フードバンク活動事業

団体名 フードバンクISE

都道府県 三重県

助成額 540,000円

活動開始日 2021/4/1

活動終了日 2021/12/31

助成金で行った活動の概要
助成金で、新たに保存用の冷蔵庫、ノートパソコンを購入し、事務所兼倉庫の賃借料の支払いに充てさせていただきました。その中での活動としては、大きく分けて2つあります。フードバンク活動と伊勢こども&オジーオバー食堂の運営です。伊勢こども&オジーオバー食堂、2017年9月からスタートして、現在は毎月1回のペースで開催してきました。コロナ禍で緊急事態宣言が発せられて中止にせざるを得ない場合もありましたが、それでも5回開催することができ、毎回50名以上の参加者、10名以上のボランティアが集まって来ました。フードバンク活動は、生活困窮者支援、およびこども食堂での支援でした。一昨年から支援をしている日系フィリピン人約100名のの方々に関しても継続して支援を行いました。また、コロナ禍でアルバイトなどもできずにいた地元の大学生の支援もはじめました。大学内でフードパントリーを2回開催し、いずれも200名の学生に物資を渡すことができました。当日の配布作業、および袋詰めなどの作業はボランティアの大学生が行なってくれました。その他には、こども食堂の参加者に対する物資提供や、ひとり親家庭、また生活困窮家庭に個別に物資の提供などを行うことができました。

活動日数 100

支援対象者実人数 350

支援対象者延べ人数 900

参加ボランティア実人数 38

参加ボランティア延べ人数 62

本助成金による活動の成果
まず、今回の助成金で食糧を寄付して頂ける企業・行政などが大幅に増えました。今まで、ノートパソコンの台数が足りていなかっったのですが、本助成金で購入させていただいたことにより、活動がしやすくなりました。農水省などのマッチングサイトを含めた食糧を提供してくれる仕組みはエクセルなどが多く使われていてスマホで閲覧するとなると多大なる負担が私たちのスタッフにかかっていました。本助成金でPCを購入させていただいたことにより、そのような負担が大幅に減ることで業務の効率化にもつながり、結果として食糧を提供して頂ける各企業などとも頻繁に連絡を取り合うことが出来て食糧を確保することができました。また、大手コンビニチェーン店との業務提携を行いました。それにより各店舗で集めていただいた物資をフードバンクISEに寄付していただいています。それから継続した広報活動の結果、フードバンク活動が認知され始めて、企業、病院、個人の方々など様々な方から寄付をいただけるようになってきています。これも新たな最新版のPCを使用してデザインが映えるように工夫しホームページの内容を充実させたり、SNSなどの広報活動に力を入れてきた結果です。このように大量の食糧支援の体制が整ったことから、様々な箇所へ食糧・物資を提供することができました。日系フィリピン人コミュニティの支援。これまで、5度にわたり支援を行って来ました。毎回、約400キロ以上の物資を提供しています。皇學館大学大学生の支援。2回フードパントリーを大学内で開催しました。1度目が1トン、2度目が1.5トンの物資をそれぞれ200名の学生に対して提供することができました。こども食堂の参加者支援。こども食堂に参加してくれた方々50名に毎回、物資の提供をしています。地元農家から寄付いただいた野菜、生活必需品、またJA三重、JA京都からいただいた精米160キロの寄付などです。また、ひとり親家庭への食料支援など活動開始当初から継続して行っているものもあります。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
課題としては、まず活動を実施する中でボランティアの数は確保できているが、常駐のスタッフの数が足りていません。新型コロナウィルスの影響もあり、未利用食品はますます増えきて、ありがたいことに物資提供のお申し出もたくさんきています。しかし、それにすべて対応するだけの人員が現状、揃っていません。一つ目の課題としては、今後活動する中でいかに人員を確保できるかです。2つ目の課題は、資金不足です。本助成金がなければ運営は困難な状況でした。そのため、今回助成金をいただけたことはたいへんありがたいのですが、助成金以外にも資金を確保するための仕組み作りが必要です。以上が、主な課題です。今後の取り組みに関しては、アルバイトができずに大学生が生活に困っているという事態が新型コロナウィルスの影響で起こりました。これは、今までになかったことです。フードバンクISEとしては、その時々で変わっていくニーズに対応できる体制を整えていきたいです。また、本活動期間中はありませんでしたが、災害などが発生した際の対応も引き続き行っていきます。そのために今後は、物資を提供するだけではなく、生活困窮者以外には安価で販売するなど、資金調達の面を含めて新たな試みを行っていきたいです。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://ameblo.jp/futatabi22/entry-12693958455.html



寄付してくれた人へのメッセージ
寄付をしていただき本当にありがとうございます!私たちの活動は、寄付をいただく皆様のおかげで成り立っています。これからも、活動に邁進していきたいと思いますので、今後とも、宜しくお願い致します。