都道府県 神奈川県
助成額 2,423,367円
活動開始日 2024/10/25
活動終了日 2025/3/31
助成金で行った活動の概要
第4回迄の本助成により、2024年8月迄に、大規模災害でのボランティアバスによる支援経験を有する当団体を主体とする3団体が協働し、能登半島地震の被災地石川県志賀町への計14便のボランティアバスによる支援活動を実施している。(当団体は計4便を催行)
第6回助成では、志賀町への3便と奥能登豪雨でも大きな被害が発生した石川県輪島市への2便のボランティアバスによる支援活動を実施。志賀町では家屋片付け等の活動に加え、被災者・避難者の支援活動経験があるスタッフにより、仮設住宅団地でのコミュニティ作りを目的としたサロン活動を実施した。
1.活動調整及び事前調査
・過去に志賀町、輪島市での事前調査を実施したが、今回は、奥能登豪雨発生後の10月に当団体スタッフが事前調査を兼ね輪島市災害ボランティアセンター(VC)の活動に参加し、活動内容や現地の状況を確認。その後、VCとの受け入れ調整、輪島市内でのバスドライバーやボランティアの休息・待機場所の確保等を行う。
2.ボランティアバス支援活動の実施
・団体ホームページ・SNS上で参加者を募集し、事前に装備や安全管理、被災地理解などの研修を実施。
・スケジュールは、1日目夜に横浜の活動拠点に集合し出発。車中にてスタッフより行程確認や注意事項等を説明。2日目朝から現地VCにて支援活動を行い、夜に現地を出発。3日目早朝に横浜帰着し解散。
・支援活動の内容は下記の通り。
【活動日・活動場所・参加人数・活動対象家屋・活動内容】
①12月6~8日 輪島市 25名 1軒 地震で損壊後、豪雨で土砂が流入した神社境内での土砂撤去等
②12月13~15日 志賀町 14名 7軒 地震で被災した家屋からの家財の移動や災害廃棄物の搬出
③3月14~16日 志賀町 22名 1軒 地震で損壊したブロック塀の瓦礫(予め技術系団体が破砕)を軽トラックで仮置き場へ運搬/仮設住宅団地でのサロン活動の事前調査
④3月21~23日 輪島市 19名 4軒 豪雨で敷地に流入した土砂の撤去、農地に流入した流木や瓦礫の撤去、地震で被災した家屋からの家財の搬出
⑤3月28~30日 志賀町 20名 1軒他 地震で損壊したブロック塀の瓦礫(予め技術系団体が破砕)を軽トラックで仮置き場へ運搬/仮設住宅団地(約60世帯)でのサロン活動(ものづくりカフェ)
活動日数 158日
支援対象者実人数 34人
支援対象者延べ人数 34人
参加ボランティア実人数 80人
参加ボランティア延べ人数 418人
本助成金による活動の成果
・大人数によるボランティアが一斉に活動できたことにより、5回の活動日で計14軒の被災家屋や神社の支援を通して、住人など被災者の方々に寄り添うことができた。また、技術系ボランティアなどの専門ボランティアと連携し、ブロック塀の運搬など人手が必要な作業に貢献できた。
・今回は志賀町に加え、これまで実際に現地での活動に至らなかった輪島市での支援活動を行うことができた。
・志賀町では、家屋の片付け等の活動に加え、東日本大震災での仮設住宅団地支援の経験を持ち、日頃から福島からの避難者支援活動を行っているスタッフにより、仮設住宅団地のコミュニティ作りを目的としたサロン活動を実施することができた。
・活動を通して、被災家屋の住人など被災者の方々から、発災時の様子やその後の生活状況などを聞かせていただく機会があり、ボランティア参加者にとって目の前の被災地から防災・減災の大切さを学ぶことができた。
・ボランティアスタッフによる行程及び活動管理と、リーダーによる現地活動のサポート、ボランティア一人ひとりの高い安全意識と自己管理により、全員無事に活動を終えることができた。
・ボランティア参加者は、リピーターから初参加者、学生からシニア層まで、多くの県民が被災地支援に関心を持ち、行動したい熱意が窺えた。今後も支援活動の輪を広げていくとともに、県内の防災・減災への取り組みに働きかけていきたい。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
・現行のボランティアバスの行程による支援活動の限界として、費用の面から活動が1日のみとなる、バスドライバーの宿泊施設やバスドライバーの休憩時間を考慮した活動後のボランティアの滞在場所といった諸条件のクリアが必要となり、活動に行ける場所が限られるといった点がある。・能登の被災地では、復興のフェーズ進み、生活支援へと以降する中、家屋の片付け等のニーズに関して、一度に20名といった大人数が必要とされる段階は脱しつつあるが、今後も細く長く続くと思われ、少人数での現地支援活動の方法を考える必要がある。現地ボランティアセンターや関係団体と情報共有を深め、継続的な支援活動を実施していきたい。・災害ボランティア活動を通して被災地から学んだ経験を、近い将来起こり得る災害に活かすため、ボランティアのネットワークづくりを強化し、神奈川県内で実施する防災訓練等の取り組みへの参加を促すなど情報提供を行うことで、防災意識の向上と災害時に活動できる担い手の育成に繋げていくことを目指している。
寄付してくれた人へのメッセージ
令和6年能登半島地震被災地支援ボランティアバス事業に対し、多くの方々よりあたたかいご支援をいただき心より御礼申し上げます。 地震大国・日本において、どこで大災害が起こっても、被災地の外から継続的に支援に駆け付ける取り組みのひとつとして、ボランティアバスによる支援活動を企画・実施しました。神奈川から能登半島は、出発地の横浜駅から志賀町まで片道約500km近い距離があるため、本助成金により活動資金の中で最も大きくかつ必要な費用であるバスの借り上げ確保が可能になり、無事に支援のバトンを繋ぐことができました。被災地では家族の大切な家が大きな被害を受け、今も辛い思いをされている方々が少しでも希望が持てる一助になる支援とともに、神奈川から一人でも多くの災害ボランティアが活動に参加することができ、一人ひとりが災害時に備える意識づくりと実践から学ぶ貴重な機会となりました。 神奈川災害ボランティアネットワークでは、被災地の方々に寄り添いながら、求められる支援を継続してまいります。これからも皆様からのご支援・ご協力をいただけますよう、よろしくお願いいたします。