困窮するご家庭・大学生・母子家庭のための人と人を紡ぐtsumuguプロジェクト

団体名 changes

都道府県 滋賀県

助成額 503,422

活動開始日 2020/4/1

活動終了日 2020/8/31

助成金で行った活動の概要
フードバンク団体や社会福祉協議会とのつながりができたことと、コロナ禍でできることが合致したため今年度から活動をスタートさせてたフードロスtsumuguプロジェクト。 活動当初は食材も安定しないまま、必要経費はすべて持ち出していましたが、回を重ねるにつれ協力者が増え、連携をとれる支援機関が増えて8月末まで一度も途切れることなく続けることができました。 「必要なものを必要な方に」をモットーに、食事が必要ば方にはお弁当を、調理ができる方には食材を確保し、提供し続けてきました。お弁当は1週間に1~2回と決め必要分のみ仕込むことで食材のムダを減らしました。虐待等支援が必要なご家庭には大津市役所のこども家庭課が訪問し、直接かかわっている母子家庭にはツムグのスタッフが直接手渡しすることで、相互の関係構築にも寄与しています。 自治体からの紹介で更に相談支援や障害福祉施設・ヘルパー事業所とつながることが出来、今では直接やりとりをしています。またコロナでアルバイトを辞めざるをえなくなった、一人暮らしをしている大学生に栄養バランスのとれたお弁当を京都市内に直接届けることで、「実家のご飯を食べたようで心身の健康につながった」との声もいただきました。 自治体の職員の方にお聞きしたエピソードをご紹介します。母子ともに障害があり、ご家族で支援が必要な方がいらっしゃいました。今まで頑なで訪問してもまともに取り合ってくれなかったのですが、お弁当の写真を子供に見せたところとても楽しみにしてくれたそうです。後日訪問した時、そのお弁当がいかにおいしかったか、うまく話せないこどもが、めいっぱいの表情としぐさで伝えてくれたそうです。今はそのお弁当を毎週楽しみにしてくれており、少しづつ必要な支援を検討してくれるようになっていきました。 私たちの活動、知らない誰かの生きる力につながっていることを実感し、大変嬉しく思いました。いつか必要でなくなる日を目標に、今後も継続して提供を続けたいと思っています。

活動日数 23

支援対象者実人数 40

支援対象者延べ人数 618

参加ボランティア実人数 20

参加ボランティア延べ人数 37

本助成金による活動の成果
「必要なものを必要な方に」を基本におき、調理ができる方へは食材の提供・食事が必要な方へはお弁当の提供を継続して活動しています。。 また必要な分だけ仕込むことで無駄を出さないこともできています。 虐待支援では相談員の方が訪問しても玄関をかたくなに開けなかった日が続ている中、おいしそうなお弁当の写真を見て思わず「おいしそう~」と感じ、それを機に少しずつ相談員も母親に会うことができ支援も進んでいるという違う角度での成果もあります。弁当を実際手に取り開けた瞬間「わー!」と感激しながらおいしそうに喜んで食べたというエピソードを聞きました。そしてほかの児童からも感謝の気持ちを込めた折り紙をたくさん頂きました。継続していきたいと考えています。 他にコロナ渦での学生支援もバランスの取れたお母さんの味優しい味を提供できています。 放課後デイサービスへも継続してお弁当を提供できています。 他には、近隣の飲食店で活動に賛同して下さり、一品惣菜提供という形で協力いただいています。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
【課題】 ・ロスの食材の確保に波がある ・フードロス食材に偏りがありバランスが悪い ・作り手のマンパワーに限界があること ・衛生面での管理→アルコールなどの徹底、温度管理 ・安定した持続→週1~2回でのお届けが無理なくできる工夫 【今後の取り組み】 ・大津市だけではなく、県単位でのフードバンク団体との連携による食材確保 ・栄養士に調理法や保存法を指導いただくことで食事のバリエーションを拡大する。  地域で野菜を作っているご家庭や事業所に協力の申し出を行う ・ボランティアスタッフの活用 ・調理に携わるスタッフは検便検査必須にする。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.instagram.com/p/CEhJy8YhRl1/?utm_source=ig_web_copy_link