「食の支援」の多様化に対応するためのフードバンク事業

団体名 一般社団法人フードバンクいしのまき

都道府県 宮城県

助成額 840,000円

活動開始日 2021/4/1

活動終了日 2021/12/30

助成金で行った活動の概要
新型コロナの影響を受け、子ども食堂実施機関等がフードパントリーに移行している。本助成金は、企業などからの寄贈を受けたフードバンク食品以外にリクエストがある食品の購入費と食品保管倉庫家賃、専従職員の人件費に活用させていただきました。また、新たに子ども食堂やフードパントリーを立上げようとする団体へ同、購入食品を提供する等立上げ支援を行った。

活動日数 60

支援対象者実人数 340

支援対象者延べ人数 2,900

参加ボランティア実人数 10

参加ボランティア延べ人数 93

本助成金による活動の成果
宮城県北部において子ども食堂開催を断念していた団体が実施するフードパントリーへ食品提供を行い、子ども食堂開催の代替えイベントの一助を担った。また地域において食料リクエストも多様性に富み、本助成より不足食材を購入させて頂き、対応することができた。支援先のイベント内容も子ども食堂12団体への定期的な食品の提供を行った他、学校カフェ(高校生交流会)、地域交流活動など多岐に渡っており、より幅の広い食品の提供に至った。更に、新たに子ども食堂等地域交流活動を立ちあげる方への立上げ支援も行った。期間中、宮城県北部で新たに3団体に対し、食品の提供の他に助成金申請書の作成方法等運営についても専従職員が担当し、アドバイスを行い現在も地域において活動を継続することが出来ている。本事業ではフードバンクに求められる「食の安全」についても食品専用の倉庫を賃借し、家賃を助成して頂き、適切な食品の保管・管理に努めることができてた。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
本事業終了後は立上げ支援を行った団体への引き続きの食品提供の支援を実施する。一方で地域における協力者を募るなど自立した団体運営へとシフトして行くことが必要であると考える。今後も新型コロナの影響により子ども食堂など交流機会が見送られ、フードパントリー的な活動が継続されることが見込まれることから、引き続きリクエストへのフードバンク食品の提供が必要である。本事業を通し、参加者は勿論のことだが、ようやく再開することができた運営側の意見があり、協力できたことに当法人としても安堵している状態であります。また、フードパントリーへの参加者のうち困窮が疑われる世帯の子が地域民生委員や学校教師などへ繋がったケースも多々あり、地域・学校での見守り体制が構築できたことは大きな成果であると考える。先述の通り、新規に子ども食堂立上げ支援対象団体へは「食の提供」のみならず、地域ステークホルダーとの協力と理解を求めることもまた、活動維持のために重要な要素であることを今後、連携しつつ情報提供を行って行く。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://foodbank-i.com/free/tatiage-shien



寄付してくれた人へのメッセージ
どうしても偏りのある企業からのフードバンクへの寄贈食品ですが、今回のご寄付により、子どもから高校生、お年寄りまで交流イベントへ幅広い食品提供に繋がりました。ありがとうございました。