コロナの影響で生活に支障をきたす人々のための夕食と食品提供事業

団体名 揖西北まちづくり協議会

都道府県 兵庫県

助成額 557,602

活動開始日 2020/5/1

活動終了日 2020/8/31

助成金で行った活動の概要
3月の新型ウイルス感染予防のための臨時休校を発端にスタートした「北まちカレー」は形を変えながらも現在は「北まちご飯」としてテイクアウト夕食弁当として月に2回の割合で格安提供している。スムーズにわたせるように原則予約制にしている。うっかり忘れ防止のため、毎回次回の予定チラシを配布している。また、取りに来られない方へは配達をしている。内容は、「季節のものを入れる、彩りよく、栄養、バランス、そして家で普段作らないものを入れる」などを心掛け、毎回調理計画を立て、前もって試作試食をしている。特に暑い時期の弁当ということで、安全衛生には一番気を付けている。 この「コロナ状況下」というのは、今まで経験したことのない生活状況で、目には見えない、無意識で抑えているストレスをだれもが抱えていると思う。そんなことを意識して、単にお弁当を渡すだけの接触であるが、受け渡しの際の一言二言の会話を大事にしている。マスク越しではあるが、会話を交わしながらの相手の状況を観察している。 販売時には、地元の野菜や菓子などを特典として配布したり、自由に持ち帰ってもらう品物を置いたりしている。また春休み、夏休み期間には各1日「北まち100円屋台」として、数種類の屋台製品を作り、選択してもらう形式で販売した。ちょっとした対面屋台形式などを計画していたが、感染状況を鑑みて直前に変更し、注文を聞いてのテイクアウト販売に変更したのは残念だったが仕方なかった。 「北まちご飯」は、回数を増すごとに、口コミなどで予約数も増えていっている状態である。また、「そういうことをしているのならこれを使って」「家にあるもの、持ってきていい?」と食材などを持参してくださる方々もいて、地域の中でうまく「循環」ができてきていることも我々協議会の理想とするところだったので、いい方向になってきていると感じている。

活動日数 10

支援対象者実人数 150

支援対象者延べ人数 1,500

参加ボランティア実人数 11

参加ボランティア延べ人数 110

本助成金による活動の成果
何より、多くの人が利用されて、「いつもありがとう」「助かるわ」「次回もよろしく」と喜んでもらえている状況に「始めてよかった」と思っている。うわさを耳にして市長が市の広報課と一緒に見学に来られ、激励を受けた。翌月の「広報」の表紙に写真が掲載された。 本助成金がなければ、始めたとしてもここまでの規模や回数はできていなく、こうやって継続もできていなかった。 助成金で「冷凍庫」を購入できたことで、大量の「冷凍食材」を保管できるようになったし、下準備したものを一時保管できるようになり、大変便利になった。 また、一方的に「テイクアウト」として地域の方々に「渡す」のみでなく、地域の方々からの「提供物」を調理に使用するなど、「フードロスを減らす」、「必要な方へのフードパントリー」という形の成果もあらわれた。 この事業を通して、市長が見学にくるなど、市もその後「フードバンク」を積極的に検討していると聞く。 また、来られる地域の人々の中に「連携」ができ、お互いをいたわりあったり、みんなでこの状況を乗り越えていく、というような「仲間意識」ができてきたように思う。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
現在、調理にかかわってくれるボランティアは10名。結構な年配の方もいて、終わった後はぐったりである。 課題は、協議会として、今後もこの事業をスムーズに継続していくためには、ボランティアを増やすことを考えている。 そして今後も「コロナが収束」兆しが見えるまでは、この事業は継続していく予定である。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://ja-jp.facebook.com/issaikita/posts/1584103651771020?__tn__=-R