生活にお困りの方のための食料支援事業

団体名 一関市社会福祉協議会

都道府県 岩手県

助成額 301,658

活動開始日 2020/6/1

活動終了日 2020/8/31

助成金で行った活動の概要
 本事業は、地域住民・団体・企業に食品の寄付を呼びかけ、いただいた食料品を生活にお困りの方や福祉施設、福祉団体等に無償で提供する仕組みをつくることで、要支援者の生活基盤を整え自立へ向けた意欲向上を図るとともに、思いやりの心をつなげ、地域住民相互の支え合いの意識を育むことを目的として実施するものである。当初は地域団体とのネットワーク形成・活用のもと段階的に実施する計画であったが、今般の新型コロナウイルス感染症の影響による食料支援のニーズの高まりを受け、規模を拡大して早急に実施することとした。  社協広報紙、新聞、チラシやポスターを活用して食料品の提供を呼び掛けるとともに、生活のお困りの方へ向けて事業を周知する。受け付ける食料品は、未開封で常温保存可能な賞味期限3か月以上の食料品。食料品は一関市総合福祉センターの入り口に設置しているフードポストにて受付したあと、管理を生活困窮者自立支援制度における認定就労訓練事業(いわゆる「中間的就労」)を実施する団体と連携し、生活困窮者の就労訓練や居場所としての役割も創出する。  食料支援事業の利用者に対しては、一時的な食の支援を行うだけでなく、生活困窮者自立相談支援事業の相談相談員が関わり関係機関等に繋ぐなど、自立へ向けて継続的な支援を行う。

活動日数 7

本助成金による活動の成果
 事業実施にあたって調整に時間を要したため、事業開始時期が8月末になってしまったことから、活動期間内に食料の受付から提供までを行うことができず、フードポストや玄米保冷庫、事業開始時提供用食料の整備、事業周知にとどまったが、事業周知直後から食品の提供が途切れないことから、本事業に対する関心の高さが伺えた。普段の事業周知は新聞、社協広報紙、市広報紙が中心であるが、本助成金を活用し、初めて地域情報誌へ広告を掲載したところ、「広告を見て食品を提供した」との声があったことで、様々な媒体を活用することが幅広い層への周知につながっていると感じた。  本助成金によりフードポストを整備し、センターが開いている時間であればいつでも食品を受け入れられるようにしたことで、気軽に食品提供に協力いただけていると感じている。  一関市は農業が盛んであることから、事業開始直後から米の提供を多くいただいている。本助成金により玄米用低温貯蔵庫を整備したことにより、提供いただいた米を適切に保存・管理することができている。  食品の保管・管理を他団体と連携したことで、事業実施にあたって課題となっていた食料品の保管場所・管理業務の問題を解消することができ、事業実施することができた。  一関市社会福祉協議会では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、生活福祉資金貸付事業及び生活困窮者自立相談支援事業の相談者が例年より多い状況が数か月続いているが、食べ物がないという相談者がいたときすぐ提供できる食料品があるということは、相談支援にあたるうえでの安心感につながっている。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
 事業を開始してから毎日食品提供をいただいている一方、食料支援の件数は数件にとどまっている。提供いただいた食料品を期限内に活用できるよう、現在行っている食料支援以外の食料品の活用方法を早急に検討する必要がある。市内福祉施設や福祉団体等へ提供できる仕組みづくりや、子ども食堂等への食料品提供など、市内のニーズを捉えて進めていきたい。  コロナ禍においてフードバンクへの関心が高まっている現在、本事業を通じて今まで関わりのなかった企業や団体からもお声がけをいただいていることから、本事業と他団体とのコーディネートが重要となっている。  食料品の提供依頼だけでなく、併せて生活困窮者に対する事業周知や、生活困窮への理解啓発を行うことによって、身近に感じることのない「生活困窮」が身近な問題と捉えられ、地域住民相互の支え合いの意識を育むことにつながるよう、引き続き事業周知していきたい。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/ichishakyo/posts/3027866130673859