食品配布の安全性向上のための、備品整備等の基盤整備事業

団体名 フードバンクぎふ

都道府県 岐阜県

助成額 842,810円

活動開始日 2020/9/1

活動終了日 2021/3/31

助成金で行った活動の概要
①コストコ岐阜羽島倉庫店のパンの引き取りと配布:毎月すべての土日祝日と年末年始の官公庁休暇の時期、各地区のサポーターがコストコへパンを受け取りに行き、各地区で配布し、量が多い時は、大垣の拠点に運び、その他の地域に連絡して配布。その日のうちに配布するか冷凍保存する。9月10回、10月9回、11月11回、12月12回、1月11回、2月10回、3月8回 計71回 ②東海コープ小牧配送センターの冷蔵食品の引き取りと配布:毎週水曜日に、サポーター4~5名が2台の車に分乗し、小牧市の配送センターへ受け取りに行く。 冷蔵倉庫の中で、発砲スチロールの箱40箱に冷蔵品を分けて詰め、重量を計測して保冷材を入れて、大垣の拠点に運ぶ。各地域の配布世帯数に応じて、各回の配布担当箱数が決めてあるので、担当のサポーターがその日のうちに冷蔵状態のまま各家庭に届ける。9月5回、10月4回、11月4回、12月4回、1月4回、2月4回、3月5回 計30回 ③セカンドハーベスト名古屋からの物資の引き取りと配布・・・毎月1回、9月~3月で7回。毎回1人のサポーターがセカンドハーベスト名古屋に食品を受け取りに行き、大垣の拠点に運んでくる。  ④農事組合法人白鳥ファームからお米の引き取り。その後精米・配布:10月4日(日)ボランティア16名、3t、11月6日(金)ボランティア14名、8.4t、11月7日(土)ボランティア10名、倉庫搬入 下級米であるが、大量のお米を寄付していただけるので、ボランティアで袋詰め作業を行い、3か所の倉庫に運び込む。各地区のサポーターは精米して各家庭に配布する。 ⑤遠方からの配布希望によるダンボール箱での発送作業:食品発送47件 食品の着払い受取り4件 コロナ禍で、食品を希望する電話やメールがたくさん届き、配布が無理なエリアに宅配便で送った。 ⑥その他、不定期に、豆腐店・業務用スーパー・自治体の備蓄品・農家の野菜・大型スーパーの乾物などを引き取り配布

活動日数 196

支援対象者実人数 800

支援対象者延べ人数 11200

参加ボランティア実人数 70

参加ボランティア延べ人数 1200

本助成金による活動の成果
■折畳みコンテナの購入により、食品を安全かつ衛生的に運搬・配送することができるようになった。■発送用ダンボールの購入費と送料を助成していただけたので、食品配布を希望する家庭にすべて対応することができた。■倉庫用のエアコンを設置することができたので、野菜やお米などの食品を安全に保管できるようになった。■コピーができるプリンターを購入することができたので、会議資料や通信の作成がスムーズになった。■食品運搬のための経費の多くを一部のメンバーの個人的持ち出しに頼っていたが、負担を軽減することで今後の活動継続が可能になった。  この助成期間は9月~3月だったが、それ以前の4月~8月の5か月間は、コロナによる小中の休校期間があったため、給食がなくなった子育て家庭からたくさんの支援要請が入り、宅配便で食品を発送した回数は79件にのぼった(助成期間の9月~3月は52件)。送る食品も不足し、箱代や配送料もかかるので、このまま続けられるか不安だったが、今回の助成金があったおかげで、配送を継続することができたのでとても助かった。食品を送った家庭からも、お礼の手紙やメールが送られてきて、本当によかった。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
■当団体は、子ども食堂実施団体などへの食品の供給もあるが、個人への食品供給が主な活動である。食品を必要とする家庭が増加する中で、限られた食品をどのように配分していくかは、今後の課題である。顔を見て話しを聞きながら食品を届けているサポーターは、その困り感がわかるが、他の人と比較することはとても難しい。サポーターの交流と情報交換を密にして、本当に困っている家庭に、適切に食品を届けることができる仕組み作りをしていく必要がある。 ■余剰食品を提供してもらえる企業はだんだん増えているが、その運搬にかかる費用を負担していただける企業はほとんどないのが現状である。交通費も持ち出しになる場合が多く、継続的な寄付や助成を確保していくことが必要である。通信などを発行して情報の拡散に努力をしているが、食品提供いただける企業にも、理解を深めていただけるよう現状を伝える努力や活動をしていくことが必要である。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://foodbankgifu.jp/?p=603