能登半島地震における被災者の支援活動

団体名 のとささえーる

都道府県 石川県

助成額 2,240,654円

活動開始日 2024/7/1

活動終了日 2024/9/30

助成金で行った活動の概要
①ご家族への相談活動や被災施設へ支援活動
行政から支援金や今後の住まいについての案内などが届くが、障害者には理解が難しく、当事者、その人に関わる支援者からの相談、問い合わせが寄せられ、34件対応した。仮設住宅やみなし仮設での生活が難しい障害者の受け入れについての相談に対応した。12件対応した。
②被災地から移住した障害者の孤立化防止のための訪問活動
ハートの家を拠点とし、つながりのあるグループホーム、就労支援事業所、訪問介護事業所、訪問看護事業所などと連携し、障害者の孤立化防止のための訪問活動をつづけた。
③必要な物資を避難所や仮設住宅、在宅被災者へ提供
グループホームハートの家を中継拠点とし、今必要な物資の提供を呼びかけ、全国よりたくさんの支援物資届けられ、連携団体の協力の元、珠洲市、輪島市、七尾市などの被災地へ届けられた。また、シビックフォース、グッドリンクスさまからも支援物資提供をいただいた。協力団体:BIG UP石巻、BIG UP大阪ほか。
④全国からの支援者の中継拠点として、休憩所、宿泊所を提供
長期の被災地の滞在は精神的にも肉体的にもかなりの負担になるため、ボランティアが被災地を離れ休息するため活用されている。
⑤自殺、孤立化防止のため、珠洲市仮設住宅訪問
毎月1回~2回、珠洲市仮設住宅訪問。ハンドマッサージや理学療法士による整体など仮設住宅で実施。珠洲社協や珠洲市社協、珠洲ふれ愛センター、社会福祉法人すず椿と連携をとり、実際に仮設住宅でイベント開催をすることで話しやすい人間関係づくり、情報共有をしながら支援体制を整えてきた。無償ボランティアを受け入れて活動。様々な分野に特化したボランティアメンバーで実施できた。また専門職チームに在籍している障害者専門歯科医による高齢者に向けての歯科相談なども好評だった。
⑥石川県内の被災状況や要支援情報の現状と課題を石川県民の視点で情報発信
InstagramやFacebook等で活動報告を行う。SNSを見て支援の輪が広がり、またボランティアに参加したい!という方もおり、情報発信の影響の大きさを実感している。日々必要な物資は変化してくるが、情報発信により全国から物資が送られてきた。

活動日数 12日

支援対象者実人数 51人

支援対象者延べ人数 306人

参加ボランティア実人数 9人

参加ボランティア延べ人数 54人

本助成金による活動の成果
 交流のある珠洲市の社会福祉法人すず椿にニーズ調査に出向き、必要な支援について聞き取りをしながら活動を実施、物資や精神面含め、ニーズにあわせた取り組みをさせてもらいました。訪問活動は、毎回、仮設住宅の方は楽しみにしてくれ、お友達を誘い、ハンドマッサージを受けながら、日ごろの困りごとや世間話をしてくださいます。理学療法士の整体も好評で体がほぐれると心もほぐれていくことを実感します。
 支援のニーズや必要物資の把握もでき、各団体に情報提供しています。孤立化を防ぐ取り組む活動の必要性を感じています。
 毎月の訪問に協力してくれる石川県の企業も増えつつあり、支援の輪が広がっています。今後も長期的に草の根で支援を続けていき、関係各所につなげる役割をになっていければと思います。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
 現在、定期的に1か所の仮設住宅へ訪問していますが、他の仮設住宅への訪問の要望があります。それだけ、定期的な訪問による物資だけではなく、こころのケアが必要であることを実感しています。仮設住宅には今なお多くの被災者が入居していますが、希望が叶わずかつて居住していた地域の人とは異なる団地に入居せざるを得なかった人もいます。 これまでとは全く違う環境で新たに人間関係を構築することへの戸惑いやストレスから、家にこもりがちな人もいます。支援側も人手不足の状態が続き、細やかなケアが難しい中、災害関連死という形ですでに仮設住宅での孤独死事案が発生し、早急な対応が求められている現状の中で、今後、仮設住宅への訪問を広げながら、ボランティアの人数を広げ、どのように継続していくかが課題です。 また、メディアの注目も減りつつある今、現地の状況、様子、また活動における情報発信が重要だと感じています。ようやく1年経ちますが、まだまだ復興には程遠いので、風化させないためにも、どのような形で情報発信し、広く、現地の様子や活動のことを知ってもらえるかも課題です。 仮設住宅訪問で行った障害者専門歯科医による高齢者に向けての歯科相談においても、歯科の治療における現状が見えてきました。今後、どのように継続・展開していくのかニーズ調査をしながら取り組んでいきます。 生活再建のフェーズに入り、移り変わるニーズに応じた支援を、地元行政や社会福祉協議会、企業、支援団体などと連携しながら進めていくことが、地域復興の軸となります。連携の部分においても課題はありますが、障害者を含めた被災者の孤立化防止に取り組み、日常生活に他者のサポートが必要な人がいれば専門機関につなぐなど、安心して暮らせるよう見守っていきたいと考えています。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.instagram.com/noto.support/?hl=ja



寄付してくれた人へのメッセージ
 皆様の善意に心から感謝申し上げます。
毎回、現地に行く度に、復興している様子も見えてきましたが、地震にくわえ、大雨による水害もあり、道のりはまだまだ程遠いと感じています。日々必要な支援は変化しております。被災地、連携団体と密に情報交換を行いながら、被災者の皆様のニーズに応えられるような支援をさせていただきます。
 特に障がい者支援については、被災地だけでは対応が難しいと考えられるので、金沢市を中継拠点として多様な支援体系を構築していく必要性を感じています。一人ひとりに寄り添い必要な支援が届けられるよう心を尽くしていきます。