困窮世帯支援・フードロス対策「フードドライブ」事業

団体名 浦添市ボランティア連絡協議会

都道府県 沖縄県

助成額 200,000円

活動開始日 2020/9/1

活動終了日 2021/3/31

助成金で行った活動の概要
私たち浦添市ボランティア連絡協議会は2021年で設立34年となります。市内の福祉団体・ボランティア団体の支援や育成を主な活動としてますが、2013年より行ってきたフードドライブ事業は主軸とは別に直接的なボランティア活動として大事にしてきました。コロナ禍で食糧支援の関心が高まる中、子ども食堂やお弁当配達などの支援事業も充実してきています。私たちのフードドライブ事業では、要支援者への支援ではなく、寄付者と支援者のパイプ役を担っています。今まで困窮世帯の支援窓口である社協や福祉事務所と連携し、食品提供を行うことが多かったのですが、食品寄贈も増え、在庫に余裕もみられたので、子ども食堂など、新しい支援団体との連携も強化しています。また、食品を募る活動も多様性が見られるようになりました。学校のPTAが自発的に募集したり、市内の金融機関が店舗の一角に寄贈受付コーナーを設置し、定期的に当事業へ寄贈する話も進んでいます。それから郵便局は独自に食品寄贈を受け付けて子ども食堂へ配布する活動を始めました。このようにフードバンク活動を通して、食品の寄贈、募集、提供のそれぞれの段階で多様性が増してきていることに、私たちが市内で先駆的に活動してきた成果を感じられ嬉しく思います。特にこのような社会環境の変化の折にシワ寄せをくらう方たちにとって、行政サービスの整備を待たずに支援が可能なボランティア活動の意義を感じてもらえる期間だったと思います。年度後半に目立ったのがシングルマザーの支援が増えたことです。それも乳児を抱えたケースが増えたように感じます。乳児向けの食品は一般向けに出しにくいものなので、在庫のタイミングが難しいものです。大変な年度となりましたが、活動の展望を考える時期としてとらえています。

活動日数 200

支援対象者実人数 30

支援対象者延べ人数 30

本助成金による活動の成果
保管用の棚を購入。これまで雑然とし食品の在庫が把握しにくい環境でした。そのため、時に賞味期限内に配布できなかった食品が出てしまっていましたが、保管用の棚に種別や賞味期限に分けて納められるようになり、食品の管理がしやすくなりました。これまでのチェックに要する時間も減り、活動の質が向上しました。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
関心が高まり、寄付者、子ども食堂などの支援者、また、同様のフードバンク的活動を行う団体なども増えてきました。 支援を必要としている方への適正な配布ができる仕組みづくりと、一過性な関心とならないように、寄付の文化の一つとして定着を目指すことが大事です。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://boraren.ti-da.net/e11929583.html
https://www.facebook.com/urasoeboraren