ひとり親家庭を含む生活困窮者世帯への支援に関する事業

団体名 にいがたお米プロジェクト

都道府県 新潟県

助成額 1,000,000

活動開始日 2020/8/17

活動終了日 2020/8/28

助成金で行った活動の概要
第2期にいがたお米プロジェクト(2019年11月~2020年10月)に応募していただいた新潟市東区・中央区在住の児童扶養手当受給世帯へ「緊急食料支援プロジェクト」と題して食料支援を実施しました。新型コロナウイルス感染症が蔓延している中、経済的・精神的な支援を実施することが目的でした。ただでさえ、所得が低い世帯が多く、厳しい生活状況の中、さらなる追い打ちで家計が圧迫しており、どこよりも支援を迅速にかつ精神的な不安を払拭するために丁寧に準備を進めました。結果、ひとり親家庭320世帯809人への支援を行うことができました。このプロジェクトの内容として、①地元スーパーの支援を受けて、乾麺、缶詰、ふりかけ等の「食料便」プラスマスクを購入して提供、②JA越後中央直売所から支援を受けての「野菜便」をそれぞれ6月に発送しました。その後、夏休みで栄養バランスが崩れがちな時期に、③同じくJA越後中央直売所の支援を受けて、「野菜便」第2弾を発送しました。③の資金として、赤い羽根共同募金会さまからの助成金を活用させていただきました。8月の実施はちょうど天候不順などと重なり、野菜が高騰していた時期であり、利用者からは多くの喜びの声が届きました。(感謝の声をまとめてありますので、是非ご一読ください。)また、緊急食料支援プロジェクト申し込み時に、コロナ禍の影響を調査するために、アンケートを実施ししました。その結果、厳しい生活状況にいることが、明確になり、お米プロジェクトとして、新潟市長へひとり親家庭支援の強化について要望を行いました。メディアに取り上げられるなど、大きな反響がありました。また、食料支援プロジェクトを通じて、コミュニケーションツール「LINE」で約300世帯と塚がることができ、必要な情報提供や個別の困りごと相談にきめ細かく迅速に利用者一人ひとりに寄り添う対応ができています。現在は、お米プロジェクトとして、第3期事業を今年の12月から開始するために準備を進めているところです。この厳しい環境の中、ニーズが増えることが予想されることから、現在の新潟市東区・中央区の対象区域に西区を加えて20世帯増の140世帯の皆さんに毎月お米と笑顔をお届けしたいと考えています。

活動日数 6

支援対象者実人数 809

参加ボランティア実人数 5

参加ボランティア延べ人数 30

本助成金による活動の成果
活動概要にも記載しましたが、利用者から多くの喜びの声が届きました。コロナ禍において、先が見えない不安感を持ちながら、懸命に子育てをしながら生活をしているひとり親の皆さんには、経済的な食料支援が必要なことであったことはもちろんですが、誰かが支援をしてくれている、誰かが応援をしてくれている等の心の支えとしてこの「緊急食料支援プロジェクト」が機能したと考えております。また、子供たちも精神的な不安があった中、家族で届いた食材で料理をしたり、楽しいだんらんを囲む機会の提供になったりと、子どもたちが喜んでくれて、その笑顔に親御さんは救われたのではないでしょうか。最後にこれだけ厳しい生活状況下に置かれていても、利用者からは「いつかこの恩を返したい」「いつか誰かの役に立ちたい」等の声をいただいており、今だけではなく未来に繋がる活動ができたと考えております。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
今回の緊急食料支援プロジェクトは、様々な団体より助成金をいただき実現をすることができました。今後は、低予算の中で、どのように多くの家庭へ支援ができるのか考えなければなりません。食料品確保のためにフードバンクにいがたとの連携強化や食品関企業とのアプローチも必要と考えています。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://ja-jp.facebook.com/pages/category/Product-Service/%E3%81%AB%E3%81%84%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%81%8A%E7%B1%B3%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88-590801597985865/