都道府県 石川県
助成額 1,610,000円
活動開始日 2024/5/18
活動終了日 2024/12/31
助成金で行った活動の概要
石川・能登未来知図では令和6年能登半島地震及び9月の豪雨災害の被災地において①災害復旧・復興の支援、②子供達の遊び場、高齢者等の引きこもり対策としての多様世代が楽しめるイベントの企画実行の2つの活動を主として行なった。
①災害復旧・復興支援
本団体は金沢大学の医療系学生が中心となって結成・運営する団体であるが、実際にはボランティアに関心のある学生らに広く参加を呼びかけることで非医療系学生も活動には多く参加していた。学生単独では安全管理などに限界があるので「災害支援NPOありんこ」や「復興応援隊」「(一社)TLAG」などの団体とともに活動を行うことで安全・危機管理を徹底するとともに復旧・復興支援のノウハウを蓄えた。活動内容としては「倒壊したブロック塀の撤去、家財道具の運だし、倒壊した家屋からの想い出の品レスキュー、倒れてしまったお墓の修復、祠の修復、浸水後の泥だし、床下に潜る」などを行なった。また、医療系学生らが主峰する団体であるからこそともに活動する協力団体には医療的観点からの安全確保の啓発を行なった。
②子供達の遊び場、高齢者等の引きこもり対策としての多様世代が楽しめるイベントの企画実行
医療を介した遊び場、交流の場を創出し、引き籠りやストレスケア、病院受診を勧めるべく「医学展in能登」を輪島・珠洲・七尾の3エリアで開催した。医学展は金沢大学医療系学生が主催するお祭りであり、毎年3000人以上が来場する人気のイベントである。今年は金沢大学医学展実行委員会の協力のもと、能登地区で初となる出張開催を行い多くの方にご来場いただいた。
活動日数 60日
支援対象者実人数 400人
支援対象者延べ人数 500人
参加ボランティア実人数 180人
参加ボランティア延べ人数 287人
本助成金による活動の成果
・災害復旧・復興支援活動による成果
石川・能登未来知図では2月より土日祝日、大学の長期休暇を活用して輪島市門前町を中心に前述の災害復旧活動を展開した。協力団体との共同で100件以上の社協案件を行うことはもとより、社協に申し込まずに自分たちだけで行われている家財道具の運び出しなどの突発的なお手伝い、他の学生ボラが担えないお墓の修復のようなノウハウの求められる活動、黒島地区の天領祭のような地域イベントの手伝いなど継続的に活動を行うからこそ地域の方との信頼関係ができ、頼られる存在となれたことが本助成を受けての活動の成果である。
・医学展in能登による成果
医学展in能登は3エリアで300名ほどの方がお越しになった。
来場者からは「外出するきっかけができた」(ご高齢の方)や「子どもたちが遊べる場ができてよかった」(子育て世代)、「普段は能登には大学生はいないからおはん市できて嬉しかった」(高校生)などの声が聞かれ、中には「若い人たちがたくさん能登に来てくれて嬉しい」と涙ながらに語る方もいらっしゃった。運営にあたった学生からは「能登の今を知れてよかった」「医療者として継続的に能登を応援したいと思うようになった」などの声が聞かれた。
・総括
石川・能登未来知図は医療系学生が中心となり、専攻を問わず意志ある学生を様々な協力団体との連携のもとに災害復旧・復興支援や居場所、交流の場作りなど、枠にとらわれず各々の専門性を活かしながら多様な活動を行なった。この事実は日本救急医学会や日本災害医学会などの学会にも能登半島地震に関する学生活動の事例として報告がなされている。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
・課題①2024年夏以降、ボランティアに参加する学生が減少している。その背景にある原因を探る必要がある。
・課題②活動継続のための人的、物的資源及び資金の確保・今後の取り組み「災害から命を守れる人材を育成(大阪万博にも登壇します)」「奥能登は日本の将来像」であり「未災地のための教科書」でもある。奥能登は自然災害に伴って起きうる事象のほぼ全てが発生した場所という識者もいる。日本のみならず世界中で災害が増えつつある今、「災害に強い、命守れる安心なまち」を作ることのできる「災害から命を守れる防災・減災・復興イニシアチブ人材」の需要は高まる。では、このような人材はどうすれば育成できるのだろうか?一つの方法として奥能登が「災害に強い、命守れる安心なまち」として復旧・復興することに主体的に関わることがある。本団体は大学や協力団体と連携して石川県の中高大学生及び社会人に課題解決の手法を各界で活躍する講師より講演いただいた上で能登を舞台に「災害から命を守るために何が必要か、どうすれば安心な能登を創れるのか」を考え、ビジネス化し社会実装し、能登若者が能登で活躍できる基盤を創出します。なお、本プロジェクトは6/28に大阪万博にて登壇・発表を行う。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://sites.google.com/view/ishikawa-noto-miraichizu/home
https://www.kanazawa-u.ac.jp/news/153763
寄付してくれた人へのメッセージ
みなさまの温かいご支援のおかげで石川・能登未来知図は活動を継続することができました。また、みなさまからご支援をいただけていることがハードな活動や地道な事務作業など様々な困難に直面した際にも励みとなりました。
石川・能登未来知図は引き続き奥能登の復旧・復興、災害から命を守れる人づくりに励んでまいります。引き続きご支援をお願いします。