甲斐市パーソナルサポートセンター 夏休み子ども支援事業」

団体名 甲斐市社会福祉協議会

都道府県 山梨県

助成額 1,000,000

活動開始日 2020/7/1

活動終了日 2020/8/31

助成金で行った活動の概要
 甲斐市社会福祉協議会では、甲斐市パーソナルサポートセンター事業として、生活困窮者自立支援機関と連携し、企業・家庭等から提供を受けた食品を、相談者に対して食料支援を行っている。これは、単なる食料の提供ではなく生活の基盤である「衣食住」の食を通して健康と生きる希望を取り戻してもらうよう、自立に向けての支援として生活全般の相談の一環として実施している。  今年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響等により低所得者世帯の生活状況が厳しさを増しているため、住民の相談者も増えている。  その中で、子どものいる世帯の相談が多いことから、食費や光熱水費が増え家計に負担がかかる、夏休み期間中の小学生・中学生を対象とした食料支援に取り組んだ。  まず、市内、小・中学校の児童・生徒全員に事業を周知するチラシを配布し、申請については、ウエブ等を利用した申請を可能とすることに併せて、食料を郵送にて各世帯に届けることで、多忙な保護者の負担軽減を図った。  併せて、市の協力で食料寄付のチラシを市が全戸配布する郵便に同封することができたことで、多くの食料寄付が寄せられた。  そのため、一旦支援した世帯で、取りに来られる世帯を対象に追加の支援を行うことができた。

活動日数 40

支援対象者実人数 254

支援対象者延べ人数 394

参加ボランティア実人数 16

参加ボランティア延べ人数 21

本助成金による活動の成果
 対象者を、市内の小・中学校に通う子どものいる、児童扶養手当受給者、非課税世帯、また新型コロナウイルスの影響で収入が減少した世帯としたことで、幅広く対応することができた。 支援を受けた世帯からは、「とても助かりました」「いろいろ考えられて詰めて詰めてくれたのだと感謝の気持ちでいっぱいです」「これからも頑張ろうという気持ちになりました」などの声が寄せられた。 また、この事業実施を市内に周知することで、多くの市民・企業から食料寄付が寄せられ、関心の高さも感じられたと共に、社会福祉協議会の認知度を上げることができた。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
 今回、多くの食料寄付が寄せられたこともあり、一度支援した世帯に通知し、さらに希望がする世帯に追加の支援を行った。郵送料の関係で取りに来られる方のみとしたが、半数以上の世帯が希望された点から、生活の苦しさが根深いことが読み取れた。 新型コロナウイルスの収束が見通せない中で、冬休み期間中の子どもの食料支援を計画している。 また、食料支援のみに限らず、生活全般の相談支援を関係機関と連携しながら継続していく

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://kaishakyo.or.jp/publics/index/174/