新型コロナウイルスの影響を受けた世帯に対し生活を守るための食料提供支援事業~新型コロナ感染下の子どもと家族の緊急食料支援事業~

団体名 社会福祉法人 多久市社会福祉協議会

都道府県 佐賀県

助成額 385,305円

活動開始日 2020/10/1

活動終了日 2020/12/28

助成金で行った活動の概要
新型コロナウイルスの影響で、生活費が不足している世帯に対し、令和2年10月~12月までの3ヶ月間、継続的に食料提供を実施し、日常生活への不安の解消や家計への負担軽減を目的に、独自の食料支援事業を設けて実施した。 ◆活動期間:令和2年10月1日~12月28日 ◆対象者:特例貸付(緊急小口資金、総合支援)借受者、住居確保給付金支給者 ◆食料納入協力業者:多久市商工会に市内業者に協力を得て、食料納入協力業者を選定 した。 ◆食料内訳:新米(1~2人世帯には5Kg、3人以上世帯には7Kgのお米を提供) ◆対象者に文書を郵送し、利用を希望する世帯に対しお米を提供。 ◆社協の相談窓口で受渡し。但し食料品を受取りに来られない世帯については、職員が個別訪問し提供した。 ◆赤い羽根共同募金・中央共同募金会助成事業についてホームページやSNSを利用した広報活動を実施し、事業の啓発を行った。

活動日数 89

支援対象者実人数 24

支援対象者延べ人数 52

本助成金による活動の成果
新型コロナウイルスの影響を受けた世帯に対する食料確保を行うための食料支援に注力した。(お米支援 延べ人数)・10月:36世帯 104人、・11月:45世帯 124人 ・12月:45世帯 124人 【合計】 126世帯 352人  ◆お米提供時に、相談者の生活状況や経済状況などの聞き取りを実施し、相談者世帯の生活の見守りを継続的に行った。 ◆多久市商工会より食料納入業者の募集に関して協力をいただいた。 ◆今回のフードバンク活動を通じて地域住民に対し赤い羽根共同募金の趣旨や、募金の必要性について周知を行うことができた。また、募金の使いみちについて理解を促すことができた。 ◆第1回の食料品提供に続き、お米を現物給付を行ったことで食料品にかかる家計の負担の軽減につながることができ、市民から多くの感謝の言葉をいただいた。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
新型コロナウイルスの影響により、失業し収入が途絶えた世帯や、手持ち金がなく食料が購入できない世帯など生活に逼迫した状況が現在も継続している世帯も多い。現在においても生活が改善せず、継続しての支援の要望の声を多くいただいた。今後も、赤い羽根共同募金事業として、助成金を活用してきた事業を継続し、家計の負担を軽減できる生活支援を実施したいと考えている。また、相談機関につながっていない潜在化された世帯に対しての支援の必要性を感じており、今後、多久市内におけるフードバンク活動のための基盤整備(市内のこども食堂を行う団体への助成の拡充など)を図りつつ、住民のフードバンク事業への理解と協力が浸透できるような取り組みを継続して行っていきたい。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://care-net.biz/41/takushishakyo/