生活困窮世帯(子どもがいる家庭を中心に)のためのフードドライブ

団体名 ボナペティ

都道府県 福岡県

助成額 521,822

活動開始日 2020/3/1

活動終了日 2020/8/31

助成金で行った活動の概要
2015年11月から、食材を必要とする家庭へ対して、食材の提供をしてきました。今年新型コロナウィルス感染拡大を防止するために3月9日に一斉休校が始まり、給食がなくなり深刻な状況に陥る家庭が出てくるのではないかということで募集したところ、22世帯が新たに加わりました。ほとんどがひとり親家庭でした。子どもが3人いる家庭も多く、お米、子どもが1人でも調理できる食材が欲しいという意見が多くありました。これを受けて3月は毎週火曜、4月からは最低月2回、食材を配布しています。定期的に会い、言葉を交わすことで、それぞれの家庭の窮状もわかってきました。相談窓口へ繋げる必要性も感じています。食材の仕分けをするために、狭い場所で行うので、人数を減らして活動日を増やして対応しています。活動日が増えたためにメンバーも振り分けて活動しています。

活動日数 90

支援対象者実人数 25

支援対象者延べ人数 600

参加ボランティア実人数 10

参加ボランティア延べ人数 60

本助成金による活動の成果
新しく4月から、食材を希望される家庭を含め、毎月約100世帯へ食材を提供しています。そのために、市民ひとりひとりに食材提供を呼びかけていますが、それだけでは足りず、助成金の中から総額72000円を利用して食材を買い足しています。6月、7月、8月と、特に夏休み期間など給食のない期間は、昼に、子ども1人でも作ることができる食材が必要になってきたためでもあります。なかなか都合よくそういう食材が提供していただく中にあるとは限らないので。ホットケーキミックスやパスタ等を買うことができて大変喜ばれました。 困窮家庭の中には、「ボナペティ貯金」を始めましたという方もでてきました。もらった食材分の金額分を子どもの学資に当てるそうです。その話をご本人から聞いたときは嬉しかったです。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
① 春休みや夏休みに限らず、子どもたちは家庭で自分で食事を用意する機会が多いように感じられ(親が仕事等で不在の間)、子どもでも簡単に調理できる食材の調達が必要だと思いました。② 食材をある程度の個数(30個とか)買い求めると金額があっという間に1万円は越すということがわかりました。(食材をいざ買うとなれば高いものだ)③ コロナ禍で、職を失った、仕事が減らされた、就労先が見つからない、子どもたちの生活リズムが狂った、子どものことを考えると怖くて外へ出かけられないという話を聞いた。子どもを安心して預けられる場所などが欲しいという希望も上がりました。今後の取り組み ①いろんな相談事は、関係機関等へつなげていく。②食材の収集と提供を月2回現在の100世帯が困らないように継続する。③食材を提供してくださる個人や企業を新規開拓していく。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.bona-kurume.net/wp/wp-content/uploads/2020/08/202008-fooddrive.pdf