食品の品質には問題ないが、通常の販売が困難な食品・食材を食品メーカー等から引き取って、福祉施設等へ無償提供するボランティア活動

団体名 FBOフードバンク大牟田

都道府県 福岡県

助成額 887,000

活動開始日 2020/7/1

活動終了日 2020/8/31

助成金で行った活動の概要
フードバンクとは、直訳すれば『食品の銀行』という意味の社会福祉活動です。 まだ美味しく食べられるのに、外箱の破損、印字ミス、形の悪さ、売れ残りや食べきれないなどの理由で廃棄されている食べ物がたくさんあります。 その一方で、失業や病気などいろいろな理由で、その日の食べ物にも困っている人達がたくさんいらっしゃるというのが現状です。 その両者を繋ぐのがフードバンクです。 企業や個人の方から、まだ食べられるのに不要になった食品を無償で受け取り、それらを必要とする人達へ無償で提供しています。 今年に入ってから新型コロナウイルスの感染流行により失業者や収入が減少した方が増加しました。また大学生や外国人労働者、そして学校が休校になったことで給食がなくなり、昼食を食べられなくなった児童・生徒が急増し、食品の支援を依頼される方が激増しました。                                                         そして令和2年7月豪雨が発生し、大牟田市も水害により多くの方が被災されました。自宅が浸水したことで住めなくなり避難所やみなし避難所で暮らしていらっしゃる方、自宅で生活しているものの電気製品が水につかったことにより故障して炊事ができない方、自宅の後かたずけや会社・店舗の復旧作業などでご飯をつくることができない方など大勢の人に食糧支援を行っています。                                         大牟田市だけではなく、8月には熊本県人吉市の被災者支援団体からも依頼があり、現在も食糧支援を続けています。 

活動日数 52

支援対象者実人数 400

支援対象者延べ人数 1,800

本助成金による活動の成果
①大型のプレハブ冷蔵庫を設置できたことにより、食品の安全性が向上し、提供者に安心して受け取ってもらえるようになると思います。 食品の寄贈も受けやすくなります。要冷蔵の食品でなくても冷蔵庫で保管する方がいいものは少なくありません。特に夏季は冷房を切った後の倉庫はかなりの高温になります。これまでも冷蔵庫はあったのですが、正会員さんからの借り物で小さなものでした。今回購入した冷蔵庫は大型なので中に食品を置く棚を設置して一目でどこに何があるか分かるようになり、整理も容易になりました。                                                                                           ②車両を購入したことにより、活動が拡がりました。今までは正会員さんから借りていましたが、かなりの制約があり、しかも空いている時に限りました。今回自由に使える車両を購入できたことにより、食品を寄贈する企業や食品の提供を希望される団体で来所するのが困難な方には、集荷や配達ができるようになりました。また急に外出しなければならないことにも対応できるようになりました。 

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
今回の活動中に起きた令和2年7月豪雨により大牟田市は被災しました。FBOフードバンク大牟田も例外ではなく、浸水はなかったものの建物の一部が破損しました。また急激な活動量の拡大により現在の事務所・証拠では対応できなくなりつつあります。また外部にある二カ所の倉庫も移動に時間がかかるので、一カ所に集約できるようにしたいという希望があります。                                               活動については、期間中に食品の寄贈はそれまでの数倍になりましたけど、それ以上に被災者など提供を希望される方が激増して対応しきれていない部分もあります。これからの活動を通して、また広報活動を拡充して寄贈食品を増やし、提供を希望される苦しんでいらっしゃる方々に応えられるようにしていかなければならないと思っています。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/foobanomuta/posts/2605886012962178?__tn__=-R