「食品等給付事業」充実のための食品保存用備品購入事業

団体名 社会福祉法人 北谷町社会福祉協議会

都道府県 沖縄県

助成額 160,000円

活動開始日 2020/9/1

活動終了日 2020/12/28

助成金で行った活動の概要
社会福祉法人北谷町社会福祉協議会(以下、「本会」という。)では、食べ物を得ることが難しい世帯や子ども支援団体へ食品を提供する「食品等給付事業」を実施しており、趣旨に賛同する個人や団体より、多くの食品の寄贈があります。しかし、本会施設においては冷蔵食品や食品を長期間保存する設備等がないため、受け入れる食品を制限している状況がありました。また、新型コロナウイルス感染症の影響により仕事を失うなど、より困難な状況になっている方が増えており、食品支援が必要な世帯の増大が見込まれています。このことから、食品保存用備品を整備することで支援が必要な世帯や子ども支援団体へより多くの食品を配布することを目的に「食品等給付事業」充実のための食品保存用備品事業(以下、「本事業」という。)を企画実施しました。本事業においては、フードバンク活動等応援助成を受け、食品保存用備品(冷蔵庫、保湿庫等)を購入し、これまで受け入れることができなかった冷蔵食品の寄贈や提供に対応するための環境整備を行うと同時に、食糧品の募集強化に取り組みました。食糧品の多くは、企業や団体、個人から寄贈していただいています。チラシを用いて、協力を呼びかけたところ、多くの町内企業・事業所・個人より支援をいただきました。食糧支援の提供においては、沖縄県パーソナルサポートセンター中部等から、困窮状態に陥った町民への支援要請に応えて、緊急的な食糧支援を行っています。また、令和2年3月25日より申請開始となった生活福祉資金(緊急小口・総合支援資金)特例貸付においては、本会の相談窓口へ多くの借入希望者が相談・申請に訪れており、特例貸付の受付業務と併せて、食糧支援を実施しています。さらに、関係機関・団体(北谷町教育員会スクールソーシャルワーカー、ゆいはーと中部等)と連携し、支援を必要とされる世帯に対し、関係機関の職員を通じて食糧支援を行うとともに、子どもの食事支援に取り組む「おきなわこども未来ランチサポート」より食糧品(生鮮食品、乳製品)の提供をいただき、町内のひとり親世帯を中心に食糧品(生鮮食品、乳製品)を配付しました。本事業においては、備品の購入や食糧品の提供に限定することなく、子どもの居場所づくりや生活困窮者、社会的孤立にある方々への支援を含め、地域における企業、団体、町民相互による生活課題の解決の仕組みづくりに主眼を置き、活動に取り組みました。

活動日数 81

支援対象者実人数 62

支援対象者延べ人数 99

本助成金による活動の成果
活動の成果として、第一に食品保存用備品(冷蔵庫、保湿庫等)を購入し、これまで受け入れることができなかった冷蔵食品の寄贈や提供に対応することができました。具体的には、子どもの食事支援に取り組む「おきなわこども未来ランチサポート」より食糧品(生鮮食品、乳製品)の提供をいただき、町内のひとり親世帯を中心に食糧品を届けることができました。第二に長期的な食糧品保存による安定した事業運営を基盤とした緊急食糧支援の実施です。沖縄県パーソナルサポートセンター中部等から、困窮状態に陥った町民への支援要請に応えて、緊急的な食糧支援に対応することができました。第三に町内の企業や団体と連携し、子どもの居場所づくりや生活困窮者、社会的孤立にある方々への支援を含めた活動に取り組むことができました。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
新型コロナウイルス感染症の影響により仕事を失うなど、より困難な状況にある方が増えており、本町においても「食品等給付事業」の継続的な取り組みが必要と考えます。また、本事業を通じて、新型コロナウイルス感染症によりアルバイトができない状態が続くなど、町内の専門学生においては今後の学業の継続について不安や問題が生じていることが明らかになりました。このような中、本会としては食品提供という方法で学生生活を少しでもサポートできればと考えています。このことから、生活費等に不安を覚える学生に対する食品提供事業(仮称)を立ち上げるとともに、制度の狭間への問題取組みを進めていきます。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://www.chatanshakyo.com/news.php