外国にルーツがある人の地域社会から孤立を防ぐための交流事業

団体名 しもつま外国人支援ネットワークTOMODACHI

都道府県 茨城県

活動開始日 2022/10/1

活動終了日 2023/9/30

助成金で行った活動の概要
●平日午前11:00~午後7:00まで、市内団体の貸しスペースかふぇまる内で、こども食堂を兼ねたみんなの居場所【お茶NOMA】を開く。本団体のスタッフのほかにも幅広い世代の日本人やボランティアスタッフが常駐し、外国人が訪れた時にはやさしい日本語で対応したり、ハラール対応の食事を提供した。また、子どもの学校関係や病院などの生活相談にものったり、必要な関係各所へつないだりした。
●毎週木曜午後7:00~午後8:30、市内公民館の学習室を借りて【日本語教室】を行う。地域に引っ越してきたばかりの外国人への生活圏施設案内、日本語能力試験のための勉強、日常会話などを楽しくおしゃべりしながら行った。また日本で暮らすときのルールも合わせて伝えた。
●毎週土曜日午前10:00~午前11:30、地域住民同士の交流目的【TOMODACHIサロン】を開く。日常会話や仕事・学校での悩みなどを雑談したり、市内の名所に一緒に出かけるなどした。
●不定期で土日、外国人がゲストとなり地域の日本人に母国を紹介するイベント【たび茶】を開催。ゲストの母国の映像や写真をスクリーンで写し、その国のお茶菓子とお茶を用意し、来場者にふるまいながら交流する。来場者はその国をまるで旅しているかのような体験ができ、外国人を身近に感じることができる。また、市内名所である神社で行われる祭りに参加し、浴衣と抹茶の体験会も開く。

活動日数 288日

支援対象者実人数 100人

支援対象者延べ人数 2210人

参加ボランティア実人数 40人

参加ボランティア延べ人数 136人

本助成金による活動の成果
食堂ではボランティアスタッフが常駐する中で、子どもから大人まで多様な国籍の方たち(ペルー、ドミニカ、ブラジル、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、中国、インド、カンボジアなど)が食事やおしゃべり、生活相談などで利用があった。ボランティアスタッフがやさしい日本語で勉強のサポートをしたり、ハラールのおやつを一緒に食べるなど交流ができた。これまで外国人と接したことのなかった日本人が外国人と出会って言葉を交わすうちに、外国人への偏見や苦手意識が和らいでいく手ごたえを感じた。本団体スタッフが日本人と外国人をつなぐ役目を担うことで、地域に住む者同士がお互いを意識し思いやる交流につながった。また、食堂の手伝いをやりたいとボランティアに参加してくれる外国人もいた。日本の料理を覚えたいと調味料などについて質問しながら楽しく調理や配膳をやってくれた。食堂でイベントをやるときには、自国の料理やデザートを作って持ってきてくれるなど、心温まるやりとりもできた。母国を紹介してもらうイベントでは、日本人に質問されたことに対しての返答を生き生きと行う姿が見られた。浴衣と抹茶を体験できるイベントではたくさんの方が日本文化をうれしそうに経験していた。地域で顔見知りができることで、孤独を感じやすい外国人が積極的に日本人とコミュニケーションをとろうと集まってくる居場所となってきた。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
事業を推進する中で様々な課題が浮かび上がりました。まず、地域に住む外国ルーツの方への事業内容の周知が難しいことです。日本語教室に来た外国人には、例えばイベントの案内をすることはできます。しかし、地域に住んでいてまだ出会えていない外国人はたくさんいます。それぞれの国のコミュニティに口コミや紹介で少しずつ知っていってもらうしかありません。また、言葉の壁が大きな障害となっています。多様な言語が交じり合う中で、コミュニケーションが円滑に進まないことがありました。これに対処するためにやさしい日本語の活用を広めていく必要があります。また、文化の違いに起因する誤解や偏見も課題の一つです。異なる文化や価値観をもつ人々が同じ地域で共存する際には相互理解が不可欠です。これを促進するために、地域の人との交流イベントを企画し、まずは外国人との出会いや異なる文化を紹介したりして、住民間の交流を深める方策を講じる予定です。さらに、外国ルーツの方が一方的な支援を受けるのではなく、地域の日本人や異なる国の人たちのために自分ができることを考え、ボランティアへ参加してもらえるようにしていきたいです。地域住民同士の理解を促進し、外国ルーツの方の孤立を減少させる取り組みとして、今後も日本人と外国人の両者をつなげられるような活動に力を注いでいく予定です。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL



寄付してくれた人へのメッセージ
ご寄付いただき本当にありがとうございます。地域に住む者同士の交流を主に、日本人と外国人が仲良くできるような活動を今後も展開していきます。活動資金として大切に使わせて頂きます。

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