能登半島地震による被災者支援事業

団体名 いわて結っこ盛岡

都道府県 岩手県

助成額 2,860,000円

活動開始日 2024/1/31

活動終了日 2024/12/31

助成金で行った活動の概要
東日本大震災の経験をふまえ、また同じ雪国として対応できることもあると考え1月末から輪島市に入らせていただきました。
東日本大震災時、せっかく命が助かっても災害関連死される方も多く、その背景について長期にわたり取り組む必要があると考えて活動してきました。災害地域では断水等により保清維持が困難となり、加えて衛生環境が低下することで感染症罹患や持病の悪化などのリスクがあがります。さらに生活範囲が限られることで日常生活動作(以下ADL)が低下してしまうことで健康を害し、関節可動域の縮小や巻き爪の発症や悪化、それにより更にADL低下や感染症罹患及び認知機能低下をきたしてしまい、住み慣れた地域を離れなければならなくなったり、コミュニティの維持困難となるケースが少なくありませんでした。今回能登に入らせていただき同じ状況が生じており、以下の活動を行うこととしました。
①一般ボランティアを受け入れる拠点づくりのサポート②避難生活をされている方への物資支援③フットケアによる健康維持増進及び傾聴支援④コミュニティ維持・形成支援の4本柱で活動を行ってきました。特に「フットケア」を介した取り組みを主軸に健康支援・ニーズの把握調査・コミュニティ維持形成支援を行っております。
9月の豪雨災害で当初予定していた支援内容と異なり発災後需要が高まる拠点支援や物資支援が、結果一年を通して続くようになるなど変更を伴う活動形態となりました。
【活動実施件数】
避難所及び集会所でのフットケア・健康相談等…12回
高齢者施設でのフットケア・足浴支援…6回
お茶会やイベント開催…4回
拠点支援・物資支援…26回
炊き出し支援…3回
のべ対象者数…1408人
参加ボランティアのべ人数…283人

活動日数 93日

支援対象者実人数 1,123人

支援対象者延べ人数 1,408人

参加ボランティア実人数 42人

参加ボランティア延べ人数 283人

本助成金による活動の成果
東日本大震災の経験を踏まえてフットケア・健康相談・コミュニティ支援に主軸を置いた支援を定期実施しました。フットケアは体の一部を介して健康状態の把握ができるほか足浴・タッチングによりヒーリング効果が得られます。また対面で実施するため自然と対話することができ、コミュニケーションがとれることで傾聴支援・グリーフケアに結びやすく、ニーズのリアルタイム把握も可能となります。また老若男女問わず支援が可能であるため、男女問わず参加しやすく相談に至るケースが少なくありませんでした。またフットケアを実施しながらお茶会やほかのイベントを開催することでコミュニティ維持・支援につなげやすく、定期開催することでニーズの定期集約が可能でした。今回9月に豪雨災害があったことで1月の震災より被害が酷くなる地域や再度避難生活を送らなければならない方々、被災しながらボランティアを受け入れなければならない方がた、現地で被災したボランティアなどがいらっしゃったため、情報が行きわたらず支援が多岐にわたる状況でした。実際各地に赴き活動することで「いま」「なにを必要としているのか」を把握し拠点や他団体と共有できたことはとても有益だったと感じています。
これらは東日本大震災の教訓・経験を活かすことができたと思います。
また、イベントや炊き出しの開催時は岩手や全国とつながっていることを実感していただけるように各地からの食材を使用するように意図的に取り組むことも行い好評を得ました。
【活動実施件数】
避難所及び集会所でのフットケア・健康相談等…12回 
高齢者施設でのフットケア・足浴支援…6回
お茶会やイベント開催…4回
拠点支援・物資支援…23回
炊き出し支援…3回
のべ対象者数…1408人
参加ボランティアのべ人数…283人

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
災害における心身への影響は時間が経過してから出現することも多く、過疎化がすすみ高齢単身世帯も増加しており現在の関りやヘルスケアに付随するサポートを今後も続けていく必要であると感じています。また地域に残った子どもが少ないため地域を越えて子ども同士が交流を持てる支援が今後より必要であると考えています。また、いまだに能登に足を踏み入れることやどのように応援したらいいのかわからない方も石川県内のみならず多くいらっしゃることも把握することができました。情報を可能な限りリアルタイムで発信し、ボラバスの運行や県外地域と能登をつなげ支援の輪を拡大できるような取り組みの拡大が必須と感じており今後取り組んでいく予定です。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.instagram.com/yuicco.morioka/
http://morioka.yuicco.com/



寄付してくれた人へのメッセージ
いつも被災地及び私どもの活動に心を寄せていただき誠にありがとうございます。全国からのご支援誠にありがとうございます。
東日本大震災や豪雨災害を経験し、そのたびに岩手県は全国からのあたたかい支援を受けてきました。そのことに感謝し、今回はその感謝を少しでもお返しできたらとの思いで活動を行ってきました。
災害は日本のどこでも起きる可能性があり超高齢化社会は日本全体が抱える問題でもあり、能登半島だけの問題ではありません。私たちができることは支援が途切れないように寄り添って活動を続けることと、能登と支援者や各地を繋げることと考えております。全国各地の支援者や地域を繋げることで支援を受ける側だけでなく広く防災対策となり今後起こりうる災害への支援につながっていくと思っております。
今後とも現地に寄り添い、みなさまに応援いただけるように精進してまいりたいと思います。ご支援ありがとうございました。