地域ささえあい活動圏域内のひとり親世帯及び生活困窮子育て世帯への配食活動

団体名 押立車返ささえあい協議会

都道府県 東京都

助成額 750,000円

活動開始日 2020/10/1

活動終了日 2021/3/31

助成金で行った活動の概要
活動圏域内に住む子育て世帯で、コロナウイルスの影響によって家計が逼迫している世帯に対して、主食となるコメや野菜などの基本セットを中心に、約1週間分くらいの食材をお届けしました。地域内にある、中学校1校と小学校2校に告知の協力をいただき、保護者宛メール配信やチラシ配布をしていただきました。各学校の校長先生も、フードパントリーへご理解いただくとともに、今後も子どもたちを一緒に見守っていくことが出来、大変喜んでいただきました。さらに本助成金対象期間内については、府中市担当課とも調整し、ひとり親世帯へ向けて府中市からのメール配信も行えました。地域での活動を府中市にも認知いただくことができ、今後の活動の糧になりました。以下、期間内に実施したフードパントリーへの参加実績です。ーーー10月:26世帯、11月:30世帯、12月:24世帯、1月:30世帯、2月:27世帯、3月:24世帯、年末年始特別支援:11世帯、期間内に実施したイレギュラーな支援:10世帯 合計:182世帯。フードパントリーの実施は、チラシに開催したURLやQRコードからインターネットでお申し込みいただき、当会のボランティアスタッフが感染予防に留意しつつ、申込み者の自宅までお届けする形にしました。そのため、ご家庭の状況や困りごとを直接お話しすることが出来、顔の見える支援活動を継続して行うことができました。伺った際に、アンケートを聞き取りでやらせていただき、見た目では分からない困りごとを聞くことが出来、それを府中市担当課や社会福祉協議会、場合によっては学校とも情報を共有し支援の一助になったことと考えます。また、補助金を活用させていただいたおかげで、定期的なフードパントリー以外の日程でも、特に困窮度が大きい家庭には、コメなどをお届けすることで関係性を継続させることができました。更に今回は、お渡しする食品等を地域のみなさんから収集するというフードドライブ実施にも力を入れることができました。地域の方、約20名から直接持ち込みがあったほか、地元中学校生徒会でもフードドライブを実施していただき、生徒たちから家庭での余剰品を分けていただくことができました。今回の活動では、地元の災害復興支援団体とも連携して、11月には三陸食材と長野のお菓子、3月には東日本大震災から10年ということで東北の食材を取り寄せていただき、フードパントリー参加者へ、『災害被災地を忘れない』という活動も取り入れてみました。 ※今後のためにも記録として動画を撮影しました。押立車返ささえあい協議会の活動PRとともに、フードパントリーおよびフードドライブについて動画を作成しましたので、ぜひご覧ください。◆https://youtu.be/qaxLEd2exjQ (フードパントリー動画) ◆https://youtu.be/7t5R1MDEusg (府中市立府中第六中学校でのフードドライブ動画)

活動日数 36

支援対象者実人数 728

支援対象者延べ人数 728

参加ボランティア実人数 21

参加ボランティア延べ人数 85

本助成金による活動の成果
毎月継続してフードパントリーを実施することが出来、参加していただいた子育て世帯への支援はもちろんのこと、地域内外への影響・反響があり、今後の活動に意欲を持って臨むことが出来るようになりました。私たちの活動地域外で活動する他団体からもフードパントリーへの取り組みを望む声があがり、子育て世帯へ地域挙げての応援や府中市担当課との連携を含めて支援の盛り上がりを醸成することができました。また、学校との関係が継続した実施の中で、学校との情報共有の仕方や双方からの支援などを検討できるようになりました。参加してくれた世帯の方々とも、お届けすることで少しの時間であってもお話しをすることが出来、今の状況を聞き、我々でお手伝いできないような相談事には、地元の社会福祉協議会への連絡・連携など、専門機関へつなげることも可能になりました。コロナ禍での活動として、なかなか参加者を一堂に集めた講演や困りごと相談会などが開催できずにいる中、オンラインでの申し込みによって、食材をお届けし、お話を聞くことが出来る今回の活動は、とても理にかなっており、今後の新しい生活様式の中でも重要な活動であると思われます。さらに、この取り組みを地位の方々への認知として、フードドライブを開催し、着実に地域の方からの食品持ち込みが増えてきています。今後は、日程や場所を特定したフードドライブ実施にも力を入れていこうと思います。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
やはり一番の課題は、今後の継続ということになります。地域の課題は地域で解決することが最もだとは考えますが、まだまだフードドライブでの収集もままならない状況なので、継続するには、何らかの助成金や補助金が頼みという状況です。現状、保育園や学校からの案内メールやチラシ配布で告知を行っていますが、就学児を持たない世帯には情報が届いていないのが実情です。それを解決するために、地域内の子育てサークルへの周知や府中市からのメール配信など、さらにきめ細かい方策を検討していきます。フードドライブでの収集については、地元にある各マンション群の自治会との連携を模索しており、今年度は各マンションごとでの実施が実現できそうです。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/oshitate.sasaeai