能登半島地震 石川県における支援活動

団体名 一般社団法人四番隊

都道府県 千葉県

助成額 2,800,000円

活動開始日 2025/2/1

活動終了日 2025/3/31

助成金で行った活動の概要
一般社団法人四番隊は、平日は会社員として働きながら、週末に被災地で災害支援活動に取り組む非営利の技術系ボランティア団体で、派遣職員1名を現地に常駐させ、被災地支援活動として、倒壊したブロック塀や玄関屋根の撤去作業を行い、家財整理や仮設住宅の整備(滑り止め設置・浴室カビ対策)にも取り組みました。
また、雪害対策として除雪作業や、被災家屋や仮設住宅では、不要家財や被災ゴミの回収・仕分け・搬出、金属棚や蔵の解体、仏壇の搬出・移動など、幅広い片付け作業を実施しました。
濡れたキッチン壁の修復や水回り設備の復旧、リサイクル家電処分にも対応。
被災者向けイベント(豆まき・餅つき交流会、鍼灸マッサージ)も開催し、地域交流の促進に寄与しました。
さらに、解体予定家屋の現地調査や、荷物の引越しサポート、倉庫内の整理、情報共有会議への出席など、支援活動を多面的に展開しました。
これらの作業により、被災者が安心して生活を再開できる環境づくり、安全性を確保しながら、地域ボランティアが自主的に活動できる環境を整えました。
心のケアとコミュニティ支援として長期化する避難生活の中で、心のケアを目的としたイベントも企画・運営しました。被災者向けのサロン活動として鍼灸マッサージサロンを開催。これにより、被災者がリラックスできる時間を提供するとともに、コミュニティのつながりづくりを支援しました。
また、ニーズ調査では、高齢化の進む地域で「元の生活に戻るのは難しい」という声が多く聞かれ、震災が地域社会に与えた課題が浮き彫りになりました。これらの声を受け止めつつ、被災地の復興と生活環境の改善を目指して活動しました。

