新型コロナ緊急プロジェクト「誰もがSOSを出せる食のセーフティネットワーク構築事業」

団体名 フードバンクびわ湖

都道府県 滋賀県

助成額 774,206

活動開始日 2020/3/1

活動終了日 2020/8/31

助成金で行った活動の概要
※下記「助成決定した活動を報告したSNSやホームページ」のURL 「https://www.akaihane.or.jp/wp/wp-content/uploads/01-a-069_gaiyo.pdf 」よりご覧ください。

活動日数 110

支援対象者実人数 2,000

支援対象者延べ人数 8,000

参加ボランティア実人数 100

参加ボランティア延べ人数 500

本助成金による活動の成果
コロナ渦のフードバンク活動でしたが、おかげさまで多くの方からの利用があり、順調なスタートを切ることができました。 新たな拠点整備を進めることができ、活動の範囲が拡大した事は、大きな成果となりました。 特に東近江エリアでは、東近江拠点から湖北への配布や、定例でのひとり親家庭の支援プロジェクトが立ち上がるなど、新たな仕組みが生まれました。 この場をお借りして、個人や団体で食品を集めてくだった皆様方にご報告とお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。 現在、県内約100カ所で行っているフードドライブで集まる食品量は、企業からいただく食品の量に匹敵するほどで、フードバンクびわ湖の支援は個人の皆さまの力もとても大きいことが特徴。 しかしながら、フードバンクへの支援が急増し、缶詰やレトルト食品は右から左へ出て行ってしまうので、常に不足の状態が続いていたが、行政、社協や企業との応援協定の締結により、より多くの支援品を得ることができ、今日まで、支援を続けることができた。 また、ボランティア数も増え、多数のボランティアが それぞれ役割分担をして作業を担い、活動の領域を増やすことができました。学生らがチームを組んで活動に取り組む仕組みも生まれ、機能し始めた事も大きな成果と言える。 先進国の中でも日本の食品廃棄量は、突出しており、世界的にも社会課題としてあります。その社会問題を解決する方法として、社会的弱者を支援する事が繋がる大変意義のある活動と再確認することができた。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
現状の課題として、まずは人員と資金不足が大きな課題である。特に食料を直接配達する際に車と運転手を同時に確保する必要があり、私用車で食料を届けることの出来るボランティアは6名しかおらず、流動的である。また、ボランティアによる活動であることから、交通費等は許される予算の中での実費程度の支給を行うのみでボランティアの担い手は少ない。また、賃金を捻出できるほどの資金がないため、事務関係もボランティアで実施している。資金については、現在は、私費、寄付金などを中心として歳入を得ているが、恒常的に見込める歳入がなく、不安定であり、助成金等を活用する以外になく、広域にわたっての支援を継続的に行うため、さらにネットワークの強化、連携先の発掘を行う必要があり、配達のための送料の確保などを行う必要がある。次年度は上記のような課題を克服するため、フードバンクの活動を何らかの形での補助または事業として委託されるという仕組みを構築していくことが望ましいと考えており、県や各市町との連携、協定を深めていきたい。自主財源を確保し、安定的な運営を行えるように、するほか、他団体との協働により、ネットワークを広げていきたい。また、広報活動、周知啓発を行うことにより、食品ロスの減少と活用による「誰もが利用できるフードバンク」の推進を進め、人々が安心して罪悪感なくフードバンクを活用できるよう、支援を展開していきたい。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.akaihane.or.jp/wp/wp-content/uploads/01-a-069_gaiyo.pdf