シングルマザー世帯の食料支援(スペシャルボックス事業)

団体名 シンママ福岡応援団

都道府県 福岡県

助成額 1,000,000円

活動開始日 2020/9/1

活動終了日 2021/3/31

助成金で行った活動の概要
シンママ福岡応援団につながったシングルマザー世帯に対して、生活相談や情報提供なども行っているが、その中でも食糧支援(スペシャルボックス事業)は、大きな柱となる活動になっている。日頃からカツカツで生活をしている多くのシンママ世帯が、コロナ禍で一層厳しい状況となっており、「シフトが減らされた」「コロナで失業し就労支援を受けているが給付だけではやっていけない」「子どもの進学費用を考えると食費を削るしかない」という声が多い。また、コロナに関係なく、離婚後の出産や病気、障害、保育園待機などで仕事が出来ず、生活の支援が必要なシンママもいる。スペシャルボックス事業は、年度初めは10世帯程度だったが、口コミや自治体からの紹介、HPへの問合せが増え、2021年3月末時点で51世帯(163名)への支援に拡がった。中には外国籍のシンママファミリーもいる。スペシャルボックスは、基本的に月に1回、お財布がさみしくなるお給料日前くらいに発送している。ママたちは仕事や子育てで疲れているので、「荷物が届く」という方法も支援の一つになる。なによりも「うちに届け物がある」という期待感は子どもたちにも喜ばれている。スペシャルボックスには、必ずお米を5㎏を入れている、そして、フードバンクや支援者(以下サポーターという)からの提供品の他、足りない食材を買い足して発送している。貴団体の助成金のお陰で、お米と足りない食材を購入させていただき、安心して発送することができた。スペシャルボックスを届けた世帯は、9月39世帯、10月43世帯、11月42世帯、12月49世帯、1月49世帯、2月51世帯、3月51世帯、合計324世帯となった、 毎月の発送作業では、事前に支援物資の種類や個数を確認しておき、梱包していくボランティアたちが作業しやすいように下準備をしている、また、梱包する段ボールに各世帯の家族構成と注意事項を記入した紙を貼り、その世帯に合わせた物資を送ることができるようにしている。当初7~8人のサポーターのみで行っていたが、10月から何人かのシンママたちもボランティアで参加するようになり、ママや子どもたちとのコミュニケーションをとる機会にもなっている。一旦コロナが落ち着いた10、11月は発送作業後に昼食会を開催した。小学生や中学生の子どもたちが、率先してお手伝いをしてくれて、月1回の発送作業を楽しみにしている。

活動日数 42

支援対象者実人数 163

支援対象者延べ人数 980

参加ボランティア実人数 18

参加ボランティア延べ人数 120

本助成金による活動の成果
①スペシャルボックスを希望する世帯に毎月お米5㎏を確保することができた:主食なので、毎月「お米が助かります」という声が届く。また、シンママ福岡応援団につながったシンママファミリーは多子で育ち盛りの男の子も多い。そういう意味でもお米は大事な支援物資になった。 ②シンママ世帯に合わせた食材を購入し、支援することができた:「どんなものでも送ればいい」という支援は「あなた達を大切にしたい」という応援団の趣旨に反するので、ニーズに合わせて足りないもの、喜ぶものを準備することができた。ラーメンやレトルト食品、簡単に調理できるものは、ママの帰りが遅い時や体調が悪い時に使えるので喜ばれた。それから、お菓子。家計を考えるとお菓子はどうしても後回しになるので、必ず入れるようにした。ボックスを開けてお菓子が入ってると子どもたちが満面の笑みが拡がるというコメントを頂いた。また、乳児のいる世帯には離乳食を送ることもできた。 ③梱包材(ダンボール)について配達に耐えうる厚さのものを購入することができた:助成金以前は一番安く薄いものを使用していたので、配達中につぶれてしまうことがあった。 ④スペシャルボックスを発送することがお互いの負担軽減と喜びにつながった:支援者側にとっては、世帯が多い、遠方、仕事などの理由で自分たちで届けるのは難しい。ママたちにとっても交通手段や仕事を考えると、配達の方が支援につながる。なによりも、「私たちのことを忘れないで支援してくれる」「お手紙が必ず入っている」「うちにお届け物が届く」という期待感がシンママファミリーのささやかな幸せにつながっている。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
【①スペシャルボックス事業を維持するため資金の確保】支援を受けたいシングルマザーの増加に対し、サポーター(支援者)の数が圧倒的に足りていない。貴団体の助成を受けていた期間の水準を保った支援を続けるためにはサポーターを増やすことが不可欠。それから新たな助成機関の開拓が必要。シンママ福岡応援団の活動をどう広報していくか、賛同者をどう増やしていくかが課題。 【②公的支援からこぼれる世帯への救済】公的な手当や救済制度から漏れてしまう世帯が結構多い。また、子ども優先の生活の中、食費や学費の確保のために母親の身の回りや食事を後回しにしているのが現状。シンママ福岡応援団の活動はそのような世帯への直接的な支援になっていると思う。生活相談や同行支援、情報提供などの活動も行っているが、制度改善への働きかけや、応援団でも新しい方法で支援ができるのではないかと考えている。 【③シンママ福岡応援団の活動にかかわる人たちの交流】新型コロナウィルスの影響で、緊急性がない場合は、シンママ達とのコンタクトはメールか電話で対応している。スペシャルボックスの発送作業で参加したシンママファミリーと顔を合わせると、一歩進んだ関係性ができたり、ママさん同士の交流にもつながった。実際に会って話をすることはとても大事なことだと実感した。シンママファミリーとサポーターの交流もしたいと思う。しかし、この状況はまだ収まりそうにないので、関係性をどのように深めていくかが課題。コロナが収束したら、交流イベントを催したい。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://shinmama-fukuoka.com/news/specialbox_act/