都道府県 福島県
助成額 1,233,465円
活動開始日 2024/4/21
活動終了日 2024/12/11
助成金で行った活動の概要
2024年4月・6月・9-12月の6回に渡り、令和6年能登地震被災地各地を訪問。特に6月からは継続して七尾市田鶴浜、輪島市河原田・三井の3か所に絞って支援に入った。地域支援者や公民館・避難者コミュニティとの関係づくりを行い、仮設および避難所住民と在宅住民の地縁の繋がりを切らさないために、コミュニティセンターや公民館・集会所を活用して人が集い支え合う場づくりを行った。
活動日数 24日
支援対象者実人数 269人
支援対象者延べ人数 420人
参加ボランティア実人数 24人
参加ボランティア延べ人数 34人
本助成金による活動の成果
・七尾田鶴浜仮設での寄せ植えカフェでは、田鶴浜のほか近隣の仮設住民にもお誘いをしたとのことで、団地横断的に住民の交流の機会となった。
・河原田公民館避難所では、仮設住民と9月水害避難者住民が互いに助け合い交流する場としてカフェが利用された。また住民の様子を見に来られた保健師さんや市職員の方々も住民と一緒にコーヒーを飲みながら様子を確認したり、館長と地域区長との打ち合わせの場としても利用していただいた。
・三井仮設集会所では、仮設住民に会いに在宅住民が訪ねてきてカフェで一緒にお茶を飲んだり、デイサービス送迎の介護職員が住民と一緒にお茶を飲むなど、地域の交流の場として利用していただけた。また郡山市と輪島市をオンラインで繋いで双方向クリスマスコンサートを開催し、画面を通じての交流もできた。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
特に輪島市河原田・三井はどちらも山間部僻地にあり、地震被災に加えて9月豪雨で集落壊滅の被災を受けた。どちらも公民館避難所を経て、地震被災者の仮設住宅は公民館に隣接して建設されているため、公民館がハブとなって地域の地縁が保たれ、避難者も地元での避難生活ができている。一方で、特に避難所を再開した公民館館長や職員の責任や心理的業務的負担がとても大きく、こうした地域の要となる支援者の支援が必要だと強く感じている。地域経常的にも、水害避難者向けの新たな仮設住宅や恒久的な災害公営住宅をまとまった敷地に建設することが可能なのか、それによっては辛うじて保たれている地縁が、今後避難所から仮設、仮設から災害公営住宅への移行フェーズに伴い分散される可能性が高いと懸念している。また現在の仮設住宅も、能登の厳しい冬を越えるには健康的な住宅とは言い難い。カフェには「居場所がない」と言ってくる方も多いが、普段は集会所は閉まったままで、住民が自由に交流できる場所がない。外のベンチで交流するには冬の寒さは厳しすぎ、結果的に部屋に籠る方が多くなり、最初の冬を越えるにあたっての住民の健康管理や孤立対策に大きな懸念を感じている。今後の取り組みとしては、継続的に両コミュニティを訪問し、住民および公民館と関係を築きながら、地縁があるうちに住民の願いをエンパワメントし、主体的に集会所を管理し交流の場を日常的に開いてゆけるように支援したい。その先にコミュニティの物理的分散が起きる状況になっても、住民同士の交流が継続できるように一緒に考えてゆきたい。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/yoriaicsworks
https://www.instagram.com/ccsw.fukushima/
寄付してくれた人へのメッセージ
皆様の暖かい志の思いとともに、能登での活動をさせていただきました。
福島から能登はとても遠いです。月にほんのわずかの日数しか活動できません。しかし、東日本大震災を経験し、今もなお現在進行形で避難が続いている福島にとって、能登の今とこれからは決して見て見ぬふりができない「わたくしごと」だと感じて支援を続けています。
この助成がなければ能登支援を続けることはできません。一緒に「わたくしごと」として寄付でご参加くださり、心から感謝いたします。ぜひこれからも、被災地に心を寄せていただけますと本当に感謝です。