能登半島地震被災地域における、被災者の復旧支援活動【継続活動】

団体名 特定非営利活動法人小さな一歩

都道府県 東京都

助成額 217,861円

活動開始日 2024/5/1

活動終了日 2024/8/31

助成金で行った活動の概要
第2回のボランティア・NPO活動サポート募金の短期助成事業で助成をいただいた活動の継続事業として、能登半島地震で被災した地域の各災害ボランティアセンターを通じた救援活動に従事させていただきました。ボランティアの申し込みは、前回に引き続き石川県の一般ボランティアの正規申込ルートである「石川県災害対策ボランティア本部様」を通じて行いました。活動地域は、穴水町・輪島市・七尾市・珠洲市などとし、現地において求められる救援ニーズに応じた活動を展開いたしました。
今回は5月1日~8月31日までの期間の救援活動について助成の申請をさせていただき、実施した救援活動の内容は、自力での復旧が難しい高齢者宅での活動を中心として、
①被災家屋や公費解体が決まったお宅における家財道具等の仕分け・搬出(大型家電・大型家具類の解体運搬作業等含む)
②地震で倒壊したブロック塀・石垣・駐車場の解体と撤去
③倒壊した木造の小屋の解体と撤去・搬出
④輪島塗工房における復旧・事業再開支援(産業の復旧支援)
⑤集積場における災害ゴミの仕分け・運搬作業
⑥トラックを活用した各種災害ゴミ等の集積場への運搬など
を実施しました。
活動の際には電動カッター・サンダー・電動丸ノコ・ボルトクリッパー・両口ハンマーなどを事前に準備し、災害現場のニーズに柔軟に対応しながら作業を進めることを心掛けました。いずれの現場も炎天下の屋外作業であったり、エアコンが効ない蒸し暑い屋内空間での作業であり、特に夏本番である8月の珠洲市での活動時には「熱中症対策」に配慮して活動を進めました。
8月の活動時には、福祉従事者を中心としながら、熊本地震発生時にも現地にいき活動に従事している看護師にも同行いただき、熱中症対策に関する具体的な助言を受けながら活動を行い、最終的に熱中症ゼロにて無事活動を終えることができました。また、8月24日の活動時は、直前の天気予報で雨予報がでてしまっていたため、急遽100円ショップで販売している使い捨てカッパ上下を用意しました。

活動日数 12日

支援対象者実人数 16人

支援対象者延べ人数 20人

参加ボランティア実人数 35人

参加ボランティア延べ人数 70人

本助成金による活動の成果
5月1日以降、全6回、延べ70名のボランティアが現地入りして、能登半島各地の災害ボランティアセンターを通じた救援活動を行わせていただきました。うち、医療福祉系専門職の割合は80.0%であり、保育士・幼稚園教諭・介護福祉士・介護支援専門員・社会福祉士・精神保健福祉士・看護師など、様々な資格を持ったメンバーで活動を行いました。活動にあたっては、すべての物が、思い出のつまった大切な家財道具であるという認識のもとで丁寧に行うとともに、介護福祉士や介護支援専門員が、ご依頼主様の抱える、生活上の不安や健康面の不安なども適宜お話しをお聞きすることで、心のケアにも配慮した活動として実施し、いずれの現場においても復旧・復興に向けて一定の目途を立てることができました。
厳しい暑さ・高い湿度など、非常に過酷な状況下での作業の連続であったため、「熱中症ゼロ」を我々の最大の目標とし、日ごろから連携している看護師に事前に対応について助言を受けたほか、8月の活動時には実際に珠洲市まで看護師にも同行いただき、医療的な観点から熱中症対策のマネジメントを直接行っていただくとともに、本助成事業にて購入させていただいた熱中症対策用品を適宜活用することで、熱中症ゼロで活動を完了することができました。
また、各種電動工具など、機器類についても事故や怪我なく安全に活用することができ、一定の成果をあげることができました。家財道具の搬出時や倒壊した小屋などの解体の際、倒壊したブロック塀の解体撤去時などには、本助成事業で助成いただいた「電動カッター」が非常に有効に活用でき、迅速に作業を進められたことでご依頼主様からも大変感謝されました。「4ヶ月間解決できなかった困りごとが今回すべて解決でき、本当に感謝しております。また、仕事を持ちながら東京や埼玉など遠方から多くの方がかけつけて下さっていて、復旧の後押しをしてくれているということを知り、涙が出る思いです。本当にありがとうございました」「今まで気持ちも落ち込み、どこからどう手をつけてよいかわからず、何も手をつけられなかったけれど、今回こんなに綺麗になって本当によかった」「自宅での生活を正直諦めようと思っていたのですが、今回ご支援いただきここまで綺麗にしていただけたことで、もう一度頑張ろうという気持ちになれました」など感謝の声をたくさんいただきました。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
熱中症のリスクが非常に高い状況下での活動が多い状況でしたが、事前に看護師さんの助言をうけて準備を行ったり、8月の真夏には看護師さんに同行していただくなどして、安全に活動を遂行することができました。
しかし我々の主要活動メンバーの中に、現時点で医療職は少ないことから、今後は医療職との更なる連携も視野に入れ、より安全に・より適切な支援を行うことができるような基盤作りを模索していきたいと考えております。
また、活動に参画してくれている福祉専門職の中には、職場の福祉施設等で災害時のBCPの策定を担当しはじめるメンバーも増えてきており、災害現場での活動経験を、今後の各地域における援護を要する方々などへの防災・減災活動に具体的に活かしていく土台ができつつあると考えております。
被災地域の方々の生活再建を軸としながら、活動ボランティア自身の救援スキル向上、災害現場での知見の蓄積を通じて、日常生活やボランティア自身の福祉現場などでの減災活動に一層活かしていけるように取り組んでいきたいと考えています。
更に、今後も各種機器訓練の機会を作るなどして、より幅広いニーズに即応できるようスキルアップを図るとともに、“物心両面”で被災された方々の生活再建を後押ししていくことを目標として、必要なスキルアップ・必要な救援活動を推進してゆけたらと考えております。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.onelittlestep.org/
https://www.onelittlestep.org/blog



寄付してくれた人へのメッセージ
この度は「ボラサポ・令和6年能登半島地震」第4回短期助成事業において、助成金の決定をいただき誠にありがとうございました。日頃から中央共同募金会様の取り組みへの深いご理解と、ご支援をいただいている多くの企業や団体・個人の皆さまに、この場をお借りして心より御礼申し上げます。
当法人としましては、全国各地で発生する自然災害等に対して、引き続き仕事の休日等を活用して、被災された方々の状況に寄り添った救援活動を継続させていただき、微力ながら復旧・復興を後押ししてゆけたらと思っております。変わらぬご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。この度は誠にありがとうございました。