こどもと女性目線で被災地にできるだけ早く日常を

団体名 一般社団法人こども女性ネット東海

都道府県 愛知県

助成額 2,680,000円

活動開始日 2024/1/10

活動終了日 2024/12/31

助成金で行った活動の概要
こどもと女性目線で、できるだけ早く日常を取り戻していただくために同じ避難所や仮設に継続的に訪問し、支援を行った。メンバーは8割が女性で、保健師、看護師、助産師、保育士、臨床心理士の資格があるものが3割である。1月からは避難所支援としては、七尾市矢田郷コミュニティセンター、能登島コミュニティセンター、禊地区コミュニティセンター、天神山小学校、輪島市凰至公民館、珠洲市蛸島小学校、蛸島保育園、飯田生涯学習センター、上戸保育園、日置公民館等の避難所へ、女性用・男性用ポーチセット、下着、上着、こども用の下着や衣類、掃除道具、衛生用品など、必要なときに必要な救援物資を届けた。被災者ひとりひとりの相談にのり安全だけでなく、安心な環境づくりに努めた。母乳がでにくいかたへの母乳ケア、夜泣きが止まらない赤ちゃんの親に対し楽な抱っこのしかた、発達の心配のあるこどもの親の相談にのったり、高齢者の話し相手なども行った。矢田郷コミュニティセンターでは、救援物資などを活用し、材料を買い足し、栄養バランスを考えた、被災者が選択できる炊き出しを行った。また避難所の衛生環境は重要であり、「土禁ちゃん大作戦」「バイバイ菌大作戦」等、お掃除のお手伝いや避難所の一斉清掃を行った。こども真ん中フェスティバルとして、「手形でつくるこいのぼり」「紙飛行機飛ばし大会、矢田郷まつりでは地元の被災者とともに「ミニ生け花教室、お抹茶教室、芝生人形づくり、アロマスプレーづくり、父の日プレゼントフォトフレームつくり、フリーザーパックピザづくり、ハンドマッサージ、似顔絵とメッセージカードづくり、健康相談等を行った。
 仮設支援としては、珠洲市上戸多目的広場仮設、輪島市大里団地仮設に継続的に支援にいった。せっかく避難所でできた、助け合いしたり、相談したり、何気ない会話ができるコミュニティがなくなる。また高齢者が多く生活環境を整えることも困難である。夏に向けて日よけシートの取り付けを行った。集会所などの施設を活用し、寄せ植え、手芸等のワークショップ等を行い、被災者の生きがいづくりや仕事づくりを行った。保健師、看護師による健康相談等も行った。

活動日数 70日

支援対象者実人数 800人

支援対象者延べ人数 14,000人

参加ボランティア実人数 140人

参加ボランティア延べ人数 170人

本助成金による活動の成果
女性が言葉にしにくい、ビデ、おりものシート、尿漏れパット、スキン用品などをポーチセットとして準備し、被災者一人ひとりとお話をしながらお渡しすることで、我慢していたこともお話をしていただけるようになった。避難所支援においては、継続して訪問することで、避難所運営をしてみえるかたとの信頼関係を築くことができた。こどもと女性目線の避難所運営についても、一過性の支援では、こちらが気づいたこともお話することは難しいですが、何度か訪問することで、こどもや女性に安心な環境づくりについての提案なども受け止めていただくことができた。
 仮設支援においては、輪島市では、道路が通行できず孤立していた地域の仮設にて、自治会長さんと相談しながら支援を継続的に行った。救援物資を届ける、もらうという関係でなく、一緒にワークショップを行ったり、炊き出しではなく、メンバーと一緒につくり、ともに食事をして、支援ありきでないように務めた。被災者のかたが、進んで活動をしていただけるようになった。
 珠洲市では、大規模な仮設に支援が集まるので、小規模な仮設に継続的にお伺いした。自治会長さんと相談し、被災者の中でワークショップ等のリーダーが誕生するように、進め方を工夫した。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
災害救援は男性の活動が多い。当法人はこども女性目線の被災地支援の活動ををおこなった。それは多様な人に配慮できる活動となる。そのために2023年1月より12月まで女性防災リーダー養成講座を行い人材養成を行ってきた。その修了生は日頃からこどもや女性、高齢者の分野で活動を行っている人であり、看護師・保健師・助産師・保育士・社会福祉士等の資格を有し、日頃から福祉サービスなどの提供をしている。被災者の皆様一人一人に寄り添いながら健康面、衛生面にも配慮し、安全だけでなく、できるだけ安心な環境をつくることができる。はじめての被災地支援のメンバーが多かったので、宿泊場所に戻った時には、メンバー一人ひとりと話をし、心的外傷後ストレス障害(PTSD)には気を配った。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://cwnt.jp/2024notohantouzishin_report/
https://www.facebook.com/cwnettokai/



寄付してくれた人へのメッセージ
災害発災後、安全だけでなく、できるだけ早く安心に日常を取り戻すことが、間接死も防ぎ、被災者のかたの気持ちを前向きにできると思います。そのためにも女性目線の活動は必要であり、本助成金のおかげで、はじめて被災地に支援にいく女性のボランティアの移動や宿泊の環境を整えることができました。また被災地のこどもは体育館は避難所、グランドには仮設が建設され、おもいっきり遊ぶことでできず我慢の毎日です。定期的に訪問することで信頼関係も築くことができました。私たちも息の長い活動を目指していますが、単独では継続的なファンドを確保することも難しくご支援ありがとうございました。