活動日数 59日

支援対象者実人数 50人

支援対象者延べ人数 200人

参加ボランティア実人数 22人

参加ボランティア延べ人数 148人

本助成金による活動の成果
被災地支援活動として、倒壊したブロック塀や玄関屋根の撤去作業を実施しました。これにより、地域住民の安全確保と生活再建の第一歩を支えることができました。また、仮設住宅においては、滑り止めの設置や浴室のカビ対策といった生活環境の改善にも取り組み、被災者の方々が少しでも安心して暮らせるよう支援しました。
積雪が多く、二次災害を防ぐため、被災家屋の除雪作業を積極的に実施、雪害による家屋へのさらなる被害や、地域インフラへの影響を未然に防ぐ重要な活動となりました。併せて、家財整理や不要家財・被災ゴミの回収・搬出、金属棚や蔵の解体、仏壇の搬出・移動といった多岐にわたる作業を実施し、被災者の生活再建をサポートしました。
さらに、濡れて剥がれたキッチン壁の復旧、給湯器の取り外し、リサイクル家電の処分など、常駐メンバーの専門職を生かし、住宅機能の回復にも貢献しました。住宅内部だけでなく、蔵や倉庫、納屋といった附帯施設の片付けも行い、生活圏全体の環境改善に取り組みました。仮設住宅からの引越し支援、倉庫や納屋の片付け、解体予定家屋の現地調査・打ち合わせにも対応し、支援の幅をさらに広げました。
また、被災者向けの交流イベントとして、豆まきや餅つき大会、鍼灸マッサージなどを開催しました。こうした催しを通じて、地域コミュニティのつながりを取り戻すとともに、被災者の心のケアにも力を注ぎました。交流の場を設けることで、孤立感を防ぎ、前向きな気持ちを育む一助となることを目指しました。
さらに今回は、被災された方々に対して身体的および精神的ケアを提供するため、鍼灸マッサージ施術も実施しました。鍼灸師の小向沙里氏をお招きし、はり・お灸・マッサージによる施術を行いました。施術は1人あたり約20分程度で、施術前には丁寧なカウンセリングを実施。被災者の身体の状態や日常生活での困りごとについてヒアリングを行い、それぞれの状況に合わせた施術を行いました。
施術の場は、単なる身体的なケアにとどまらず、施術師とのコミュニケーションを通して、心の内を吐き出し、少しでも気持ちが軽くなるような時間を提供することを目指しました。今後も継続して現場作業とサロン活動を実施し、被災地の復興を着実に後押ししていきたいと考えています。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
度重なる災害により、被災された方々の心の負担が大きくなっています。特に、避難生活の長期化や生活再建の困難さから、精神的な疲労や不安が蓄積されており、心のケアがこれまで以上に重要となっています。サロン活動として、鍼灸マッサージによる心身のケアにも取り組み、当初は、慰安を目的とした穏やかな支援を想定しておりましたが、実際に施術を行う中で、想像以上に深刻な体調不良や痛みを抱えている方々が多いことに気づかされました。十分な医療を受けられず、長引く避難生活の中で、身体も心も疲弊している現実を改めて痛感しています。一方で、支援活動の長期化に伴う資金難も深刻な課題です。発災直後には広がった支援の輪も、時間の経過とともに寄付や助成金が減少し、多くの団体が資金不足によりやむを得ず活動を終了しています。私たち自身も資金繰りに苦慮しており、安定した活動継続のためには、新たな資金調達の仕組み作りが急務です。企業への支援依頼を続けるとともに、クラウドファンディングや一般寄付の仕組みも取り入れ、継続的な支援を得られる基盤を整備していきます。さらに、発災から時間が経過する中で、ボランティア参加者の減少も大きな課題となっています。災害直後には多くの方が支援に駆けつけてくださいましたが、関心の低下とともに人手不足が進み、現場では支援活動が滞る場面も見られます。今後は地域住民による積極的な参画を促し、長期的に活動できる人材を育成するための研修制度の充実にも取り組みます。また、SNSや広報活動を強化し、支援の必要性を発信し続けることで、新たな担い手を確保する努力を続けていきます。こうした課題に一つひとつ向き合いながら、私たちは被災地の復興を支え続けるため、地道に歩みを進めてまいります。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://yonbantai.com/
https://www.facebook.com/profile.php?id=100084936543536



寄付してくれた人へのメッセージ
このたびのご支援に、心より御礼申し上げます。皆様から寄せられた温かな想いに支えられ、私たちは支援活動を続けることができました。心より感謝申し上げます。被災地では、今もなお復興への道のりが続いています。しかし、活動の長期化に伴い、資金不足のため、やむを得ず活動を中断・終了する団体が後を絶たない現状があります。その中にあって、私たちが今日まで歩みを止めずにいられたのは、皆様から寄せられたご支援の賜物にほかなりません。
被災地では、復興に向けた取り組みが続いていますが、その道のりは決して平坦ではありません。生活の再建や地域の復興に向けて努力を重ねる中で、不安や困難に直面することもあります。そうした状況の中、皆様からのご寄付やご支援は、家屋の修復や生活の立て直しを後押しし、被災者の皆様にとって大きな励みとなっています。
今回の助成金は、被災地で特に支援を必要とする高齢者の方々や復興活動に携わる方々のために活用されています。例えば、片付けや修復作業が思うように進まず、避難所での生活を続けざるを得ない方々に対して、ボランティア派遣や支援制度の充実が求められています。また、地域全体の高齢化が進む中で、復興の遅れを少しでも解消するため、皆様のご支援が貴重な資金となっています。
被災地では、能登半島地震や奥能登豪雨といった度重なる災害により、被災者の方々の精神的な負担も非常に大きくなっています。メンタル面の疲弊が深刻化する中で、私たちは物理的な支援だけでなく、心のケアにも力を入れていく所存です。
最後になりますが、皆様の温かいご支援に重ねて感謝申し上げます。被災地が完全に復興し、笑顔が戻るその日まで、共に支え合いながら歩んでまいりたいと思います。今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。