コロナの影響で生活に支障をきたす人々のための夕食と食品提供事業

団体名 揖西北まちづくり協議会

都道府県 兵庫県

助成額 499,804円

活動開始日 2021/4/1

活動終了日 2021/12/25

助成金で行った活動の概要
コロナ下での外出や買い物、食事などに支障をきたしている地域の人々を対象に、月に一度の温かい夕食を安価で提供した。 テイクアウト弁当の形で、「北まちご飯」として定着してきた。手作りにこだわり、その材料は、赤い羽根共同募金の助成金も使用し、地元の店舗や個人から野菜や材料を購入します。前日までに担当者が買い物を済ませ、メンバーも集まり、下準備や打ち合わせをます。当日は朝から、役割を決め、注文分の弁当作りを開始します。夕方の5時(冬場は4時)を目処に弁当のパック詰めを調理室から配布場所に移動。同時に大変好評の揚げ物も時間前に上げ始めます。今回の助成で「電気フライヤー」を購入できたころから、一度に多くの揚げ物を安全にきれいに揚げることができ、大変助かっている。毎月の夕方のご飯提供では参加できない子供たちが参加できるよう、春休み、夏休み、クリスマスを目安に、「北まち屋台」として、屋台形式で昼間に開催した。

活動日数 22

支援対象者実人数 210

支援対象者延べ人数 2,310

参加ボランティア実人数 12

参加ボランティア延べ人数 136

本助成金による活動の成果
春には、兵庫県では3回目の緊急事態宣言が発出された。回復してきていた市民活動がまた一気に振り出しにもどった形だ。宣言が解除されてからも、収束には時間がかかる様子で「2.3年は大きなことや旅行は無理や」というあきらめににた声も聞く。そんな中で、「1か月に1回の楽しみや」と買いに来られる方が多く、引きこもりがちな高齢者らが、顔を合わしてお話されたり、情報交換の場としての位置もできた。また、一人暮らしや高齢者のみの世帯に配達に行って近況を聞くなど、安否確認の役割もになっている。実際、配達に伺ってみると体調を崩されていたり、入院されていたこともある。そういう意味で、行政が把握できないところの手助けになる必要性を感じている。内容に関しては、なかなか家ではしない「餅」「赤飯」「ちらし寿司」などが人気だ。残ったおかずを「惣菜」として並べてみたところ、大好評で「揚げたてコロッケ」とともに、すぐになくなってしまう現象が起きた。そこで、人手も少なく大変でも手作りの「煮豆」や「卵焼き」季節の「タケノコ」や「南瓜」などの煮物を作るようになってきた。なかなか大変だが、それで少しでも食卓がにぎやかになり、癒されるのなら、、、と頑張っている。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
今年の3月で、「全国一斉臨時休校」を受けて、「100円カレー」から始めたこの一連の事業から、早くも丸2年となる。何度か、もうコロナ禍も終焉かな、、という時期もありながら、まさか、2年にもわたり、不自由な、自粛、予防、そして我慢の日常生活が続くとは、思ってもみなかった。数か月のことだろうと、「テイクアウト」事業を始めたが、今ではすっかり「テイクアウト」のみが当たり前という雰囲気だ。課題としては、やはりこの助成がなくなっても、事業を継続していきたいので、いかにしてやっていくかということです。テイクアウト事業と同時に他の事業も考える時期にきていると思っています。もう一つは、ボランティアで参加しているメンバーが高齢化してきているということで、これも今後考慮する課題だと思います。今後を考えるに至っては、近隣の協議会等と共同で事業を行うことも検討しています。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/issaikita/



寄付してくれた人へのメッセージ
今年も、地元で定着してきた「北まちご飯」が継続できたのは、温かい寄付のおかげです。あたたかい手作りのお弁当や惣菜を「ありがとう」と笑顔で受け取って帰られる皆さんの姿を見ると本当にやっててよかったなと思います。