ひとり親家庭・障がい者家庭・生活困窮者の支援弁当と食料の配布

団体名 三道山こども食堂

都道府県 石川県

助成額 200,000

活動開始日 2020/5/15

活動終了日 2020/8/25

助成金で行った活動の概要
※下記「助成決定した活動を報告したSNSやホームページ」のURL 2行目「https://www.akaihane.or.jp/wp/wp-content/uploads/01-a-095_gaiyo.pdf 」をご覧ください。

活動日数 17

支援対象者実人数 225

支援対象者延べ人数 848

参加ボランティア実人数 25

参加ボランティア延べ人数 120

本助成金による活動の成果
 当初、コロナ感染症の拡大による学校の休校のため、ひとり親と障がい者の世帯の子ども達の昼食と見守りの必要性を感じ、これまでの活動範囲での食料支援を行っていましたが、活動が進むにつれ自分たちの見えていない部分で、多くの世帯や親子が困窮している状況が伝わってきました。  そこで、これまで行ってきた「障がい・母子・不登校・生活困窮の親子」の食糧支援に加え、まずはコロナ感染症の影響で生活困窮に陥っている世帯に支援を申し出ました。市福祉課と市社会福祉協議会の協力が得られ、生活困窮相談に訪れる方々に支援を始めました。今日・明日の食べる物にも困る親子の方々に社協の生計支援と共に食料の支援を始めました。 コロナ感染症の終息は長引き、パートや派遣などで働く女性の方々を襲いました。そこで次に低所得者のシングルファミリー世帯の方々を対象に支援を申し出ました。市子育て支援課の協力を得られ、シングルファミリー世帯に弁当・食糧支援の通知発送を行ってくれる事となりました。しかし、市内のシングルファミリー世帯は500世帯以上もあり、総人数は1000人を超えることから、全てのシングルファミリー世帯には到底支援が叶うはずもなく、やむなく所得で制限し280世帯に食糧支援の通知を発送し、申し込みのあった方に支援を行っています。  私たちの活動が継続性のあると認められ、これまで食品を集めても配布先が足りないとの理由で開催を断念していたフードドライブを社会福祉協議会が主体となり行うこととなり、現在は集まった食品を託され、私たちの食糧支援活動の日に一緒に配布しています。本助成金によって、市当局や社会福祉協議会との連携がつくれ、コロナ感染症で影響を受けた幅広い方々の支援につなげることが出来ています。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
 4月から支援弁当の活動を続けてきたが、スタッフも固定化されてきて人数が限られ疲弊感が出ています。また、食材支援や食糧提供をされる事業者や団体の広がりも少なくなり今後の食品提供も心配されます。一般の方々からの寄付金なども最近では少なくなっています。活動を発信して、食糧提供者や寄付金提供者の支援をお願いしたいところですが、支援をしている対象の方々が障がい者であったり、ひとり親、生活困窮者であることから、受援者の方が肩身の狭い思いをされるのを危惧し、新聞やTVなどで大きく発信できない現状もあります。また、コロナ感染症の拡大防止の観点から公民館の使用が禁止され調理が無くなったことに加え、スタッフも集まることが出来ない状況が長く続いています。現在は、スタッフの経営する飲食店の調理場を短時間借りながら少人数で弁当調理を行っています。来年度から、行政の施策として活動を行える計画を進めているが、行政主導の場合コロナ感染症が拡大した場合には活動が中止になることも危惧されるため、出来るだけ自主運営が出来るようにしていきたいと考えています。現在、生活困窮者・相談者の方々が増加の傾向にあり、引き続きの支援が必要と考え食料支援活動を継続していきたいと考えています。また、低所得者のひとり親世帯の方々は、食品提供を求める方々に加え、コロナ感染症により人の関わりが少なくなっていることから親と子どもの居場所を求める方が増えている現状があります。9月からは、ひとり親世帯の方を対象に、新たに「学習支援」と「子どもの遊び場所」「親の語り場・居場所づくり」としてシングルファミリー子ども食堂を開始し子どもの孤立防止、親のストレス発散の場を開所する予定です。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://kodomo.nomi-city.net/
https://www.akaihane.or.jp/wp/wp-content/uploads/01-a-095_gaiyo.pdf