食支援事業

団体名 横浜市保土ケ谷区社会福祉協議会

都道府県 神奈川県

助成額 150,000

活動開始日 2020/4/1

活動終了日 2020/8/31

助成金で行った活動の概要
■生活困窮者支援 令和2年4月から8月まで述べ75世帯の食支援を行いました。コロナウィルス感染症の影響で、昨年に比べ1.5倍の需要がありました。生活福祉資金の貸し付け時や住宅確保給付金申請時に合わせて食支援を行う例もあった。また、こども家庭支援課からの依頼が急増し、こどものいる家庭の貧困が進んでいることもわかった。 ■若者・子どものいる家庭向け支援 生活困窮者支援を行う過程で、学生や子どものいる家庭の貧困が課題になっていることがわかり、通常の食支援とは別に、コングラントを活用した寄付を区民から募り、120万円を集めることができた。その資金を元手に、7月10日 横浜国大生を対象とした食支援92名 横浜国立大学協力のもと、国大職員や地域の民生委員なども参加し、事前に申し込みをしてもらった学生に食材を配布する。外国人の学生や地方からきている一人暮らしの学生が参加。 7月29日~7月31日 横浜国大生と聖ヶ丘教育福祉専門学校の学生を対象とした支援 95名 7月10日に実施した際、40分程度でいっぱいになってしまったという話しを受け、追加で実施。約半日で定員に達する。8月3日~7日 子どもがいる世帯13世帯に食支援を実施。こども家庭支援課、児童相談所から紹介された家庭を対象とする。ひとり親世帯や両親が病気になってしまった家庭など、生活が切迫している家庭に支援を行うことができた。 配布に際しては、セブン-イレブン・ジャパンやブドウ農家、商店街の店舗などからも食品や日用品の寄付をいただき、併せて配布した。

活動日数 102

支援対象者実人数 313

支援対象者延べ人数 313

参加ボランティア実人数 25

参加ボランティア延べ人数 25

本助成金による活動の成果
■生活困窮者支援 こども家庭支援課からの依頼が増えたことで、こどものいる家庭の貧困が進んでいることが分かった。これをきっかけに、こどものいる世帯の貧困家庭に食支援をすることにした。8月3日から7日まで、こども家庭支援課と児童相談所から紹介された方を対象として、13世帯に食支援することができた。コロナの影響で食が見つからないひとり親世帯など、食支援でつながった世帯を生活保護に案内したり、食支援だけではなく今の生活に改善につなげることができた。 ■若者・子どものいる家庭向け支援 国大生が困窮しているという話しを聞き、7月10日に横浜国大で食支援を実施。100名の申し込みがわずか40分で終了した。配布時に地域の民生委員や国大の職員にも協力してもらい、地域の方にも学生の現状を知ってもらうことができた。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
若者・子どものいる家庭向け支援子どもがいる世帯向けに行った食支援で、お米などの食材を配布したが、調理できない親などもおり、お米を渡しても支援にならない世帯もあることが分かった。次回は11月から実施する予定だが、お米だけではなく、電子レンジで調理できるものやお弁当など、幅広く対応できるような食支援を実施していく。若者については、配布時に学生に聞き取りを行ったところ、1年生はオンライン授業で、友達もできず、コロナでアルバイトもできず、実家にも帰れず、地理もわからないため、精神的にも金銭的にも追い込まれていることが分かった。今後は1年生の集まりを持ち、困っていることなどの聞き取りを行いながら、学生同士の横のつながりを作り、地域活動などに参加することで、学生同士交流が持てたり、地域と交流が持てる取り組みを行う予定。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=695741510977413&id=333305803887654&__tn__=-R