寄付いただき、ありがとうございました。フードバンクは余剰食品を受け取り、困窮世帯へと渡す活動です。毎日のように大量の食品が入っては出ていきます。その活動に欠かせない車両ですが、ずっと自家用車を持ち寄って運搬を行っておりました。「こんな小さな車でごめんね」と謝るボランティアスタッフが少なくなく、食品の運搬に関しては楽しいはずの活動がつらいものになっておりました。フードバンク活動専用車両を今回の助成で購入することができました。今後はより一層、安心安全に活動してまいります。本当にありがとうございました。