都道府県 神奈川県
助成額 2,980,000円
活動開始日 2024/4/1
活動終了日 2024/8/31
助成金で行った活動の概要
ボランティアバスによる大規模災害被災地支援の経験を持つ、かながわ災害ボランティアバスチーム(当団体)、神奈川災害ボランティアネットワーク、かながわ311ネットワークの3者協働により、能登半島地震被災地への計14便のボランティアバスを運行、うち6便を当団体が主催した。
催行にあたり、被災地でボランティアが安全に活動できるよう事前調査、調整を行い、神奈川から継続的に大人数のボランティアによる支援を届けることを目指した。
1.事前調査、バス手配等
・ボランティアバス運行に先駆け、当団体会員が実際に現地ボランティアセンターの活動に参加し、活動の内容や現地の状況を確認。その後、現地ボランティアセンターとの受け入れ調整。
バス手配にあたりバス会社との折衝、現地でのバスドライバーの宿泊場所の確保。活動後のボランティアの滞在場所の調査。
2.ボランティアの募集、参加者への事前研修会・説明会の開催
・協働する3団体のホームページ及びSNS(Facebook)上でボランティア活動参加者を募集、初めてのボランティアバス参加者には研修会にて必要な装備、活動における安全・健康管理、被災者とのコミュニケーションにおける留意点等を説明。その上で、参加者全員を対象とし、能登地震被災地で活動するにあたっての、被災した悪路での運転、被災家屋やその付近での活動等における注意点、被災地理解等に関する事前説明会を開催した。
3.ボランティアバス支援活動の実施
・スケジュールは、1日目夜に横浜の活動拠点に集合し、出発。車中にてスタッフやリーダーによる行程確認や注意事項等を説明。2日目の朝より現地ボランティアセンターの支援活動に参加し、夜に現地を出発。3日目早朝に横浜帰着し、解散。
・ボランティアバスによる支援活動の内容は下記の通り。
【活動日・参加人数】
①6月21~23日 22名
②6月28~30日 21名
③7月5~7日 21名
④7月12~14日 19名
⑤7月26~28日 16名
⑥8月9~11日 22名
※いずれも石川県羽咋郡志賀町にて活動
【活動内容】
被災した家屋からの家具、家財等の搬出、移動、分別、軽トラックによる災害廃棄物仮置き場への運搬等。技術系団体との協力により、半壊以上の家屋での作業。1日あたり1~5軒の家屋で活動。
活動日数 153日
支援対象者実人数 70人
支援対象者延べ人数 70人
参加ボランティア実人数 84人
参加ボランティア延べ人数 121人
本助成金による活動の成果
・協働3団体が各団体の得意とする分野を活かし、協力し合うことができた。
当団体は過去10年以上にわたるボランティアバスによる被災地支援の経験を活かし、現地調査、バス手配、バスドライバー宿泊場所の手配、参加者への事前研修会・説明会の実施、ボランティアスタッフ(バスによる移動、現地活動における参加者のリーダー)等を主に担当した。
・災害ボランティア経験者、希望者の多い神奈川、首都圏から、計6便のボランティアバスにより、延べ121名のボランティアが現地での支援活動に参加した。計6回の活動日で20軒以上の被災家屋の支援を通して、住人など被災者の方々に寄り添うことができた。また、技術系ボランティアなどの専門ボランティアと連携、災害廃棄物の搬出、軽トラックによる運搬等、人手が必要な作業に貢献できた。
・これまで長く住まわれた家や地域での生活を断念される方も多い中、家や地域での生活を続けられる、または避難先から戻られる方への支援も行うことができた。
・活動を通して、被災家屋の住人など被災者の方々から、発災時の様子やその後の生活状況などを聞かせていただく機会があり、ボランティア参加者が被災地から防災・減災の大切さを学ぶことができた。
・ボランティアスタッフによる行程及び活動管理と、リーダーによる現地活動のサポート、事前の研修会、説明会を受講したボランティア一人ひとりの高い安全意識と自己管理により、被災した悪路での運転や暑い日々が続く中ではあったが、事故や怪我なく全員無事に活動を終えることができた。
・神奈川県民他多くの参加者が被災地支援に関心を持ち。今回をきっかけに、今後も支援活動の輪を広げていくとともに、県内の防災・減災への取り組みに働きかけていきたい。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
・現行のボランティアバスの行程による支援活動の限界として、費用の面から活動が1日のみとなる、バスドライバーの宿泊施設やバスドライバーの休憩時間を考慮した活動後のボランティアの滞在場所といった諸条件のクリアが必要となり、活動に行ける場所が限られるといった点がある。
・被災地の復旧復興にはまだ時間がかかると思われる。過疎化が進み、活動の手が不足する被災地域に対して、今後も多くの支援の手を届けることができるよう、現地ボランティアセンターや関係団体と情報共有を深め、継続的な支援活動を実施していきたい。
・災害ボランティア活動を通して被災地から学んだ経験を、近い将来起こり得る災害に活かすため、ボランティアのネットワークづくりを強化し、神奈川県内で実施する防災訓練等の取り組みへの参加を促すなど情報提供を行うことで、防災意識の向上と災害時に活動できる担い手の育成に繋げていくことを目指している。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://kanagawavolunteerbus.jimdofree.com/
https://www.facebook.com/kanagawavolunteerbus/?locale=ja_JP
寄付してくれた人へのメッセージ
支援事業へのご支援として、皆様よりあたたかいご寄付により、令和6年能登半島地震被災地支援ボランティアバス事業を実施することができました。心より御礼申し上げます。
大規模災害発生時に、ボランティア人口の多い神奈川・首都圏から被災地へ、継続的に支援に駆け付ける取り組みとして、ボランティアバスによる支援活動を実施しております。
神奈川から能登半島は、出発地の横浜駅から志賀町まで片道約500km近い距離があるため、皆様のご寄付により、活動資金の中で最も大きくかつ必要な費用であるバスの借り上げ確保が可能になり、神奈川、首都圏からの数多くのボランティア経験者・希望者が、支援を必要とされている被災地の方々へ、直接現地に赴き、ご寄付をいただいた皆様のお気持ちとあわせての支援をお届けすることができました。
一人ひとりが災害時に備える意識づくりと実践から学ぶ貴重な機会となりました。
被災地の方々に寄り添いながら、求められる支援を継続してまいります。これからも皆様からのご支援・ご協力をいただけますよう、よろしくお願いいたします。