生活困窮者に対する緊急支援のための食料等支援事業 

団体名 八代市社会福祉協議会

都道府県 熊本県

助成額 440,000

活動開始日 2020/6/1

活動終了日 2021/1/31

助成金で行った活動の概要
新型コロナウィルス感染症の影響を受け、失業や就労収入の減収により生活困窮に陥っていらっしゃる方が増加する中、自立相談支援センターへの相談も増加しています。相談実績と致しましては、2020年6月から2021年1月まで277件ありました。相談の内容としては、収入生活費、仕事探しが多く、また、食べるものがないとの相談も多い状況でした。命を守るための支援として緊急食料等支援事業を実施しています。提供させていただきます食料等につきましては、市民の皆様や企業、団体からご寄付いただいたものになります。ご寄付いただくものの中で多いものとしてお米があります。これまではお米の保存に苦労していましたが、今回の助成事業により、お米保存用の冷蔵庫を購入させていただき、お米を最適な環境で保管させて頂いております。また、お米以外の食料品や日用品を保管する収納庫を購入させていただき、ご寄付頂きました品物を整理保管することができています。熊本県社会福祉協議会からの案内でセブン&アイHIDGSが実施されている閉店・改装時に在庫となった加工食品を社会福祉協議会へ寄付頂ける寄付先として申請していましたが、決定いただき、多くの食料品等を頂くことができました。受け入れにつき、ボランティアの方に協力頂きました。また、地域で活動されております子ども食堂と連携し、子ども食堂で使用される食材や調味料等をご要望があれば提供させて頂いておりますが、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、活動がなかなかできない状況とのことです。ご要望があればすぐに提供できるよう、準備しています。緊急食料等支援事業の広報活動としましては、弊会で発行しています広報紙「社協だより」にて寄付品募集や寄付者へのお礼を掲載しています。広報紙発行直後には反響いただき、多くの市民の皆様からご寄付頂くことができています。また、弊会ホームページ、SNSへの掲載、日頃から連携している関係機関へのPRチラシの配付を行っています。さらに、他の福祉関係機関の職員研修会の中での周知PR活動も実施していただいています。できるだけ広く協力者を確保するために日々模索しています。

活動日数 132

支援対象者実人数 24

支援対象者延べ人数 45

参加ボランティア実人数 2

参加ボランティア延べ人数 4

本助成金による活動の成果
収納庫を設置することができ、事業の運営がスムーズに実施することができました。また、状況をPRすることによって、事業への協力者が増えてきています。これまでは、保管するスペースが確保できないため、寄付品の受け入れを調整することもありました。これからは、十分に在庫確保ができ、食料等を必要とされる方へ安心して提供することができます。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
新型コロナウィルス感染症の影響で、ボランティアの確保が難しかったと思います。また、子ども食堂の実施も見合わせされているところが多く、食材の提供等が思うようにできませんでした。しかし、このような状況だからこそ、支援策を工夫することが必要だと思います。関係機関やボランティアの方々と創意工夫しながら困窮者支援に取り組みたいと考えています。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://www.yatsushiro-shakyo.jp/