新型コロナ感染下における、子どもと生活弱者を支える活動

団体名 NPOホットライン信州 (信州こども食堂ネットワーク)

都道府県 長野県

助成額 2,510,000

活動開始日 2020/5/1

活動終了日 2020/8/31

助成金で行った活動の概要
■新型コロナ禍における、生活困難者と家庭での悩みを抱える親子への24時間365日無料相談・面談・同行生活支援やこども食堂を通じて、自立とケアを行い、対応者2020年5月1日~8月31日1500人の支援活動を展開してきた。 食材や生活物資の確保については、各企業・団体・個人等への働きかけやフードドライブ・フードバンク(食糧品・生活必需品受理)により多くの物資を集荷し、地域の生活困難者の相談・ケアを通じながら直接提供及び各地区こども食堂と台風19号被災者への食材・生活必需品2020年5月1日~8月31日20万点30tの提供を行ってきた。 ■地域と連携した、信州こども食堂ネットワークによるまちのプラットフォームの構築に向けて、食育・学習・遊び学習サポート・親子相談の直接支援とケア、地域住民参加による食材提供などの間接支援を組み合わせた子ども応援ネットワークの拡充を図り、更に、熊本県・岡山県・岐阜県への支援物資の配布を行ってきました。以下主な活動場所 【5月5日】塩尻市福祉の里あじさいにて、お弁当・食材など配布 約60名  【5月~8月 4回】長野市赤沼台風19号被災地にて、弁当・食材・物資2万点4.8t配布 約280名  【5月~8月 11回】諏訪市温泉寺にて、お弁当・食材・お菓子など配布 約800名  【5月~8月 4回】松本駅前記念公園にて、マスク・家庭用品・食材7千個の受取配布など 約300名  【5月16日】長野市朝陽団地と長野市ボランティアセンターにて、食材物資など6000点1.5t130名  【5月~8月 4回】長野市太田神社や長野運動公園にて、食材配布とドライブシアター参加者 約180名  【5月~8月 4回】長野市役所とボランティアセンターにて、食材物資など3万点4.2t 約300名  【5月~8月 4回】松本市学び塾にて、マスク・家庭用品・食材の配布3万点4.5tなど 約240名  【5月~8月 4回】松本市里山辺にて、おにぎり・豚汁・寿司・サラダ食材物資など 約240名  【5月30日】松本市庄内地区公民館、弁当・牛乳・食材の受取配布など 約550名  【5月~8月】長野市宅老所おいでなして4回弁当の配布 約300名、古里カフェ 150名  【5月~8月 4回】茅野市カフェ天香にて食事 800名、4回飯山市弁当食材配布 250名  【6月4日~】八十二BKからクッキー10.5万袋30t受取配布  【6月27日】小諸市相生会館にて、お弁当・お菓子・野菜など受取配布 約90名  【7月10日】台風19号被災地長沼と豊野西小学校にお菓子1400個寄贈 約700名  【7月~8月 4回】飯綱町メーラープラザにて 200名、木島平村農村会館にて 150名   

活動日数 123

支援対象者実人数 2,750

支援対象者延べ人数 12,000

参加ボランティア実人数 310

参加ボランティア延べ人数 1,100

本助成金による活動の成果
【1】新型コロナ禍による感染対策の物心両面によるしわ寄せは、生活弱者へと重圧となり、相談や支援は昨年比1.8倍の対応であった。よって、食材・生活必需品の受取と社会的弱者への物資や食材・食事配布運搬、及び面談・ケア、同行支援、など軽自動車から普通ワンボックスカーの活用はすべてのイベントに大きな成果を上げた。 【2】コロナ禍における3密回避の対策として、室内でのこども食堂は野外での青空食堂として、キッチンカーによる、食事飲み物、更には肉(生鮮食品)などの冷凍食品の提供もでき、参加者にとっては大喜びで、多大なる成果を上げることが出来た。 【3】東京都内医療関係者や豪雨被害地(熊本・岐阜)への炊き出し食材(お米など)配達・発送や県内外の医療従事者への子どもたちの寄せ書き応援エールメッセージなど効果を上げた。 【4】今回のコロナ禍におけるフードバンク事業は、寄贈者の善意を生かし食品ロスを減らすことによって循環型社会の構築に向けての「“もったいない”をありがとうの心をつなぐ応援リレー」としての直接受取・届ける実績は大きく。台風被災者支援やコロナ感染対策を敏速に活動した内容は、内外の評価も高く、目標数以上の成果を上げることが出来た。 【5】本事業の活動報告を適宜に内外に発信することが出来た。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
新型コロナ感染防止策が、どうしても弱い立場の子どもや生活弱者に、そのしわ寄せが及んで人間の尊厳すらも奪われ、3密回避の生活環境は、子どもたちの五感の感性をも奪われている。今必要なことは「生活弱者に向けては物心両面の支援が必要だが、一番求められるのは人と人との繋がり、繋がることで人は安心して生活することができる。その為にも、地域のこども食堂が、「まちのプラットフォーム」としての食材や生活必需品のご寄贈を受け、必要としている子どもや生活弱者に提供とケアができる組織体としての総合福祉拠点機能を構築しなくてはならない。また、こども食堂が、子どもたちに食の大切さ・物との関わりを見直す機会として、食育を含めた心の健全育成に繋がり、新型コロナに負けない!心を求めた、心を中心とした、支え合い・助け合いの機運が地域社会に根付き継続していくことを使命としたい。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://hotline-shinshu.jimdofree.com/