生活困窮世帯のための食料配布事業

団体名 POPOLO

都道府県 静岡県

助成額 950,000

活動開始日 2020/4/1

活動終了日 2020/8/31

助成金で行った活動の概要
富士市および富士市社会福祉協議会と連携し生活困窮家庭を対象とし、食料を提供するとともに、生活相談を実施しました。原則は相談窓口を経由する形を取りましたが、LINEのチャットボットの開発・ツイッターなどSNSでのよびかけ・メール対応等に力を入れ、最初の相談に24時間365日自動で相談を受けることができるようにし、SOSを逃さない仕組みを構築しながら、直接相談に来た方にも対応できる体制を整えました。 実際に来た相談者の内訳は、当初の想定通りホームレス・派遣切りにあった方・母子世帯・外国籍・車上生活者等が中心で、食料提供の際には必ず生活相談支援を行いました。また、住居がない方が食料支援が求めたことをきっかけに、当法人が実施する緊急一時宿泊施設の入所につながったケースもありました。単に食料支援のみで終わらず、相談の「入口」だけでなく、「出口」までサポートすることができました。 提供食料は、今まで通り各企業や個人の方より寄付があった食品に加え、学校の休業に伴い給食センターより出た冷蔵品や冷凍品、当助成金を原資に購入した食品も使用し、より「もらって嬉しい」食品セットを作成し、次回以降の相談に繋がっていくことを心掛けました。

活動日数 123

支援対象者実人数 702

支援対象者延べ人数 702

参加ボランティア実人数 5

参加ボランティア延べ人数 51

本助成金による活動の成果
本助成金により、富士市を中心に、358件の依頼に対し、5,304kgの食料提供を実施することができました。支援先団体数および支援対象者人数について、当初の想定を上回る数字を上げることができました。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
関係が悪い、不義理をしたことがあるなどの理由で、行政や社会福祉協議会への相談を拒む人も一定数おり、単発の食料提供はできても、その後のフォローが困難なケースがあり、今後そういった方の支援方法について考える必要があると感じました。 冷蔵・冷凍食品は、保存や配送の面でハード的な課題が多く、恒常的な受け入れにはまだまだ時間が必要だという結論になりました。 中央共同募金会からの助成を受け、先駆的な事例を富士地域で行うことが出来ました。本取り組みを県内の行政・社会福祉協議会で共有していくなかで島田市とも同様の事業を行うことになりました。今後地域課題が頻発していく中で同様の要望に対し、順次対応していく必要があると感じました。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://npopopolo.eshizuoka.jp/e2081474.html