とばふくしのわ 緊急フードバンク (生活困窮者、家庭のための生活食料支援)

団体名 鳥羽市社会福祉協議会

都道府県 三重県

助成額 324,349

活動開始日 2020/5/22

活動終了日 2020/7/9

助成金で行った活動の概要
当会では、生活困窮者自立支援事業を行政から受託しており、生活相談、就労の斡旋等(無料職業紹介)を行っています。昨年度から、当会では、生活困窮者自立支援事業、生活福祉資金の貸し付けを行っていますが、その際、貸付に結びついても、食料支援が必要な方が時々いて、食料支援が必要なケースがあるため、とば福祉のわフードバンクを立ち上げ、一か月に1、2件あるかないかですが、支援を行ってきました。 しかし、今回コロナウイルス感染症拡大の全国的な自粛をうけ、生活福祉資金の貸し付け相談が以前は1か月数回でしたが、3月ごろから1日2~3件の相談に増え、コロナウイルス緊急貸し付けの件数も3月~5月までで60件を超えました。 そこで、5月15日までに寄付、寄贈をつのり、生活困窮者の方々へ食料物資を郵送しました。(5月15日発送) また、鳥羽市浦村町牡蠣養殖の職業研修にきている中国人研修生(42名)が、新型コロナウイルス感染症感染拡大により出国ができなくなり(飛行機の便が取れないため)、牡蠣養殖事業者も雇用契約がきれていて、本来できない住居の提供と、食事の調達を事業者が負担をおこなっており、新型コロナ感染症拡大による飲食業の自粛による牡蠣販売の業績不振も重なり、牡蠣養殖事業者も限界に来ています。 うまくいけば1か月後くらいに出国できる予定であり、現在給付できる支援が行政的にもないためこの事業で支援を行います。 この助成にてに中国人研修生の支援を行いました。6月現在、在留する42名の留学生が、新型コロナウィルス感染拡大防止のため日本に在留することとなり、帰国のめどが立たず、中国人留学生を対象に7月9日までの食料支援を行いました。日本で働ける方2名以外は、7月9日に帰国されました。

活動日数 4

支援対象者実人数 42

参加ボランティア実人数 3

参加ボランティア延べ人数 12

本助成金による活動の成果
中国人研修生が帰国できるまでの間支援ができました。また、研修生をお世話する34事業所も、コロナで収益減の中、研修生の食料支援をすることにより、研修生への食料負担を支出することなく、本来事業へも支障が出ることなく事業運営ができました。今回助成をお願いしましたが、市内外の事業所からの寄付の受付もあり、38万円全額を使用することなく対応ができました。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
鳥羽市では、観光も含め、他市、他の国から安価な雇用労働でこちらに来る方も多いので、今後は、フードバンク、フードドライブの機能も必要であるという事を実感し、コープみえや、民間の事業所への協力依頼の必要性を感じました。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://www.toba-shakyo.or.jp/adm-bin/pdf_sys/koho/data_98.pdf