地域の子どもたちの為に子ども食堂運営者の事業実施負担軽減と活動拡大を促す事業

団体名 子どもから地域へ拡がれネットワーク

都道府県 熊本県

助成額 1,000,000円

活動開始日 2020/10/1

活動終了日 2021/3/31

助成金で行った活動の概要
今回一番解決をしたかった、子ども食堂運営者の方たちの食材調達にかかる負担が軽くなってきており、子ども食堂運営者の皆さんから喜ばれています。今は事務局が中心になり保管し、個別に仕分け、各食堂への分配をしていますが、保管できる場所が限られており、冷凍庫や、冷蔵庫が小さいため保管に困ることが多かったのが、本助成金で冷凍庫の整備をしました。現状では有機野菜がコンテナで、8種類程毎週届くので、温暖化により常温保存では心配な場面が多く、次の課題になっていますが、食品分配をできる拠点を一元化、さらに輸送システムや、輸送有償ボランティアの構築を行いました。流通のシステムができたことで、今後は会員さんが流通システムの集荷を担ってくれる環境が今回の助成金で出来ました。事務局で受け取りをして、その後は子ども食堂さんが週末を中心に20件ほど直接取りに来られます。並びに食堂さんへお届けする仕組みも少しづつ動き出しました。また研修も2回行いました。ご利用の方の困り感に寄り添うための発達障害などへの理解促進の研修と、コロナ禍における人権学習にしました。受講された方の感想は、改めて学ぶと自分の知っている知識と違い驚きました等の意見が聞かれました。今後の活動に役に立つものと思います。会員の皆さんが、子ども食堂を開催するために食材調達に日々回られている状態を解消し、食材を集める拠点が近くにあることで調達に係る、マンパワーの不足の解消の一助になりました。また、食材を取りに来られた際にも情報の提供や共有をするなどをすることで顔の見える関係性を築かれてきています。

活動日数 220

支援対象者実人数 85

支援対象者延べ人数 85

本助成金による活動の成果
本事業で、熊本市、人吉市、阿蘇市、玉名市の各拠点ができ、本部、人吉、阿蘇への冷凍ボックスが購入できました。また、ロジハブ拠点も整備されつつあります。赤い羽根さんのフードバンク助成金をとることができたおかげで、本年度は一般社団法人全国食支援協力会さんの休眠預金を受託することができました。また休眠預金に手を挙げるにあたり、北九州市役所の子ども食堂担当者の方々に同行させていただいて、先行事例である沖縄の食堂さんや、社協、県庁、市役所、実践者の方たちとの会議や、研修、視察に行ってきました。休眠預金では残りのロジ・ハブ拠点に必要な、冷凍冷蔵庫を配備し、食品流通の流れをさらに加速させていけると思います。また今年はコロナの影響でzoomでの配信になりましたが、半年間で研修会を2回行いました。今年度は早速5月に病院の院長先生による、コロナ感染拡大防止についての研修会をおこないます。コロナ対策においては、会員さんだけではなく子ども食堂運営者の方に、むすびえが作成されている、コロナ感染対策のチェックリストや感染症対策をしていますのラミネートを配布しとても喜ばれました。コロナでも子ども食堂を運営している、食堂さんの応援として、のぼり旗の作成や、子ども食堂が数多くできているが、ご存じない方が多いため、子ども食堂のマップを作成いたしました。マップを見ることで、可視化することができたため、大変喜ばれています。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
本事業実施後の課題となる点については、私たちの組織での意思決定機関のあり方を考える機会となりました。また、食品分配をできる拠点を一元化することや周知の方法をさらに検討していく必要があると思いました。さらに輸送システムや、輸送有償ボランティアの構築を行うためにも、多様な資金の獲得を行っていく必要があると考えています。食材提供、フードパントリー等により、今までよりも潤沢な、子ども食堂の負担軽減を図ります。子どもの貧困はもちろん孤食などの問題から、要保護児童、シングルマザー支援、困難を抱えたご家庭などの支援と会員さんの活動は多岐にわたります。会員の皆さんが、子ども食堂を開催するために食材調達に日々回られている状態をさらに解消し、食材を集める拠点が近くにあることで調達に係る、マンパワーの不足の解消を進めていきます。また、食材を取りに来られた際にも情報の提供や共有をするなどをすることで顔の見える関係性を築いていくことも考えます。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/tsudounet/