都道府県 石川県
助成額 2,362,732円
活動開始日 2024/11/1
活動終了日 2025/3/31
助成金で行った活動の概要
発災直後から順次追加して行っていた「みんなの保健室」、「みんなの遊び場」、「みんなの学び場」での支援活動を2025年3月まで継続して行わせて頂きました。
それぞれの内容は下記の通りです。
〔みんなの保健室〕
これまでも被災地では、せっかく命が助かっても、その後の避難生活のストレスから命を落とす方がいると聞き、少しでも防止できればと、発災後すぐにオンラインでのカウンセリングや傾聴を行うボランティアを準備したり、マッサージなどのヒーリングを提供する場を作ったりしていました。その後も専門家による健康相談や、子育て相談も追加し、「みんなの保健室」として活動を継続しています。ご支援のおかげで、安心してご相談頂ける個室のスペースも設置することができ、よりご利用頂きやすくなりました。
〔みんなの遊び場〕
震災で子ども達が遊び場を失い、避難所などで肩身の狭い思いをしているということ、またそのせいで、たくさんの保護者の方々がお困りのだと言う声を聞いて、2024年2月4日から、七尾駅前パトリア3階に「みんなの遊び場」として、子ども達がのびのびと遊べる場所を作りました。多くの支援者様、支援団体様、支援企業様のおかげで、だんだんとより快適な場所となり、おもちゃも充実してきて、多くのお子様連れの方々にご利用頂けるようになりました。同じ階のテナント様からの騒音に対するクレームを解決するため、9月に1階に移転してからも、3月末に撤退するまで、多くのお子様にご利用頂きました。
〔みんなの学び場〕
震災後、避難所や仮設住宅などでの生活となり、快適に学習できる場所を失った学生達のために、パトリア三階に、学習机と椅子を整備しました。また、学習スペースの隣には、休息の際などに、視野を広げて貰おうと、様々な分野の興味を持って頂けそうな本をご寄付頂き、それらを並べた図書コーナーを設置し、ゆったりと読書を楽しめる空間を作りました。
活動日数 151日
支援対象者実人数 519人
支援対象者延べ人数 9,733人
参加ボランティア実人数 20人
参加ボランティア延べ人数 93人
本助成金による活動の成果
〔みんなの遊び場〕
たくさんの子育て世帯の方にご利用いただきました。
平日には、小さいお子様連れのお母さんや、孫もりをされている方も多く、これまで遊びに行く場所がなくて困っていたので助かるという声をよく聞かせていただきました。また、土日には、ご家族みなさんでご利用の方も多く、遊んでいる子どもさんを見守りながら、くつろいでいる親御さんたちの姿も見られました。メッセージを書いて壁に貼れるようにして、子育て世帯の方のご意見を伺いました。下記のようなお声をいただきました。
・子どもを遊ばせてゆっくり買い物ができるので助かっている。
・有料でも良いので走り回って遊べる本格的な施設が欲しい。
・雨の日に伸び伸びと遊べる室内遊び場が少ない。
これらを自治体の方に届けて、本格的な遊び場設置の必要性を訴える等、できる事を引き続き考えていきます。
〔みんなの学び場〕
これまで、暑さ寒さをしのいで学習する場所が少なく、困っている学生が多いと聞いていました。設置後は、毎日たくさんの学生さんや、市民の方にご利用いただけています。オンラインのアンケートでは、学生さんからは、図書館が閉まる18時以降に静かに自習できるスペースがないので、この場所を今後も残して欲しいと言う意見を複数頂きました。又、保護者の方からも、これまで寒い廊下で勉強していた子ども達に、快適な学習環境を整えてくれてありがたい、今後も継続して欲しいというご意見を頂きました。役立てて頂けているので、引き続き継続していく予定です。
〔みんなの保健室〕
災害直後から、能登の方は我慢強くて、周りを気遣って辛いのに大丈夫と言ったり、他人を優先して支援を断ったりする方が多いと感じたことから、長引くと精神的にもたなくなる方が多くなるのではと心配していました。
誰かに話をして、吐き出す事で、少しでも楽になってもらえればと思いましたが、実際、ご利用された方からは、
「問題が解決しなくても、話すだけで楽になると気付いた」という声をいただきました。
また、継続利用してくださる方も多くなり、「この支援がなかったら、今頃どうなっていたかわからない。本当に助けられた」という感謝のメッセージも頂けました。
こちらも、やってきてよかったと思っています。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
〔みんなの遊び場について〕今後の能登の復興において、子ども達の教育環境を整えることはかなり重要だと思います。特に幼少時には遊びを通して心や体を育てる場が必要であり、元々屋内の遊び場が少ないという課題のある七尾市では、多くの子育て世帯が他の自治体にあるような、おもいっきり身体を使って遊べる施設を切望しているにもかかわらず、震災後1年以上経っても、行政による対応がなかった上に、震災により立ち消えになった大型の遊び場施設の代替案の提示すらされなかったことは、非常に残念でした。当活動で設置した遊び場についての継続の協力も得られず、助成終了後は、七尾市から撤退し、遊び場不足解消に積極的であった中能登町に移動することとなりました。撤退後、再開を望む声を多く頂いていることから、何か出来る方法がないか継続して考えていきたいと思います。〔みんなの学び場について〕学生の学習環境についてもまだまだ不足しているようで、アンケートでも、時々満席で使えないという声を頂きました。県立図書館並みとまではいかなくても、便利な駅前に学び場を増やして貰えたらと思います。幸い七尾には、金沢とかと違い、放課後遊びに行きたくなるような誘惑が少ないので、快適な学習環境さえあればば、学習に時間を当てる子の割合は多いと考えられます。いつか地元で活躍してくれる子ども達を育てるためにも、そこに投資すべきだと思います。みんなの学び場については、当面創生ななおさんの管理で継続ができることになったので、のとルネとしても快適な環境維持や利便性アップに協力していきます。〔みんなの保健室について〕気軽に継続利用して下さるようになり、この活動のおかげで助かったというお声を下さっている方々のためにも、助成終了後も、当面は当団体に寄せられた支援金を活用して、この活動を継続していきます。引き続き多くの方に活用して頂き、少しでも不安や悩みを解消して頂きたいとと思いますが、活動資金の調達が課題ではあるので、何かしら対応を考える必要があると思っています。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://noto-renaissance.net/patria-hokenshitsu/
https://noto-renaissance.net/asobiba/
寄付してくれた人へのメッセージ
この度は、ご支援頂きありがとうございました。能登半島地震後、避難所や仮設住宅などで、大きな声を出したり、走ったりすると周りの方から注意されてしまい、のびのびと遊べなくてストレスをためているお子さん達や、その様子を見て大変つらい思いをしている親御さん達の声を聞き、少しでも役に立てればと思い始めた「みんなの遊び場」でしたが、おかげさまでたくさんの方にご利用頂き、約1年2ヶ月継続することが出来ました。また、受験を直前に控えて、落ち着いて安心して学べる場所を失った学生さんのために設置した「みんなの学び場」も、放課後や休日に多くの学生さん達に継続して利用頂けていますし、学生さんご自身からの他、保護者の方からも快適な学習環境の提供に対して感謝の言葉も頂いております。さらに、震災直後から、せっかく助かった命が失われることのないようにと始めた傾聴ボランティアやカウンセリングを提供する「みんなの保健室」に関しても、気軽にご利用下さる方も増え、利用者の方からこの活動のおかげで救われたというメッセージも頂いており、改めて活動をご支援下さった皆様にも感謝申し上げる次第です。