フードバンクぼすこ 生活が困窮している方々への食料や日用品等支援事業

団体名 社会福祉法人えぽっく

都道府県 北海道

助成額 1,000,000円

活動開始日 2021/4/1

活動終了日 2022/1/31

助成金で行った活動の概要
今年度も引き続き、フードバンクぼすことして継続的な食糧支援、ご協力いただける企業や個人の方の開拓を進めてまいりました。 地域におけるフードバンクぼすこの活動が徐々に浸透してきています。以前からお世話になっているNPO法人もったいないわ・千歳様の他、北広島市を中心として、個人の方(実人数10名、延べ13名)や企業(2企業、延べ3件)、市内の団体(2団体、延べ13件)、市内の農家(4件、延べ18件)から多くの食料品や日用品等のご寄付をいただく事が出来ました。ぼすこの活動が少しずつ広がっている事を実感しているところです。皆様のご厚意を、支援を必要としている方々へお届けできたのではと思っています。 想定以上の食料や日用品のご寄付を頂けたことから週に1回の定期的な食料支援だけでなく、6月と11月には「フードパントリー」と題して、食糧支援を普段受けられていない子育て世帯を対象にした無料食糧配布会も実施し、延べ約100世帯に食料をお届けすることが出来ました。 これまで食料の備蓄する場が法人内に点在していたことから、助成金を活用して断熱材付きの物置を購入し、今後の食料備蓄拠点を1か所にまとめ、効率的な食糧支援を継続的に実施していきます。

活動日数 51

支援対象者実人数 325

支援対象者延べ人数 1,312

参加ボランティア実人数 19

参加ボランティア延べ人数 30

本助成金による活動の成果
これまでフードバンクぼすこの食料備蓄の場所が札幌市内の事業所や事務所の間借りしているスペース、障害福祉サービス事業所内と点在している事で、数量管理や、食糧配布するにあたり移動時間などに課題がありました。助成を受けるにあたり、物置の整備、物置内で保管や食糧配布時のコンテナ、台車などの物品を揃えることが出来ました。これにより、食糧支援の効率化を図る事で、人員、時間の効率化が推し進められ、より多様な食料支援を行うことが出来る可能性が広がっている事と感じています。また、今年度は昨年度に比べてより多くの食料品(缶詰、インスタント食品、乾麺等)、日用品を寄贈いただく事が出来、多くの方々へお届けすることが出来ましたので、当初助成の計画の食料品購入は、主食である米を市内農家さんから100袋確保することとし、既存の食料と併せて提供を行っています。 フードバンクぼすこの活動は、寄付を待つだけではなく、関係団体への周知活動、ご協力いただける方のもとへの集荷、食糧支援を必要としている方々への配達が不可欠です。そのため助成金で周知や集荷に使用する公用車の燃料費を計画することで、今般の燃料費高騰を法人として懸念することなく活動をすることが出来たのも大変助かりました。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
今後の事業における課題としては、事業継続が1番の課題としてあります。市内の関係団体、企業、個人の皆様とのつながり、またそこから新たなつながりの開拓を推し進める事で、多種多様な方々との連携が必要と感じています。食品ロスが叫ばれ、企業や個人での取り組みが進んできている事や、ぼすこの活動が少しずつ芽吹いているところではありますが、より大きく花開いていく為には、上記の連携や、中央共同募金会様を始めとする、公益的な活動を応援する法人の皆様の応援無くして活動の継続はできません。 また、ぼすこととしても食糧支援を通して、様々な生活課題に直面する事もある事から、食糧支援を切り口に支援を必要としている方々の生活課題解決に取り組む必要があると痛感しているところです。 当法人では障がい者、生活困窮者に対する相談支援事業を展開しておりますが、相談窓口に来る、SOSを届ける事が出来ないという方は、このコロナ禍で多く潜在しているのではないかと推察しています。ぼすこが多くの方々とつながる事で、地域に潜在している声を出せず困っている方々に寄り添う形を、ぼすこの活動を通じ法人として、食料支援だけではない一歩踏み込んだ支援のあり方、法人としてどのように取り組めるか、取り組みを継続していく事が出来るかと考えています。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://epoch.or.jp/1171/
https://www.facebook.com/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%A6%8F%E7%A5%89%E6%B3%95%E4%BA%BA%E3%81%88%E3%81%BD%E3%81%A3%E3%81%8F-111123643965538



寄付してくれた人へのメッセージ
「生活が苦しくなってきた」、「食料支援はとても助かる」といった声が、コロナ禍で非常に増えていることを実感しています。皆様お一人おひとりのご寄付が大きなご厚意となり、支援を必要とされている方に私どもが確実にお届けしています。誰もが安心して暮らしていける地域づくりに向けて、今後も活動を継続しますので、引き続きご支援・ご協力よろしくお願いします。ありがとうございました。