都道府県 石川県
助成額 1,058,106円
活動開始日 2024/9/21
活動終了日 2025/3/31
助成金で行った活動の概要
◆市内小・中・高校への「出張ラボ」「交流相談」
対象:輪島中学校、輪島高校、東陽・柳田中学校、輪島6合同小学校
実施回数:計7回
参加人数:子どものべ194人、教職員のべ18人
◆10代の居場所「わじまティーンラボ」での「交流相談」
対象:居場所を利用する小学校高学年から高校生までの子どもたち
実施回数:計12回(1/9、16、23、30、2/6、13、20、27、3/6、13・20・27)
対象人数:のべ 218人(該当日に来館した子どもの数をカウント)
能登半島地震・奥能登豪雨災害により私たちの活動している輪島市では、学校や公園など子どもを取り巻く環境が大きく変化し、地域全体のダメージは家族機能の低下・地域のつながりの喪失をもたらし、今後長期に渡り子どもたちの育ちや学びへ影響していくことが予想された。そのような現状に対して、子どもたちの心身の健康や生活支援の視点をもつ地域の大人たちが子どもたちが多くの時間を過ごす学校の中で継続的に関わることができる取り組みを行い、震災復旧復興期を生きる子どもたちの心のケアを行うことを目的とし、第3期助成を継続する形で活動を実施した。
▼豪雨水害からの地域復旧作業
対象:奥能登豪雨で浸水被害をうけた河井町祇園西地区の住民、家屋
実施回数:計26回
対象人数:4世帯、1事業所
奥能登豪雨災害により祇園地区の多くの家屋は「半壊・全壊」判定を受ける甚大な被害を受けた。公的支援は人命救助・ライフライン復旧を優先せざるを得なく、民間ボランティアでの復旧作業を余儀なくされたが、水害復旧は早期対応が重要であるにも関わらず県ボランティアの配置に時間がかかってしまう課題があった。そのため、NPO法人じっくらあとにて祇園西地区へのボランティア派遣を受け入れ、作業を必要としている世帯に繋げる小規模ボランティアセンターの役割を果たした。また、水害対応のノウハウがなかったため、災害支援団体や専門家とつながり作業方針を立案し地域住民に周知した。加えて公的な水害支援制度が複雑であったこともあり、近隣住民と申請する制度を相談したり、説明会に同行し遠地に住むご家族とのコミュニケーションも行った。
活動日数 45日
支援対象者実人数 200人
支援対象者延べ人数 924人
参加ボランティア実人数 212人
参加ボランティア延べ人数 227人
本助成金による活動の成果
▼市内小・中・高校への「出張ラボ」「交流相談」・10代の居場所「わじまティーンラボ」での「交流相談」
第3期助成では、相談の場を開くという形ではなく、出張ラボという形をとることで、子どもたちが楽しいと感じられる空間にさりげなく地域のケアワーカーが入り込むことが可能となり、子どもたちへのアウトリーチが広がる効果や子供に関わるケアワーカー同士が場を共有する効果が示唆されたが、
今回第6期助成で継続的に活動できたことで、より学校側や生徒自身の出張ラボの認知が広がったことにより、個別相談や個別対応へ繋ぐことができた事例が増加した。
不登校傾向になっている小学生が出張ラボの時間に合わせて登校できた事例や、協力機関であるクリニックの診療に繋げた事例もあった。
相談を開くといく形ではなく、子どもたちが楽しいと感じられる空間にさりげなく地域のケアワーカーが入り込むことで、子どもたちへのアウトリーチを広げることができ、その中から個別の相談につなげることができる効果を感じた。
▼豪雨水害からの地域復旧作業
4世帯1事業所の泥の除去、消毒作業を実施した。
家主では対応困難な床下の泥除去・洗浄を完了(1世帯)、専門家を繋ぎ現実的な復旧プランを提案、それに基づき床下、壁の泥除去・消毒を実施した。
居住機能の回復修繕を工務店に引き継ぎ復旧を完了(1世帯)、災害ゴミの運搬(1世帯)、泥除去・消毒の実施した。
遠地在住のご家族とコミュニケーションをとり支援制度の説明や対応方針を相談した。その後修繕を行う工務店の紹介、継続したコミュニケーションを行った。(1世帯)
地域の医療機関の泥除去・消毒の実施、早期事業再開に向けた復旧プランの提案した。(1事業所)
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
▼市内小・中・高校への「出張ラボ」「交流相談」・10代の居場所「わじまティーンラボ」での「交流相談」第3期・第6期を通して、災害復興期を生きる子どもたち・学校を地域で応援する取り組みとして、子どもたちへのアウトリーチが広がる、子どもたちを多様な視座で捉えられる、個別支援が必要なケースの連携などの効果が示唆されたが、活動する中で見えてきた課題は、今後地域の中の子どもに関わる関係機関との連携をどのように継続していくかである。各所属機関に属しながら、出張ラボという場を共有するための、連携の仕組みづくりが必要である。また、地域全体として、丁寧な個別支援が行えるように研修などの学ぶ機会も必要と考えている。第3期、第6期のこれらの課題を踏まえて、2025年度に採択された「赤い羽根福祉基金」においては、学校内外のケアワーカーが行う出張校内カフェという取り組みを継続しながら、関係機関との相互理解・連携を深めていく定期的な機会を持つこと、子どもたちの育ちと学びの応援に地域全体が参加できるよう、子ども支援の研修や他地域の取り組みを学ぶ機会を作っていきたいと考えている。
▼豪雨水害からの地域復旧作業早期の泥除去・消毒は完了することができたが、二重被災により工務店が繁忙しており修繕工事の完了まで長期化する見通しとなった。それにより生活再建にも時間がかることで住民の心のケアに課題が残ると感じている。被災した住民とのコミュニケーションを継続し、地域の地縁をつなぐ取り組みを行えればと考えている。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://drive.google.com/file/d/1Y4k0KbOsKVbU7FFy82x1zK0yfF6grtk1/view?usp=drive_link
寄付してくれた人へのメッセージ
皆様の温かい応援により、能登半島地震・奥能登豪雨により甚大な被害を受けた地域で生きる子どもたち・学校を応援する私たちの活動を行うことができました。ありがとうございました。