コロナ禍で生活困窮する世帯や団体の為に冷凍食品等を支援する事業

団体名 フードバンク山梨

都道府県 山梨県

助成額 3,000,000

活動開始日 2020/7/9

活動終了日 2020/8/28

助成金で行った活動の概要
冷凍庫とエアコンを設置し、2社と冷凍食品の寄贈調整を継続中。並行して、食料支援を実施した。 ●設備整備 7月22日、倉庫にて200Vの配線等の電気工事実施 7月28日、冷凍庫組立設置、床置き式エアコン及びルームエアコン設置 ①冷凍庫購入後、新たに2社から冷凍食品の寄贈提案があり、調整中 ②床置き式エアコン設置後、倉庫内の温度を25度以下に管理 ③倉庫に隣接する中古のコンテナ内にルームエアコンを設置 ●冷凍食品の寄贈調整 8月13日、南都留郡にある食品製造会社から、コロナ禍の影響で需要減少となった冷凍食品の寄贈提案あり。冷凍庫の確認と今後の寄贈に向けた調整を継続中。 8月24日、甲府市にある食品会社が冷凍庫の状況を確認。冷凍食品の寄贈について調整継続中。 ●ルームエアコン設置のコンテナに玄米・籾を貯蔵 35度を超える猛暑日が続いていたため、タイマーにて毎日5時間の冷房をかけた。ドアの開閉回数が少ないため数日まで効果が及んだ。 ●ボランティアの受入れと常温食品の食料支援実施 床置き式エアコンのある飯野倉庫にて、参加人数を限定したボランティアを受入れて食料支援発送作業・お米の小分け作業を実施。 ①8月11日(午前11人、午後8人)、12日(午前10人、午後9人)、ボランティアとともに175世帯へ食品箱を発送 ②8月26日(9人)のボランティアによる寄贈食品の仕分け整理と翌日の準備を実施 ③8月27日(午前6人)、28日(午前3人)、ボランティアとともに174世帯へ食品箱を発送

活動日数 4

支援対象者実人数 307

支援対象者延べ人数 1,228

参加ボランティア実人数 14

参加ボランティア延べ人数 56

本助成金による活動の成果
●3企業から冷凍食品寄贈案件あり 助成期間終了後の9月に入ってからも、飲料メーカーから問合せがあった。これまでのところ、受入れの実績は無いが洋菓子・デザート・飲料の案件が継続中であり、寄贈案件が増えることが予想される。(9月24日現在、冷凍のポテトグラタン1000個の寄贈が決定) ●ルームエアコンによるお米の冷房効果 緑色のコンテナが屋外にあるため外気温(35~40℃)の影響を受けやすい。お休みタイマー使用で数日間定温管理(設定温度18℃)ができ、籾と玄米の鮮度を維持できている。 ●床置き式エアコンによるボランティア活動の円滑化と常温食品の品質維持 強力な冷房効果により、食品発送作業やお米の小分け作業に携わるボランティアさんを熱中症から守り、作業効率が上がっている。大型扇風機2台併用により、より効果的に倉庫内の温度管理ができている。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
●冷凍食品の受渡しについて ドライブスルー方式での配布を予定しているが、持ち帰る際に保冷用発泡スチロールとドライアイスが必要ではないかと企業から問い合わせがあった。計画段階では保冷バックを予定していたので、個数・大きさ・回収方法等を練り直す。今後は、いくつかの方法を試して、企業側に安心が担保できるよう提案していきたい。 ●食品増加時の床置き式エアコンの効果維持 9月19日現在の在庫量が昨年比40%程度であるため、エアコンの風の流れが行き届いている。作業効率が上がっている。大型扇風機2台併用により、より効果的に倉庫内の温度管理ができている。 ●食料支援 山梨県においても、コロナ禍の影響が広がっている。食料支援を必要とする方が増加する一方、常温食品の寄贈が昨年比60%減になっている。フードバンク活動の特性上、食品に種類に偏りがあることはある程度許容しなければならないが、支援世帯の栄養状況を考えると栄養価の高い冷凍食品の必要性を痛感している。 

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://fbyamana.fbmatch.net/%e5%8a%a9%e6%88%90%e9%87%91%e3%82%92%e3%81%84%e3%81%9f%e3%81%a0%e3%81%8d%e3%80%81%e5%86%b7%e5%87%8d%e5%ba%ab%e3%81%8c%e5%85%a5%e3%82%8a%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f%ef%bc%81/