母子家庭等生活困窮世帯(DV・虐待被害者を含)のためのフードパントリー事業

団体名 特定非営利活動法人DV対策センター

都道府県 神奈川県

助成額 633,561円

活動開始日 2021/4/1

活動終了日 2021/12/31

助成金で行った活動の概要
昨年度、我々DV対策センターは、毎月の食品配布イベントを行い、その中で複数の活動を行ってまいりました。食品配布会での主な活動は、食品配布、カウンセリング、子ども向けイベントの3点があげられます。1点目の食品配布では、主に母子家庭、DV被害者等の貧困世帯、シェルターに滞在中の母子へ向け、様々な団体からいただいた品物を提供しております。配布会では、お米や野菜、調味料、子ども用のお菓子と言った食品から、生理用品などの日用品に至るまで、支援者の幅広いニーズに合わせた物品を提供しており、毎月平均で25組の方へお届けしております。2点目は、配布会に取りに来たお母さん向けへの、カウンセリングです。カウンセリングでは、当団体で傾聴講座研修を受けたスタッフが毎月参加し、身体的、経済的なDVやモラハラ、などの悩みを抱える方々の悩み相談や、その解消に努めてまいりました。3点目の、子ども向けイベントでは、英語教室やアート教室、プログラミング教室など、子ども達の好奇心を刺激するような教室を数多く開校してまいりました。プログラミング教室では、イチゴジャムと言う簡易ソフトを用いて、簡単なゲームを作成しました。英語教室は、夏、秋、冬、と3回行い、季節に合わせたイベントを行ってまいりました。ハロウィンでは読み札を英語で読み上げるハロウィンかるた、クリスマスでは冬をテーマにしたグッズを英語で作成し、木に飾り付けるツリーデコレーション、と言ったように、子ども達が楽しみながらも自然と英語に触れることのできる教材を作成し、提供してまいりました。当団体のイベントの魅力としては、お母さんがカウンセリングを受けている間に、子ども達が楽しめる時間を提供することで、母子ともに充実した時間を過ごすことができるという点です。以上3点が、我々が行ってきた活動の概要となります。

活動日数 27

支援対象者実人数 147

支援対象者延べ人数 736

参加ボランティア実人数 30

参加ボランティア延べ人数 144

本助成金による活動の成果
食品配布会での活動の成果を、先述した食品配布、カウンセリング、子ども向けイベントといった、3つの活動内容ごとに記述してまいります。1点目の食品配布に関しては、活動を開始した4月から12月までの9か月間、延べ200組以上のご家庭に食品を提供していることからも、常に高い水準で需要が存在していると感じております。また、多くの方々から、「フードバンクがあるから、家計が助かる」と言ったお声をただいていることからも、今後も多くの母子世帯にとって重要な生活基盤の一つとなりうると考えております。カウンセリングでは、離婚後の貧困や精神的なトラウマ、子どもの孤立など様々な問題を抱えた方々がいらっしゃいます。こうした方々に対して、定期的に相談できる窓口を設けることで、その後の継続的な支援や、具体的な解決策の提示を提供できるきっかけを生み出すことができたと感じております。養育費未払いや離婚問題などの法的問題に関しても、必要に応じて弁護士や行政につなげるなど、根本的な解決につながる策の提案も行ってまいりました。精神的な悩みから、法的な悩みまで多くのケースに対応できることから、多くの母子世帯に対してのニーズがあると考えております。子ども向けイベントでは、9ヶ月間で延べ、89名のお子さんに参加いただき、多くの子ども達が充実した時間を共有することができる場を提供してまいりました。特に、定期的に行っているアート教室や英語教室では、手作りの教材や、子ども達の作品を気に入ってくださった方々が、リピーターとして参加されるケースが多く見受けられ、出会った子ども達の仲が深まるといったことも見受けられました。こうした、カウンセラーやママ友同士の悩みの共有や、子ども達同士の仲の深め合いの場を提供することで、精神的な病や悩みを抱えた方々の、状況の深刻化を未然に防ぐことができたと考えております。また、イベントを通じて学校外の教育の場を提供することで、貧困世帯の子ども達の学習意欲の増加に貢献できているとも考えております。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
下記では先述した食品配布、カウンセリング、子ども向けイベント課題点に加え、今後の新たな取り組みについても言及したいと考えております。食品配布に関しては、3点の問題点があげられます。1点目は、コロナウイルスによって表面化した問題です。食品配布会では、多くの方々にご参加いただきたい反面、人数が増えるとより高度な感染対策が求められます。そのため今後はさらに対策を徹底し、感染者の増加に応じて、配送のみの配布という形式も検討しております。2点目は、配送の時差によって生じる食品の劣化です。特に野菜などは、傷みやすく、配送には向いていません。今後は、感染症対策からも配送の増加が見込まれることから、より保存の効く物品に絞った配送も検討しております。3点目は、個人情報の管理に関してです。イベントの性質上、スタッフや支援者を含め、多くの方々が一度に出入りするため、個人情報の管理には細心の注意を払ってまいりました。具体的には、情報漏洩の危険度が高い紙媒体から、よりセキュリティの高い、電子媒体へと情報管理体制を転換した点があげられます、対策としては、受付の参加者名簿管理ををsalesforceへ移行、アンケートを当日記入ではなく、後日フォームへ打ち込んでもらう形への転換等があげられます。上記に挙げた、問題点はいずれも、イベントの規模拡大により生じた課題であるため、今後の参加者増加に向けて、より徹底した問題改善に取り組んでまいります。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://ameblo.jp/dv-taisaku/entry-12716947297.html
https://dvtaisaku.jp/



寄付してくれた人へのメッセージ
ご寄付をいただきありがとうございます。おかげさまで、多くの方々への食品配布をさせていただきました。また、多くのお子さんが楽しめるイベントや、ママ向けカウンセリングを行うことができました。心より感謝申し上げます。母子家庭の約半数は貧困世帯です。当団体は、貧困の連鎖を防ぐために、これからも大切な生活基盤となる食品の提供や、孤立しがちな母子家庭の母子が充実した時間を過ごすことができる場所を提供して参ります。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。