都道府県 長野県
助成額 1,180,000円
活動開始日 2024/10/10
活動終了日 2024/12/2
助成金で行った活動の概要
令和6年1月10日から重機とダンプを持ち込み、第一次活動・第二次活動として延べ84日間活動してまいりました。同年9月に発生した「奥能登豪雨災害」により甚大な被害を受けた輪島市の状況を鑑み、少しでもお役に立てればと、10月10日から12月2日までの52日間、「能登半島地震・洪水災害における第三次重機ボランティア活動」を実施いたしました。
今回の活動では、以下の14件の案件に取り組みました。
【輪島市内】
・敷地廃土作業:7件
・洪水被害家屋の壁床撤去作業:3件
・畳運送作業:1件
【氷見市内】
・倒壊物の撤去搬出:1件
・工作作業:1件
【宝達志水町内】
・倒壊物の撤去搬出:1件
これらの活動は、地震や豪雨で被害を受けた家屋の復旧、生活環境の改善を目的として行われました。
【活動内容の具体例】
敷地廃土作業:地震で崩れた土砂や、洪水で流れ込んだ泥などを取り除く作業です。
洪水被害家屋の壁床撤去作業:浸水した家屋の壁や床を撤去し、泥や汚水を取り除くための準備作業です。
畳運送作業:七尾市で解体する家屋から使える畳を運び出し、輪島市の浸水家屋に畳を運び込む作業です。
倒壊物の撤去搬出:地震で倒壊したブロック塀を解体・搬出する作業です。
工作作業:家屋の応急処置や、生活に必要な物資を作成する作業です。
活動日数 52日
支援対象者実人数 30人
支援対象者延べ人数 70人
参加ボランティア実人数 8人
参加ボランティア延べ人数 75人
本助成金による活動の成果
輪島市街地は鳳至川と河原田川の合流地点付近に位置し、多くの家屋1階部分が浸水しました。流れ込んだ大量の泥を搬出する作業は、壁内や床下に入り込んだ泥を搬出するために壁や床を剥がす必要があり、多くの時間と手間を要しました。
地震により解体され更地となっていた場所に大量の泥が流入した状況も多く見受けられました。被災者様は各々の敷地や建物の廃土作業を進めておられますが、自宅が綺麗になっても近隣に泥の山が残っている状況では、復興への意欲を維持することは困難です。「地域全体が着実に綺麗になることが復興への推進力となる」と考え、市街地の更地からの土砂泥搬出に取り組み、地域の環境改善に努めました。当初は大量の汚泥により悪臭がありましたが、敷地を覆っていた泥を取り除くことで徐々に軽減されました。
同じ輪島市でも三井地区は、古来から「田畑は日当たりの良い場所に、住まいは山裾に」という里山地域特有の町づくりが行われてきました。そのため、地震・洪水による土砂災害で最も被害を受けるのは住宅という状況でした。裏山が崩れ、建物を押し倒している案件が多く、その復旧活動を行わせていただきました。
崩れた斜面から水が湧き上がり、不安定な地盤がさらに崩れたり、深い泥に重機が足を取られるなど、決して容易な作業ではありませんでしたが、多くの活動支援者様との協働により、担当案件を無事に完了させることができました。(いずれ公的な土木工事が行われる予定ですが、着工まで待てない状況であったため、建物を守るための緊急的な作業となりました。)
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
残念ながら、能登半島地震・豪雨災害に対する風化が顕著に現れています。被災地では、いまだ家屋内部の泥や敷地内の瓦礫搬出が完了していない箇所が多く、支援を必要とされている方が多くいらっしゃいます。今後も継続的な活動を目指し、第四次活動計画を検討しております。しかし、能登半島の奥能登地域は特に被害が甚大であり、活動拠点の確保や燃料、滞在物資の補給が容易ではありません。そのため、移動費と時間の節約のため、ダンプカーなどの車両内で宿泊しながら長期活動を行ってきましたが、今後はテントなどによるベース設営も検討しております。思うように進まない現場状況に焦燥感を覚えることもありますが、何よりも大切なのはやはり「継続」であると感じています。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://device.sound-st.com/
寄付してくれた人へのメッセージ
絶望的な状況にある時、何よりも不安になるのは「見捨てられた感覚」ではないでしょうか?。
当方が用いるダンプ重機等資機材に関して、被災者様から「あなた方はこう言うお仕事なん?この機械(お金掛かるだろうに)どうされとるん?」といったご質問をいただくことがあります。そのような場面では必ず、「ボラサポにご寄付くださった皆様のお陰で活動できています。多くの方々が応援してくださっています!」とお伝えしてきました。すると、「本当にありがとう…」と涙ぐまれる被災者様も多くいらっしゃいました。
長期的な支援が必要となっている今、「決して見捨てられていない。日本中から手が差し伸べられている」ということをお伝えすることが、何よりも大切だと感じています。
皆様からの多大なるご支援、そしてご寄付により、当団体は活動を続けることが出来ました。能登の復興を支えてくださり、心より感謝申し上げます。ありがとうございます。